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1年生編
閑話2「終業式と冬休みの予定立て。」
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年内最後の登校日、空はすっかり冬色で、朝の空気はきりっと冷たい。
でも、どこかみんなの顔は明るい。だって今日は……終業式!
体育館には、制服の上にマフラーやコートを羽織った生徒たちがぞろぞろと集まっていた。
先生たちは寒そうに肩をすくめながらも、前の方で整列している。
「……なんか、体育館って冬だとやけに寒く感じない?」
「わかるー、床から冷気くるよね……あ、ゆいちゃん。これ膝かけ!」
りんが持ってきたブランケットを広げてくれて、ゆいは嬉しそうに笑った。
つかさは相変わらず凛として立っていて、ちょっとだけ息が白い。
式が始まり、校長先生がちょっと長めのお話を始める。
「冬は、静かに自分を見つめ直す季節です。皆さんも、休み中はぜひ——」
「……眠気との戦いの季節って意味でもあるよね……」
ぼそっとつぶやいたゆいに、つかさが軽くひじでつついた。
式のあとは、大掃除や通知表の配布など、冬休み前のあれこれが続く。
ホームルームでは黒田先生がぼやきながらも、ちゃんと話を締めてくれた。
「じゃ、事故るなよー、怪我すんなよー、休み明けにまた会おうなー。以上」
「……やる気なさそうで、実は優しいよね」
「だねー、なんだかんだ言って見てくれてる感じするし」
教室の空気は、ほんのり名残惜しさと、これから始まる休みへの楽しみでいっぱいだった。
その日の午後。
3人は近くの公園に集まって、ベンチに腰掛けながら温かい缶ココアを手に冬休みの作戦会議をしていた。
「ねえねえ、冬休みって短いけどさ、何か楽しいことしたいよねっ!」
「そうだね。何が良いかな……」
「やっぱ、クリスマスでしょーっ!」
ゆいの目がキラキラする。
「定番ね」
楽しいそうなゆいに微笑みながら答えるつかさ。
「……クリスマスパーティーとか、したいなぁ。みんなで飾り付けとかして、ケーキ食べて……」
ゆいの妄想がどんどん広がっていく。
「それ、いいじゃん! わたし、走って材料買いに行くよっ!」
「じゃあ、私が料理担当かな……」
「じゃ、じゃあわたしは……食べる係で!!」
「それ、ゆいの毎度の役じゃん!」
3人の笑い声が、冬空の下に溶けていく。
ちょっと寒いけど、気持ちはぽかぽか。
「ねぇ……今年も色々あったけど、楽しかったね」
ふと、ゆいが言った。
「うん。来年も、みんなでいっぱい笑おうね」
つかさが優しく微笑む。
「よーし! そのためにも、まずは冬休み満喫計画だーっ!!」
「おー!!」
たんぽぽの丘学園の、のんびりとした年の暮れだった。
こうして彼女たちの冬休みは、にぎやかに、あたたかく始まったのだった。
でも、どこかみんなの顔は明るい。だって今日は……終業式!
体育館には、制服の上にマフラーやコートを羽織った生徒たちがぞろぞろと集まっていた。
先生たちは寒そうに肩をすくめながらも、前の方で整列している。
「……なんか、体育館って冬だとやけに寒く感じない?」
「わかるー、床から冷気くるよね……あ、ゆいちゃん。これ膝かけ!」
りんが持ってきたブランケットを広げてくれて、ゆいは嬉しそうに笑った。
つかさは相変わらず凛として立っていて、ちょっとだけ息が白い。
式が始まり、校長先生がちょっと長めのお話を始める。
「冬は、静かに自分を見つめ直す季節です。皆さんも、休み中はぜひ——」
「……眠気との戦いの季節って意味でもあるよね……」
ぼそっとつぶやいたゆいに、つかさが軽くひじでつついた。
式のあとは、大掃除や通知表の配布など、冬休み前のあれこれが続く。
ホームルームでは黒田先生がぼやきながらも、ちゃんと話を締めてくれた。
「じゃ、事故るなよー、怪我すんなよー、休み明けにまた会おうなー。以上」
「……やる気なさそうで、実は優しいよね」
「だねー、なんだかんだ言って見てくれてる感じするし」
教室の空気は、ほんのり名残惜しさと、これから始まる休みへの楽しみでいっぱいだった。
その日の午後。
3人は近くの公園に集まって、ベンチに腰掛けながら温かい缶ココアを手に冬休みの作戦会議をしていた。
「ねえねえ、冬休みって短いけどさ、何か楽しいことしたいよねっ!」
「そうだね。何が良いかな……」
「やっぱ、クリスマスでしょーっ!」
ゆいの目がキラキラする。
「定番ね」
楽しいそうなゆいに微笑みながら答えるつかさ。
「……クリスマスパーティーとか、したいなぁ。みんなで飾り付けとかして、ケーキ食べて……」
ゆいの妄想がどんどん広がっていく。
「それ、いいじゃん! わたし、走って材料買いに行くよっ!」
「じゃあ、私が料理担当かな……」
「じゃ、じゃあわたしは……食べる係で!!」
「それ、ゆいの毎度の役じゃん!」
3人の笑い声が、冬空の下に溶けていく。
ちょっと寒いけど、気持ちはぽかぽか。
「ねぇ……今年も色々あったけど、楽しかったね」
ふと、ゆいが言った。
「うん。来年も、みんなでいっぱい笑おうね」
つかさが優しく微笑む。
「よーし! そのためにも、まずは冬休み満喫計画だーっ!!」
「おー!!」
たんぽぽの丘学園の、のんびりとした年の暮れだった。
こうして彼女たちの冬休みは、にぎやかに、あたたかく始まったのだった。
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