9 / 35
酷く惨い夢
しおりを挟む
次の日和樹は学校には来なかった
昼休みに亮は蓮に呼び出された
『何やってんの亮』
『え?』
『だから何やってんの?
お前和樹の彼氏なんだろ?心配じゃ』
『別れた』
『!?』
『昨日和樹の家に行った時別れたいって
和樹に言われた』
『…それで亮はなんて言ったの?』
『分かったって。』
ドンッ
蓮に胸ぐらを掴まれる
『お前馬鹿じゃねーの!?
なんで気付かねーの!?あいつのSOS!』
『気づいてる!』
『は?気付いててそれかよ。呆れた』
『和樹は俺に何も言ってくれない!』
『違うだろ!お前が今まで聞いてこなかっただけだろ!!』
『そんな事ねぇ!!』
『じゃあお前なんで自分が振られたか言ってみろよ!』
『…』
『わかんねぇよな!聞いてねぇんだもん!!』
『…』
『…これは和樹に黙っとけって言われたんだけど。もう限界だ。あいつお前と付き合ってるってクラスにバレて
ホモだとかなんだとかで虐められてるんだよ!』
『え』
『和樹モテるから女の子に告白されたりして
その度に好きな奴が居るからって振ってたんだよ!
そしたらある女子が和樹と亮が付き合ってるって
気付いて皆に言いふらしやがったんだよ!』
『じゃあなんで俺は虐められてないんだ…』
『わかんねぇのかよ!あいつが食い止めんだよ!
俺が一方的に好きなだけだからって!
亮はホモでもないし関係ないからって!!!』
『なんで…』
『あいつは自分を犠牲にしてでも
亮を守りたかったんだよ。亮が好きだから
大事だから。』
亮はそこに泣きながら崩れ落ちていく
『お前は泣いていい立場じゃねぇよ
今すぐ和樹のそばに行ってやれ』
『俺…俺馬鹿だ。蓮ありがとう』
そして亮は泣きながら和樹の家へ向かう。
家に着き何度呼び鈴を鳴らしても和樹は出なかった
ふと玄関の鍵が開いているのに気づいた亮は
一目散に和樹のもとに向かった。
そして和樹の部屋の扉を開けると
窓が開いていてそこに和樹の姿は無かった
そしてそれと同時にアパートの外から悲鳴が聞こえた。
和樹の部屋の机には
"亮へ"と書かれた手紙が残っていた。
亮は意味がわからなかった。
もう何か悪い夢でも見ているのかと思った
夢ならなんて酷く惨い夢なんだろうと…。
昼休みに亮は蓮に呼び出された
『何やってんの亮』
『え?』
『だから何やってんの?
お前和樹の彼氏なんだろ?心配じゃ』
『別れた』
『!?』
『昨日和樹の家に行った時別れたいって
和樹に言われた』
『…それで亮はなんて言ったの?』
『分かったって。』
ドンッ
蓮に胸ぐらを掴まれる
『お前馬鹿じゃねーの!?
なんで気付かねーの!?あいつのSOS!』
『気づいてる!』
『は?気付いててそれかよ。呆れた』
『和樹は俺に何も言ってくれない!』
『違うだろ!お前が今まで聞いてこなかっただけだろ!!』
『そんな事ねぇ!!』
『じゃあお前なんで自分が振られたか言ってみろよ!』
『…』
『わかんねぇよな!聞いてねぇんだもん!!』
『…』
『…これは和樹に黙っとけって言われたんだけど。もう限界だ。あいつお前と付き合ってるってクラスにバレて
ホモだとかなんだとかで虐められてるんだよ!』
『え』
『和樹モテるから女の子に告白されたりして
その度に好きな奴が居るからって振ってたんだよ!
そしたらある女子が和樹と亮が付き合ってるって
気付いて皆に言いふらしやがったんだよ!』
『じゃあなんで俺は虐められてないんだ…』
『わかんねぇのかよ!あいつが食い止めんだよ!
俺が一方的に好きなだけだからって!
亮はホモでもないし関係ないからって!!!』
『なんで…』
『あいつは自分を犠牲にしてでも
亮を守りたかったんだよ。亮が好きだから
大事だから。』
亮はそこに泣きながら崩れ落ちていく
『お前は泣いていい立場じゃねぇよ
今すぐ和樹のそばに行ってやれ』
『俺…俺馬鹿だ。蓮ありがとう』
そして亮は泣きながら和樹の家へ向かう。
家に着き何度呼び鈴を鳴らしても和樹は出なかった
ふと玄関の鍵が開いているのに気づいた亮は
一目散に和樹のもとに向かった。
そして和樹の部屋の扉を開けると
窓が開いていてそこに和樹の姿は無かった
そしてそれと同時にアパートの外から悲鳴が聞こえた。
和樹の部屋の机には
"亮へ"と書かれた手紙が残っていた。
亮は意味がわからなかった。
もう何か悪い夢でも見ているのかと思った
夢ならなんて酷く惨い夢なんだろうと…。
0
あなたにおすすめの小説
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【bl】砕かれた誇り
perari
BL
アルファの幼馴染と淫らに絡んだあと、彼は医者を呼んで、私の印を消させた。
「来月結婚するんだ。君に誤解はさせたくない。」
「あいつは嫉妬深い。泣かせるわけにはいかない。」
「君ももう年頃の残り物のオメガだろ? 俺の印をつけたまま、他のアルファとお見合いするなんてありえない。」
彼は冷たく、けれどどこか薄情な笑みを浮かべながら、一枚の小切手を私に投げ渡す。
「長い間、俺に従ってきたんだから、君を傷つけたりはしない。」
「結婚の日には招待状を送る。必ず来て、席につけよ。」
---
いくつかのコメントを拝見し、大変申し訳なく思っております。
私は現在日本語を勉強しており、この文章はAI作品ではありませんが、
一部に翻訳ソフトを使用しています。
もし読んでくださる中で日本語のおかしな点をご指摘いただけましたら、
本当にありがたく思います。
殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?
krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」
突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。
なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!?
全力すれ違いラブコメファンタジーBL!
支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。
執着
紅林
BL
聖緋帝国の華族、瀬川凛は引っ込み思案で特に目立つこともない平凡な伯爵家の三男坊。だが、彼の婚約者は違った。帝室の血を引く高貴な公爵家の生まれであり帝国陸軍の将校として目覚しい活躍をしている男だった。
前世が教師だった少年は辺境で愛される
結衣可
BL
雪深い帝国北端の地で、傷つき行き倒れていた少年ミカを拾ったのは、寡黙な辺境伯ダリウスだった。妻を亡くし、幼い息子リアムと静かに暮らしていた彼は、ミカの知識と優しさに驚きつつも、次第にその穏やかな笑顔に心を癒されていく。
ミカは実は異世界からの転生者。前世の記憶を抱え、この世界でどう生きるべきか迷っていたが、リアムの教育係として過ごすうちに、“誰かに必要とされる”温もりを思い出していく。
雪の館で共に過ごす日々は、やがてお互いにとってかけがえのない時間となり、新しい日々へと続いていく――。
禁書庫の管理人は次期宰相様のお気に入り
結衣可
BL
オルフェリス王国の王立図書館で、禁書庫を預かる司書カミル・ローレンは、過去の傷を抱え、静かな孤独の中で生きていた。
そこへ次期宰相と目される若き貴族、セドリック・ヴァレンティスが訪れ、知識を求める名目で彼のもとに通い始める。
冷静で無表情なカミルに興味を惹かれたセドリックは、やがて彼の心の奥にある痛みに気づいていく。
愛されることへの恐れに縛られていたカミルは、彼の真っ直ぐな想いに少しずつ心を開き、初めて“痛みではない愛”を知る。
禁書庫という静寂の中で、カミルの孤独を、過去を癒し、共に歩む未来を誓う。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる