愛してるとか言わないで

好き

『それでさぁー』
『あ、あのっ！』
『昨日の晩飯がさぁ』
『あの！』
『やばいだろー？笑』
『お、おい亮、幸君』
『…』
『あのっ！亮君』
『そろそろ流石にしつこいぞ』
『！？』
『あっ、おい亮！』
『毎日毎日俺の事つけ回して』
『だ、だって！亮君』
『なに、俺が悪いの？』
『ちがっ！そうじゃなくて』
『じゃあー何』
『仕方ないじゃんか！』
『なんでお前がキレてんだよ』
『好き！』
『…』
『…』
『は？』
(あぁー。幸君間が悪いよぉぉ。これはやばいぞ。
『僕亮君の事す』
『気の迷いだろ』
『え』
『おい亮それは…』
『お前友達とかいるか？』
『？？あ、あんまり』
『それだ、お前友情と恋愛の区別がついてねーの』
『っ！ちがう！』
『違わねー』
『ち、違うよっ！』
『はぁー。もう俺今日帰る』
『あっ！おい亮帰るってまだ登校中だろ！』
『青木先生に体調不良で休むって伝えといて』
『おい!亮！』
『怒った。』
『え？あー、』
『やっぱ俺嫌われてる』
『いや別に嫌ってるとか好んでるとかじゃないんだよ今の時期のあいつは色々とナイーブなんだよ
だからあんまり幸君は気にしないで
本当は亮すごくいい奴なんだよ』
『…この時期何かあるんですか？』
『え？あーまぁ生きてたら色々あるよ笑』
『そうですか』
(あぁ。要らない事言っちゃったなぁ


『好き』だぁ？
なんだあいつ本当に
まぁでもなんとなく勘付いてたから
この際だし散々に言ってやった
あいつもこれに懲りてもう関わってこないだろ