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裏
8
しおりを挟む次の朝。
サボは再度。早馬に乗りローバー侯爵家の屋敷に、8時に到着した。(7時から朝食の時間と聞いて)
話しが通っており、直ぐに門番に開けてもらった。
ベルを鳴らすと。家令のモリスが出て来てた。
「お待ちしておりました。今。旦那様を呼んで来ますので、お待ち下さい。」と歩いていった。
少し経つと。「昨日。来てもらったのにすまなかったね。」と物腰の柔らかい。今でも男女にモテモテのローバー侯爵が現れた。
一瞬ドキッとしてしまったが
「王からの手紙をです。」と渡した。そして。頭を下げて急いで馬に乗り、城に戻って王に報告した。
王と王妃。王太子は朝食を食べててからは。いつもと同じように執務をこなしていた。王妃は近々おこなわれる、舞踏会の準備の指示をしたりして忙しく過ごしていた。
少し遅めの昼食を三人でとり
王が「ジーク。朝一に手紙をローバー侯爵に渡したと。これで明日には、ジークの思いも叶うだろし安心だな。」
「まぁ~。良かったわね。どこで告白するか決めておくのよ。二人っきりになれるように、手配をするから。」
「ありがとうございます。」と気持ちが籠もっていなかった。
「え!ジークどうしたの?」
ジークは席を立ち。
「父上。母上。今日の分のやる事は終わりました。なので申し訳ありませんが、午後は一番奥の部屋で自分の時間を過ごしたいと思っております。夕食も部屋で取りますので。誰もが来ないように伝えておいて下さい。それでは。明日の朝食で。」と歩いて行ってしまった。
「あなた。どういう事かしら?まさか。ジークに限って、明日の緊張かしらね。」
「わからないぞ。告白の言葉でも考えていたりしてな。はは」
二人が和やかにしていたが~二人がかわいらしい考えをしていたとは反対の事を、ジークがやろうとしてたとは思いもしなかった。
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