~春の国~片足の不自由な王妃様

裏

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～独り言～

マリーナは自分の部屋で、支度を整えながら「お姉様。良かったわね。あんなに二人とも愛し合っているのに、なかなか婚約できなかったのよね。原因があるんだけど。ようやく婚約に踏み出す事ができるのね。
二人のやり取りや雰囲気が、砂糖やハチミツみたいに甘すぎて困るのよね。甘くないお菓子を食べていても、甘くなりすぎて胸焼けするのよね。特にお茶会は凄いみたいで～話に聞くと。二人が出席するお茶会には、味があまりない素朴なお菓子と、砂糖やミルクがない紅茶を用意するのが常識になっているのよね。それと～なぜか出席すると相手が見つかるという現象もあるのよね。凄いわ。二人とも。それにしても～格好良くなっているだろうな。お姉様が羨ましいわ。あんなに愛されて。私も(アルトお義兄様の事が～言えないけど。初恋だったけど～直ぐに失恋だった。)」

「そうだわ。明日の大事な話なにかしら。もしかして～とうとう私に決まったのかな。きっとそうだわ。王太子に好意があるのは確かなんだけど～お姉様の幸せのためには、私が王太子を捕まえておかないとね。あの目は～お姉様を見ているから。大好きなお姉様には、幸せになってほしい。」

～ローズマリーと侍女リリー～

「お嬢様。嬉しいのはわかりますが、顔が緩みぱなしですよ。」

「仕方がないでしょう。やっとなんだから。そうだわ。服は～とっておきのアレにして。」

「アレですね。わかりました。小物は～」

そんなやりとりを、キャキャ♪言いながら楽しそうにしながらいた。