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ローズマリー絶望と偽りの幸せの始まり

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場面がかわる。

◇◇◇◇◇◇◇◇

○○○と結婚生活が、始まった。毎日が、幸せだった。
愛する人とずっといる事が。

夜になり、夫婦の寝室では毎日のやりとり。

「ローズ。愛しているよ。」と○○○が私を抱きしめる。

私も「○○○。愛しているわ。」と愛を囁く。

しかし。顔を見るが、顔が黒く塗り潰されていて…顔がわからない。愛している夫なのに。どんな顔か思い出せない。

愛する夫と可愛い子供がいる。(子供の顔には、モヤがかかっている。)

毎日。領地経営や子育てに忙しいけど、まわりの助けもあり充実している。

私の隣には~いつも愛する夫がいる。

子供が大きくなり。結婚。孫。慌ただしく月日が流れた。

私も○○○も、ある年齢になった時。

急に。あれ?私の愛している人は誰?夫は誰?そういえば名前が出てこない。誰?誰?誰?

「嫌~嫌~おかしい。おかしい。頭が痛い。あ。○○○助けて~」ローズマリーが手をのばし助けを求めたが。

愛する夫はマリーナの腰を抱き、笑顔でローズマリーを見ずに離れていく姿を見た。

「嫌~行かないで。マリーナ。私の○○○を取らないで。お願いよ。」悲痛な叫びをあげながら~目をあけた。

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