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154話 月森家 なつめ
しおりを挟む=夕食後=
まったりと、お茶を飲みながら寛いでいる家族になつめは
「父さんと母さん。それに、然(ぜん)と樹。聞いてほしい事があるんだ。」
「なつめ、どうした?真剣な顔をして、なにかあったのか?」
「俺、今度さぁ~エルフの森に行って、リリスの両親に会うことになったんだ。
そして、両親の前でプロポーズしようと思っているんだ。」
「「え~プロポーズ」」驚く!
「リリスに、お見合いの話があったらしいんだ。俺は、リリスを他の男に取られたくないんだ。向こうの親に取っては、俺は異世界人だ。同じ世界の人と結婚させたいと、思うかも知れない。
まずは、俺がリリスに本気な事を認めてほしい。だから、目の前でプロポーズをしようと思ったんだ。駄目なら他の方法を考えるが、やってみようと思う。 父さん、母さんいいかな?」
「良いと思うぞ。」
「リリスが、義理の娘になるのね。それは嬉しいわ。ね~あなた達。」
「兄さん、頑張れよ。」
「自慢できるな。リリスさんに憧れる人、たくさんいるんだよ。リリスさんが義理の姉で、杏果が義理の妹かぁ~俺も早く相手を見つけないとなぁ~。」
「然兄さん、それはちょっとだけ気が早いよ。確かにそうなるけどさぁ~。」
「それは、楽しみだな。ハハ。
なつめ、しっかりリリスの両親に気に入られてこいよ。顔合わせもしないとな。あちらにも、聞いといてくれよ。」
「わかったよ。」
「3日後でしょう。服はどうするの?流石にラフな感じでは、失礼でしょう?」
「もう服は、まさきさん。靴は新(あらた)さんのお店に頼んであるよ。いつか~この日がくると思って、頼んでおいたんだ。
手土産は、彩葉に相手が喜びそうな和菓子を注文したよ。」
((抜け目ないなぁ~
流石なつめ。))
「そうだ。花月さんに頼んで、エルフの森と町を往復できる道具を借りてみたら。つい最近、開発したと言っていたよ。」
「それは、いいな。流石にあの服で移動はきついしな。
明日、商店街に寄ってから、そのままスノウに、寄ってみるよ。みんな、ありがとう。」
「「頑張れよ」」
「「兄さん 頑張って」」
仲の良い~月森家
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