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311話
しおりを挟むカームとつばき。レインとしずくは、お互いにお揃いの浴衣風を着ていた。
カームとレインは、初めて着る服に不思議な感じがしていた。
(しかし。2人から似合っている。カッコイイと褒められ、喜んでいた。)
つばきとしずくは、久しぶりに浴衣風を着て喜んでいた。
2人の浴衣風姿を見て
「つばき。綺麗だ。」
「しずく。可愛いなぁ~。」
カームとレインは、デレデレしていた。
それに~機嫌がいい。
理由は~つばきもしずくも、自分から手を繋いでくれたからだ。それに~時々「あ~ん」をしてくれる。
「たまには、こうやって出掛けるのも良いな。レインよ。」
「そうだね。今までは閉じ込めておきたかったけど、出掛けるのもいいよね。父上。今度は、どこかに連れて行ってあげようよ。喜ぶと思うし、ご褒美めあるかもよ。」ニヤリ。
「そうだな。ご褒美はたっぷりもらわないとな。」ニヤリ。
2人が嬉しいことと下心を話しているとは、つばき達は知らない~。
つばきが「あ。月と星に、ニーナ達がいますね。行きましょうよ。」カームを引っ張り歩き出そうとすると「落ち着け。つばき。慌てると危ないから、私にしっかりとつかまってくれ。」と腕をだすと「そうよね~。」と素直に腕につかまった。
(つばきが~素直に私の腕につかまっている。幸せだ~。)
それを見てレインが「しずくも私から離れるなよ。危ないからな。」
「うん。そうだね。ありがとうレイン。」と笑顔で手を強く握った。
(う。しずくがぁ~。)
2人がいろいろと感動しているが、つばき達は気にせずに
「ニーナ~。」と声をかけた。
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