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460話
しおりを挟む花雪は、ドキドキしながら部屋に入った。
ベッドには、傷がなくただ眠っているグロウの姿があった。
ベッドにかけより「グロウ。グロウ目を覚まして。お願い。」と手を握りながら言ったか、返事は返ってこない。
「グロウ。あなたのおかげで助かったわ。ありがとう。早く目を覚まして。あなたの…声が聞きたい。お願い。」
みんなのいる場所に、暗い顔で戻ってきた。
「ニーナ様。お願いがあります。私。グロウが目覚めるまで、看病をしたいんです。この村に泊めてもらえませんか?」
「花雪。それはかまわないけど。責任を感じでいるなら、気にしないでちょうだい。あなたのせいではないわ。話を聞いて、あちらの問題よ。」
「私。グロウの側にいたいんです。」
「今の言葉。グロウが聞いたら喜ぶわね。そうね。花雪が側にいてくれたら、直ぐに起きそうね。頼んでいいかしら?」
「はい。」
「それなら~私達も良いですか?花雪だけだと、心配なので。」
「花雪が無理しないように、監視しないとね。」
「2人ともありがとう。」
「いいわよ。よろしくね。」
「「よろしくお願いします」」
「町にいる家族には、私から伝えておくよ。困った事が、連絡してほしい。花雪の番解除の件が決まり次第。連絡はするからな。」
「お願いします。」
じゃ~と遠野は、瞬間移動して帰って行った。
小声で。
「ニーナもしかして。」
「ケガをしてしまったけど。え~え。グロウ良くやったわ。あなた達にも、チャンスよ。」
チラリと見て
「「母さん。俺たち。頑張るよ。」」
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