30 / 71
第2章 vs陸王
第2章15話 開戦! 師団長vs陸王幹部
しおりを挟む
魔物が大量に発生した東部と南部でそれぞれ殲滅に当たっていた悠と氷室、スタークとソフィアの前に陸王の眷属である艮・坤・巽が現れた。
「荒太聞こえるか?」
「師団長。はい、聞こえます。」
「しばらく市民の避難誘導と魔物殲滅の指揮はお前が取れ。俺はしばらく参加できない。恐らく涼介兄もだ。頼んだぞ。」
「はい。かしこまりました。お気をつけて」
「終わったか?お前に負けた日からこの時を楽しみにしていたぞ悠。」
「そうかよ。こっちもお前を野放しにはできないからな。」
「邪魔はされたくないからな。」
艮はそう言い、両手を合わせると、黒い霧が艮と悠を包み込んだ。
「この霧は俺の許可なく出入りは出来ず、外と連絡も取れない領域。出たいなら俺を倒すしかない。」
「なるほどな、まぁ問題ない。外には俺の優秀な部下が魔物を倒してくれてるはずだからな。俺のするべきことはここでお前を倒すことだ。」
一方坤と対峙していた氷室は
「坤だったな。その後ろの子供たちをどうするつもりだ。」
坤の後ろにいるロボット型の魔物は数人の子供を捕まえていた。
「もちろん、実験に使うのよ。子供の被検体なんてなかなか手に入らないから手に入って嬉しいの。どんな実験をするか想像するだけで興奮してくるわ。」
すると、捕まっていた子供の一人が振り絞った声で
「お兄ちゃん…。」
驚いた氷室が目を凝らしてみてみるとそこには氷室の妹の冷夏(れいか)がいた。
「冷夏!なんでそこに?」
「ママと避難していたら後ろからこのロボットが急に出てきて捕まったの。」
「あら、あなたたち兄妹なの?それならあの子優先で実験してあげる。どんな形がご所望かしら?」
「ふざけるなよ。すぐにぶっ倒してやる。」
スタークとソフィアは未知な相手にいまいち攻めきれずにいた。
「あいつさっきから攻撃も何もしてこないけど、何がしたいんだ?」
「品定めといったところかしら。ここは一回攻めたほうがよさそうね。」
「そうだな。一瞬でいいからあいつの気を引いてくれ。」
「了解。」
ワンテンポ開けて、ソフィアは地面から手榴弾を生成して巽に投げつけた。スタークは手榴弾が爆発した隙に影で巽の背後に移動して影で作った剣で巽の片腕を切り落とした。
「やった?」
「いや、反応されて腕しか切り落とせなかった。」
すると、巽は切り落とされた腕を見て
「成程、攻撃力もそこそこ急な連携も取れてる。まぁ及第点ね。」
ボソッと一言言った後、巽の切られた断面から新たな腕が生えた。
「「!」」
「私の能力は『超速再生』。その名の通りどんなケガもすぐに治るわ。」
「まじかよ。」
「落ち着いて。再生ってことは限界があるってことよ。諦めるのは早いわ。」
「そうだな。行くぞ。」
その頃、悠は武器を出そうとしたがなぜか武器が出せなかった。
「出せない。外界とは完璧に隔たれているってわけか。」
悠の武器は基地の一室に保管されており、指輪を通じて取り出し収納ができるようになっている。艮の霧により完璧に外部と隔たれているため武器を呼び出すことができなくなっていた。
「お前に武器は厄介だからなまずはそこから封じさせてもらった。お前が使えるのは腰に携えているその刀だけだ。」
悠は万が一のために常に『夜行』だけは腰に携えている。
「そのようだな。」
「まずは認めよう。お前は強い。今の俺では恐らく勝てないだろう。だから、最初から本気で行かせてもらう。」
艮は懐から注射器を取り出しクビに刺し、薬を注入した。
「あれは乾も使っていた薬?」
そして、乾同様艮も蛹のようなものに包まれ、少しすると一周り大きく牛のような角が生え、大きな斧を持った艮がでてきた。
「成功だ、成功したぞ。今の俺は最強の番人『ミノタウロス』の力を得た。」
『ミノタウロス』は魔王の住む魔界城の最強の番人として知られる魔獣である。冷酷無慈悲で好戦的な性格であり、侵入者は徹底的に叩き潰すとさせる。
「さぁ思う存分やりあおうじゃないか。」
「いくよ、『夜行』。」
その頃、氷室は子供たちを盾にされてうまく攻撃できず苦戦を強いられていた。
「早いところあの子たちを解放させないとな。」
「師団長も大変ね、守ることが最優先なんだから。でもね私も早く帰ってこの子達で実験したいの。だから不良品なんだけど早めに使っちゃうわね。」
そういうと坤は注射器を取り出してすぐさま注入した。
「あれは悠がいっていた魔獣の遺伝子を打ち込む薬。」
坤も蛹のようなものに包まれ、全身に毛の生えた長い尻尾のついた猿のような姿となって出てきた。
「成功ね、私が手に入れた力は猿獣『ハヌマーン』よ。」
ハヌマーンは魔界でも危険視されている猿の魔獣である。ハヌマーンは自身の姿を自在に変えることができ、気に入らないことがあれば雷のような怒号でその場を無に帰すとされている。
「すぐに終わらせてあげる。」
「させるかよ。」
「荒太聞こえるか?」
「師団長。はい、聞こえます。」
「しばらく市民の避難誘導と魔物殲滅の指揮はお前が取れ。俺はしばらく参加できない。恐らく涼介兄もだ。頼んだぞ。」
「はい。かしこまりました。お気をつけて」
「終わったか?お前に負けた日からこの時を楽しみにしていたぞ悠。」
「そうかよ。こっちもお前を野放しにはできないからな。」
「邪魔はされたくないからな。」
艮はそう言い、両手を合わせると、黒い霧が艮と悠を包み込んだ。
「この霧は俺の許可なく出入りは出来ず、外と連絡も取れない領域。出たいなら俺を倒すしかない。」
「なるほどな、まぁ問題ない。外には俺の優秀な部下が魔物を倒してくれてるはずだからな。俺のするべきことはここでお前を倒すことだ。」
一方坤と対峙していた氷室は
「坤だったな。その後ろの子供たちをどうするつもりだ。」
坤の後ろにいるロボット型の魔物は数人の子供を捕まえていた。
「もちろん、実験に使うのよ。子供の被検体なんてなかなか手に入らないから手に入って嬉しいの。どんな実験をするか想像するだけで興奮してくるわ。」
すると、捕まっていた子供の一人が振り絞った声で
「お兄ちゃん…。」
驚いた氷室が目を凝らしてみてみるとそこには氷室の妹の冷夏(れいか)がいた。
「冷夏!なんでそこに?」
「ママと避難していたら後ろからこのロボットが急に出てきて捕まったの。」
「あら、あなたたち兄妹なの?それならあの子優先で実験してあげる。どんな形がご所望かしら?」
「ふざけるなよ。すぐにぶっ倒してやる。」
スタークとソフィアは未知な相手にいまいち攻めきれずにいた。
「あいつさっきから攻撃も何もしてこないけど、何がしたいんだ?」
「品定めといったところかしら。ここは一回攻めたほうがよさそうね。」
「そうだな。一瞬でいいからあいつの気を引いてくれ。」
「了解。」
ワンテンポ開けて、ソフィアは地面から手榴弾を生成して巽に投げつけた。スタークは手榴弾が爆発した隙に影で巽の背後に移動して影で作った剣で巽の片腕を切り落とした。
「やった?」
「いや、反応されて腕しか切り落とせなかった。」
すると、巽は切り落とされた腕を見て
「成程、攻撃力もそこそこ急な連携も取れてる。まぁ及第点ね。」
ボソッと一言言った後、巽の切られた断面から新たな腕が生えた。
「「!」」
「私の能力は『超速再生』。その名の通りどんなケガもすぐに治るわ。」
「まじかよ。」
「落ち着いて。再生ってことは限界があるってことよ。諦めるのは早いわ。」
「そうだな。行くぞ。」
その頃、悠は武器を出そうとしたがなぜか武器が出せなかった。
「出せない。外界とは完璧に隔たれているってわけか。」
悠の武器は基地の一室に保管されており、指輪を通じて取り出し収納ができるようになっている。艮の霧により完璧に外部と隔たれているため武器を呼び出すことができなくなっていた。
「お前に武器は厄介だからなまずはそこから封じさせてもらった。お前が使えるのは腰に携えているその刀だけだ。」
悠は万が一のために常に『夜行』だけは腰に携えている。
「そのようだな。」
「まずは認めよう。お前は強い。今の俺では恐らく勝てないだろう。だから、最初から本気で行かせてもらう。」
艮は懐から注射器を取り出しクビに刺し、薬を注入した。
「あれは乾も使っていた薬?」
そして、乾同様艮も蛹のようなものに包まれ、少しすると一周り大きく牛のような角が生え、大きな斧を持った艮がでてきた。
「成功だ、成功したぞ。今の俺は最強の番人『ミノタウロス』の力を得た。」
『ミノタウロス』は魔王の住む魔界城の最強の番人として知られる魔獣である。冷酷無慈悲で好戦的な性格であり、侵入者は徹底的に叩き潰すとさせる。
「さぁ思う存分やりあおうじゃないか。」
「いくよ、『夜行』。」
その頃、氷室は子供たちを盾にされてうまく攻撃できず苦戦を強いられていた。
「早いところあの子たちを解放させないとな。」
「師団長も大変ね、守ることが最優先なんだから。でもね私も早く帰ってこの子達で実験したいの。だから不良品なんだけど早めに使っちゃうわね。」
そういうと坤は注射器を取り出してすぐさま注入した。
「あれは悠がいっていた魔獣の遺伝子を打ち込む薬。」
坤も蛹のようなものに包まれ、全身に毛の生えた長い尻尾のついた猿のような姿となって出てきた。
「成功ね、私が手に入れた力は猿獣『ハヌマーン』よ。」
ハヌマーンは魔界でも危険視されている猿の魔獣である。ハヌマーンは自身の姿を自在に変えることができ、気に入らないことがあれば雷のような怒号でその場を無に帰すとされている。
「すぐに終わらせてあげる。」
「させるかよ。」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
現代文学
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる