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1章 始まりの地区予選
真面目なフィーター~マージ編~
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(フィールド・バトルでの選手は、フィーターと呼ばれている)
「はぁ、はぁ、はぁ。」
息が切れている。ああ、ランニングを少しぐらしとけば良かった…。と、思ったが考える暇もない。早くフィールド・バトルのスタジアム(と言っても練習場だが)に行かないと、試合に遅れてしまう。
(昨日あんな遅くまで勉強しなければよかった…)
現在時刻は10時20分。試合開始時刻は10時30分。スタジアムまでは走れば5分で着き、用意は3分で完了するが、普段から運動をしていない僕は、通常の倍つまり10分かかる。「やばい!やばい!やばい!」
「おせーんだよ!バカ真面目!」
「ご、ごめんなさい…」
うわー…。結局おくれたよ。観客席には5人。全員相手の友達。いや、1人知らない人がいる。まあ、どうでもいいけど。相手は強豪選手の〈リュウ〉名前の通り、〈3級の上〉だ。(フィールド・バトルには、階級があり、下の図のようになっている。)(僕は10級下…)
仮想掲示板に〈マージVSリュウ〉と出てきてカウントダウンが10から始まった。
8
相手が足幅を広げた
5
自分も足幅を広げ、腰を落とした
3
相手が構えをとる
2
自分も構える
0
リュウがこちらへ向かって全力で走ってきた。ビビって後ろへ3歩ほど下がった。気づいた時にはもう遅かった。リュウのパンチが腹に入った。吐きそうになった。だが、それがおさまった、なぜならリュウの蹴りが後頭部に入った衝撃が、とてつもなく強かった。前に倒れる寸前で、またもやパンチが入った。そのまま後ろに倒れた、背中が地面についている。仮想掲示板には、〈勝者 リュウ〉と表示されていた。
「やられちゃった(笑)」
そんな気持ちだった。別に悔しいもないし、悲しくもない。怒りもない。ただ、腹と後頭部が痛いだけだ。(帰って冷やそう)そう思って立ち上がった。
「ぷっwお前雑魚すぎだろwww」
リュウと、観客席の友達も一緒になって笑っている。
「そうだね。僕、弱いよね。」
そう言った。リュウ一行は、更に笑いながら出口へと向かっていった。現在時刻は10時36分。
「…帰るか!」
出口へと歩き始めた。
「おい、お前。」
自分を呼ぶ声。
「はい?何でしょうか?」
観客席で見ていた知らない人だった。
「お前さあ」
悔しくねぇの?
「え?」
「だから、悔しくねぇのかって。」
「いや、まぁ実力の差ですし。」
僕は軽く答えたが、相手の目と言葉は真剣だった。相手は深くため息をついた後に、僕の手を掴んだ。そのまま無理やり手を引いた。
「え?いや、ちょっやめてく、どこいくんですか?!」
「いいから、黙ってついて来い!」
彼の練習着に付いているネームタグが目に入った。〈ショウ 10級上〉
僕、マージはショウという人に、どこに連れて行かれて、何をされるのか……
「はぁ、はぁ、はぁ。」
息が切れている。ああ、ランニングを少しぐらしとけば良かった…。と、思ったが考える暇もない。早くフィールド・バトルのスタジアム(と言っても練習場だが)に行かないと、試合に遅れてしまう。
(昨日あんな遅くまで勉強しなければよかった…)
現在時刻は10時20分。試合開始時刻は10時30分。スタジアムまでは走れば5分で着き、用意は3分で完了するが、普段から運動をしていない僕は、通常の倍つまり10分かかる。「やばい!やばい!やばい!」
「おせーんだよ!バカ真面目!」
「ご、ごめんなさい…」
うわー…。結局おくれたよ。観客席には5人。全員相手の友達。いや、1人知らない人がいる。まあ、どうでもいいけど。相手は強豪選手の〈リュウ〉名前の通り、〈3級の上〉だ。(フィールド・バトルには、階級があり、下の図のようになっている。)(僕は10級下…)
仮想掲示板に〈マージVSリュウ〉と出てきてカウントダウンが10から始まった。
8
相手が足幅を広げた
5
自分も足幅を広げ、腰を落とした
3
相手が構えをとる
2
自分も構える
0
リュウがこちらへ向かって全力で走ってきた。ビビって後ろへ3歩ほど下がった。気づいた時にはもう遅かった。リュウのパンチが腹に入った。吐きそうになった。だが、それがおさまった、なぜならリュウの蹴りが後頭部に入った衝撃が、とてつもなく強かった。前に倒れる寸前で、またもやパンチが入った。そのまま後ろに倒れた、背中が地面についている。仮想掲示板には、〈勝者 リュウ〉と表示されていた。
「やられちゃった(笑)」
そんな気持ちだった。別に悔しいもないし、悲しくもない。怒りもない。ただ、腹と後頭部が痛いだけだ。(帰って冷やそう)そう思って立ち上がった。
「ぷっwお前雑魚すぎだろwww」
リュウと、観客席の友達も一緒になって笑っている。
「そうだね。僕、弱いよね。」
そう言った。リュウ一行は、更に笑いながら出口へと向かっていった。現在時刻は10時36分。
「…帰るか!」
出口へと歩き始めた。
「おい、お前。」
自分を呼ぶ声。
「はい?何でしょうか?」
観客席で見ていた知らない人だった。
「お前さあ」
悔しくねぇの?
「え?」
「だから、悔しくねぇのかって。」
「いや、まぁ実力の差ですし。」
僕は軽く答えたが、相手の目と言葉は真剣だった。相手は深くため息をついた後に、僕の手を掴んだ。そのまま無理やり手を引いた。
「え?いや、ちょっやめてく、どこいくんですか?!」
「いいから、黙ってついて来い!」
彼の練習着に付いているネームタグが目に入った。〈ショウ 10級上〉
僕、マージはショウという人に、どこに連れて行かれて、何をされるのか……
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