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5.富国強兵
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俺は新たな家族を愛している。
人間界にいた時の家族は母だけだ。
母は病弱で、女手一つで俺を育ててくれた。
家計は厳しく、病気でも仕事を掛け持ちして働いてくれた。
しかし、無理がたたって俺が12のときに持病の悪化で他界した。
父親は知らない。
母は最後まで、父について話そうとはしなかった。
この世には知らなくて良いこともある、そういうことだろう。
俺も無理に詮索はしなかった。
母も亡くなって、俺は完全に独り身だった。
母が残したわずかな遺産で何とか食いつなぎ、魔術大学で奨学金を得て、卒業後は優秀な魔術師として就職・・・。
それが、12歳の俺が描いた人生設計だった。
でも、この世は世知辛い。
そんなうまくはいかないのが世の常。
ユニークスキルのない俺は落第した。
筆記試験は合格したさ。
面接でダメだったのだ。
面接官は不愛想な死んだ目をしたおっさんだった。
---
「志望動機は?」
「身寄りがなく、自立した生活が必要です。
そのため、奨学金をもらいながら勉学に励み、
母を死に追いやった病の解毒術について研究をしていきたいです。
ゆくゆくは、その専門知識を使い、社会に貢献できるようになりたいです。」
俺は、正直に答えた。
「理由はけっこうなことで。
で、君はそのために今まで何をしてきた?」
「筆記試験の勉強をしてきました。」
俺は、自分の答えを口に出した途端、急に自信が無くなった。
「あのねえ。
試験勉強なんて、やって当たり前なの、わかる?
それ以外になにやってたの?
それに君、ユニークスキル無いよね、何か強み、あるの?」
ため息交じりの返答。
試験勉強だけじゃ弱い、わかってるさ。
そんなこと、ユニークスキルのない俺が一番わかってる。
でも、魔術に才能が無い俺にできることなど、勉強以外にない。
「僕は魔術に才が無いと判断し、勉強一筋で頑張りました。
勉学であれば、自身があります。」
自分のやってきたことを正直にアピールした。
「そうかい、わかりました。」
その後は性格についてなど、簡単な質問で終わった。
それで面接は終了。
結果は落第。
後半の質問は流れ作業、消化試合のようだった。
こんな無能の性格など聞く価値もないが、面接の形式上、数個の質問しただけなのだろう。
なぜ、俺という人間を10分かそこらで判断されなければならん。
しかも、初対面のわけのわからんおっさんに、だ。
---
と、過去のつまらん話をほじくりだしてしまった。
人間界での嫌な記憶思い出してもキリがない。
少しでも生活費の足しにしようと働いていた酒屋の仕事もそうだ。
俺が何かミスするたび、ここぞとばかりに怒鳴りつけるくせに、お気に入りの女のミスには寛容な店主。
しばらく耐えたが、精神的に参って辞めた。
俺という人間をしっかり見て、受け止めて、愛してくれるのは家族だけだ。
社会の人間は信用ならない、俺をこき使おうと躍起になってかかってくる。
だから、俺は社会から逃げ出したかった。
その一心で見つけた、俺に最適な仕事「スライム狩り」。
この仕事内容は、討伐したスライムが消滅するときに発生する魔素を専用の袋に入れ、それを業者に売るのだ。
魔素は魔術師の魔力回復に重宝されるのだ。
プリムと出会ったあの日、俺はスライム狩りをしに10年ぶりに町の外へ出たのだ。
スライム狩りは時給にして約100グラナ、酒屋の仕事は時給1000グラナ。
スライム狩りの効率の悪さがわかるだろう。
それでも、人間関係が嫌な俺にとっては、
社会と一切関わらずにスライムを狩っているだけで日銭を稼げるほうが、俺の性に合っていると思ったのだ。
スライム狩りのために出かけた俺が、今ではスライム一族の大黒柱になているのは何ともおかしな話である。
あの頃の自分に、プリムとのこの幸せな生活を見せてやりたい。
びっくりするだろうな。
---
昔の嫌なことを思い出してしまった。
俺は、今の幸せな生活を失いたくない。
俺にとって、スライムたちはもはや魔物ではない、家族だ。
昔の俺のような「スライム狩り」に俺の家族が討伐されてもおかしくないのだ。
行商人や冒険者の通る道に近寄らなければ、人間がスライムを襲うことはほとんどない。
しかし、スライム狩りをする連中は違う。
奴らは積極的にスライムを襲う。
つまり、スライム狩りにさえ注意すれば問題ないのだ。
俺は、緊急家族会議を開くことにした。
招集をかけたのは、プリムと各夫人の長男だ。
「みんな、集まってくれてありがとう。
俺たちの一族はかなり多くなってきた。
それでだ。
各夫人とその子供たちは群れを成して生活してほしいと考えている。」
「父上、既にどの群れも既にそのような生活をしております。」
スライチロウが発言した。
「大まかにはそうだろう。
だが、各人の無事を監視しあえるようにしてほしい。
俺はスライム狩りの増加を予想している。」
近年のアブソルティア帝国は何やらきな臭いのだ。
戦争用の武器などの製造/購入費のために信じられないほどの増税をしている。
増税に苦しむものが町の外にあぶれ、スライム狩りをなりわいとする者が増える予感がするのだ。
俺は続ける。
「そして、食料調達や繁殖のために遠出をする者もいるだろう。
昼間に外出するときはできるだけ3人で行動してほしい。
3人でそれぞれ別方向を見渡せば、周囲すべてを警戒できる。
人間を見つけたら即時撤退するように。」
「なるほど、さすが父上です!」
「お前たちから、スライム狩り対策として何か案はあるか?」
俺はその場の全員に対し、質問を投げかける。
誰もが考えあぐねていると、スライチロウが口火を切る。
「父上、私たち個人個人にできることをしていきたいです。
例えば、体技や剣術の稽古、装備品の製作です。」
スライムとは思えない、なかなか賢い提案だ。
やはり人間の俺の遺伝子が流れているのだろう。
「うむ、そうだな。
おのおの、稽古に励んでくれ。
大切なものを守るためには、防衛力も必要だからな。
すまないが、武器は人間界から買ってくることはできん。
自作となれば、木の棒を削ったヤリ、石や骨の矢じり、投石用の石ころ集め、こんなところだろう。」
「承知しました、父上。
ありがとうございます。」
「他に案はないか?
・・・うむ。
では、各群れに今回の内容を伝え、実行に移してくれ。
当然、孫世代以降にも伝えるように。
では、これより富国強兵大作戦を開始する!
解散!」
これで家族会議はおひらきとなった。
疲れた。
そもそも俺は人をまとめ上げる器ではない。
つい数か月前まで、わずかな親の遺産で食いつなぐ落ちこぼれニートだぞ。
それにしてはよくやったほうだ。
「プリム、久々に疲れたよ。」
「お疲れ様です。
かっこよかったです!
ラル様のこと、もっと大好きになったのです!」
プリムは両手を広げてにこやかに笑っている。
ぼにゅっ・・・。
俺はプリムの胸に顔をうずめ、両手でプリムのゼリーをもむ。
プリムはそっと俺の頭を撫でてくれている。
「なあプリム。」
「なんですか、ラル様?」
「俺、すごく幸せだ。
この生活を失いたくない。
だから俺、頑張るよ。」
「あたしもラル様と過ごせて幸せです♡
ラル様が頑張ってくれれば、10000人力なのです!」
なんと可愛い嫁だ。
俺はたまらずプリムを抱きかかえ、テントに運ぶ。
「夜はこれからだ。プリム」
---
数か月後。
富国強兵大作戦は順調。
俺のスライム一族は加速度的に増強を進め、瞬く間にアブソルティア大陸全土に広がった。
そして、スライムたちは予想以上に強くなった。
そこらの帝国兵を優に超える強さであろう。
事実、スライムの異常な増加と強化は瞬く間に人間界に知られることとなり、
調査に来た冒険者らを退けることができているのだ。
そこで俺はとあることを考えるようになった。
──── 人間への復讐である。
=========== 作者あとがき ===========
評価をポチっとしていただけると大変ありがたいです m (_ _) m
==============================
人間界にいた時の家族は母だけだ。
母は病弱で、女手一つで俺を育ててくれた。
家計は厳しく、病気でも仕事を掛け持ちして働いてくれた。
しかし、無理がたたって俺が12のときに持病の悪化で他界した。
父親は知らない。
母は最後まで、父について話そうとはしなかった。
この世には知らなくて良いこともある、そういうことだろう。
俺も無理に詮索はしなかった。
母も亡くなって、俺は完全に独り身だった。
母が残したわずかな遺産で何とか食いつなぎ、魔術大学で奨学金を得て、卒業後は優秀な魔術師として就職・・・。
それが、12歳の俺が描いた人生設計だった。
でも、この世は世知辛い。
そんなうまくはいかないのが世の常。
ユニークスキルのない俺は落第した。
筆記試験は合格したさ。
面接でダメだったのだ。
面接官は不愛想な死んだ目をしたおっさんだった。
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「志望動機は?」
「身寄りがなく、自立した生活が必要です。
そのため、奨学金をもらいながら勉学に励み、
母を死に追いやった病の解毒術について研究をしていきたいです。
ゆくゆくは、その専門知識を使い、社会に貢献できるようになりたいです。」
俺は、正直に答えた。
「理由はけっこうなことで。
で、君はそのために今まで何をしてきた?」
「筆記試験の勉強をしてきました。」
俺は、自分の答えを口に出した途端、急に自信が無くなった。
「あのねえ。
試験勉強なんて、やって当たり前なの、わかる?
それ以外になにやってたの?
それに君、ユニークスキル無いよね、何か強み、あるの?」
ため息交じりの返答。
試験勉強だけじゃ弱い、わかってるさ。
そんなこと、ユニークスキルのない俺が一番わかってる。
でも、魔術に才能が無い俺にできることなど、勉強以外にない。
「僕は魔術に才が無いと判断し、勉強一筋で頑張りました。
勉学であれば、自身があります。」
自分のやってきたことを正直にアピールした。
「そうかい、わかりました。」
その後は性格についてなど、簡単な質問で終わった。
それで面接は終了。
結果は落第。
後半の質問は流れ作業、消化試合のようだった。
こんな無能の性格など聞く価値もないが、面接の形式上、数個の質問しただけなのだろう。
なぜ、俺という人間を10分かそこらで判断されなければならん。
しかも、初対面のわけのわからんおっさんに、だ。
---
と、過去のつまらん話をほじくりだしてしまった。
人間界での嫌な記憶思い出してもキリがない。
少しでも生活費の足しにしようと働いていた酒屋の仕事もそうだ。
俺が何かミスするたび、ここぞとばかりに怒鳴りつけるくせに、お気に入りの女のミスには寛容な店主。
しばらく耐えたが、精神的に参って辞めた。
俺という人間をしっかり見て、受け止めて、愛してくれるのは家族だけだ。
社会の人間は信用ならない、俺をこき使おうと躍起になってかかってくる。
だから、俺は社会から逃げ出したかった。
その一心で見つけた、俺に最適な仕事「スライム狩り」。
この仕事内容は、討伐したスライムが消滅するときに発生する魔素を専用の袋に入れ、それを業者に売るのだ。
魔素は魔術師の魔力回復に重宝されるのだ。
プリムと出会ったあの日、俺はスライム狩りをしに10年ぶりに町の外へ出たのだ。
スライム狩りは時給にして約100グラナ、酒屋の仕事は時給1000グラナ。
スライム狩りの効率の悪さがわかるだろう。
それでも、人間関係が嫌な俺にとっては、
社会と一切関わらずにスライムを狩っているだけで日銭を稼げるほうが、俺の性に合っていると思ったのだ。
スライム狩りのために出かけた俺が、今ではスライム一族の大黒柱になているのは何ともおかしな話である。
あの頃の自分に、プリムとのこの幸せな生活を見せてやりたい。
びっくりするだろうな。
---
昔の嫌なことを思い出してしまった。
俺は、今の幸せな生活を失いたくない。
俺にとって、スライムたちはもはや魔物ではない、家族だ。
昔の俺のような「スライム狩り」に俺の家族が討伐されてもおかしくないのだ。
行商人や冒険者の通る道に近寄らなければ、人間がスライムを襲うことはほとんどない。
しかし、スライム狩りをする連中は違う。
奴らは積極的にスライムを襲う。
つまり、スライム狩りにさえ注意すれば問題ないのだ。
俺は、緊急家族会議を開くことにした。
招集をかけたのは、プリムと各夫人の長男だ。
「みんな、集まってくれてありがとう。
俺たちの一族はかなり多くなってきた。
それでだ。
各夫人とその子供たちは群れを成して生活してほしいと考えている。」
「父上、既にどの群れも既にそのような生活をしております。」
スライチロウが発言した。
「大まかにはそうだろう。
だが、各人の無事を監視しあえるようにしてほしい。
俺はスライム狩りの増加を予想している。」
近年のアブソルティア帝国は何やらきな臭いのだ。
戦争用の武器などの製造/購入費のために信じられないほどの増税をしている。
増税に苦しむものが町の外にあぶれ、スライム狩りをなりわいとする者が増える予感がするのだ。
俺は続ける。
「そして、食料調達や繁殖のために遠出をする者もいるだろう。
昼間に外出するときはできるだけ3人で行動してほしい。
3人でそれぞれ別方向を見渡せば、周囲すべてを警戒できる。
人間を見つけたら即時撤退するように。」
「なるほど、さすが父上です!」
「お前たちから、スライム狩り対策として何か案はあるか?」
俺はその場の全員に対し、質問を投げかける。
誰もが考えあぐねていると、スライチロウが口火を切る。
「父上、私たち個人個人にできることをしていきたいです。
例えば、体技や剣術の稽古、装備品の製作です。」
スライムとは思えない、なかなか賢い提案だ。
やはり人間の俺の遺伝子が流れているのだろう。
「うむ、そうだな。
おのおの、稽古に励んでくれ。
大切なものを守るためには、防衛力も必要だからな。
すまないが、武器は人間界から買ってくることはできん。
自作となれば、木の棒を削ったヤリ、石や骨の矢じり、投石用の石ころ集め、こんなところだろう。」
「承知しました、父上。
ありがとうございます。」
「他に案はないか?
・・・うむ。
では、各群れに今回の内容を伝え、実行に移してくれ。
当然、孫世代以降にも伝えるように。
では、これより富国強兵大作戦を開始する!
解散!」
これで家族会議はおひらきとなった。
疲れた。
そもそも俺は人をまとめ上げる器ではない。
つい数か月前まで、わずかな親の遺産で食いつなぐ落ちこぼれニートだぞ。
それにしてはよくやったほうだ。
「プリム、久々に疲れたよ。」
「お疲れ様です。
かっこよかったです!
ラル様のこと、もっと大好きになったのです!」
プリムは両手を広げてにこやかに笑っている。
ぼにゅっ・・・。
俺はプリムの胸に顔をうずめ、両手でプリムのゼリーをもむ。
プリムはそっと俺の頭を撫でてくれている。
「なあプリム。」
「なんですか、ラル様?」
「俺、すごく幸せだ。
この生活を失いたくない。
だから俺、頑張るよ。」
「あたしもラル様と過ごせて幸せです♡
ラル様が頑張ってくれれば、10000人力なのです!」
なんと可愛い嫁だ。
俺はたまらずプリムを抱きかかえ、テントに運ぶ。
「夜はこれからだ。プリム」
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数か月後。
富国強兵大作戦は順調。
俺のスライム一族は加速度的に増強を進め、瞬く間にアブソルティア大陸全土に広がった。
そして、スライムたちは予想以上に強くなった。
そこらの帝国兵を優に超える強さであろう。
事実、スライムの異常な増加と強化は瞬く間に人間界に知られることとなり、
調査に来た冒険者らを退けることができているのだ。
そこで俺はとあることを考えるようになった。
──── 人間への復讐である。
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