プリンセス・ロンド 運命の兄王と妹姫

月森あいら

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◆◇第七章 異変◇◆

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「まだ、何も言って来はしないのですか?」
 渡された本を棚にしまいながら、クレアは言った。
「ラグラール皇国のことか?」
 羽根ペンの先を青いインクに浸しながら答えたのはセラフィス。
「そうだな、あれからしばらくになるが、まだなんの動きもないそうだ」
「心配です」
 クレアはつぶやいた。
「何か、大きなでき事が起こりでもしないか、心配なのです」
「クレアが気にしなくてもいいよ」
 セラフィスは微笑みを彼女に向けた。
「そう言うことは、私たちの仕事だ。クレアに心配させる前に、ちゃんと片づけるよ」
「そうですわよね……」
 クレアは振り返って、セラフィスの手もとを見た。
「今日は、それでおしまいでしょうか」
「あ、ああ」
 セラフィスは手もとの紙を取り上げた。
「これで終わりだ。ご苦労様、クレア」
 クレアはそれに手を伸ばし、インクが乾いたのを確かめてから手慣れた仕草でそれを丸め、封蝋で作った紙止めを巻いた。
「どこにお届けすればいいのですか?」
 セラフィスは立ち上がり、手でクレアを押しとどめた。
「いや、それは急ぎではないから、明日でもいいよ」
「そうですの」
 クレアはそれを机に置こうとした。そして視線を翻し、セラフィスの方を見ると慌てたように一歩引き下がった。
「クレア?」
「いいえ、いいですわ、私、お届けに上がります。どちらに行けばよろしいの?」
 クレアはセラフィスから距離を取った。セラフィスが歩み寄れば、クレアは一歩下がる。
「ああ、財務官のところだが……」
「わかりました、行って参ります」
 クレアはさっと衣装を翻し、セラフィスに向かって頭を下げた。
「私、これをお届けしたらお部屋に下がらせていただきます。お兄様、お勤めご苦労様です」
 それだけを言うと、クレアは慌てて部屋を出る。セラフィスが、腑に落ちない顔をしてその向こうにいたことは知っている。しかし、今のクレアは仕事以外の話をセラフィスとする勇気はなかった。そう、あの日、寝台の上で涙を流したときからセラフィスの顔が見られなくなっているのだ。それは、まっすぐに見つめるには、あまりにも眩しすぎて。
「おかしいわ」
 胸に抱いた紙を握り締め、クレアは足早に廊下を駆け抜けながら呟いた。
「どうしてなのかしら、お兄様が……」
 怖い。顔を見られない。もし、今優しく名を呼ばれ、肩に手でも置かれでもすれば、きっと何かが崩れてしまう。きっと、懸命に立っている足が崩れ落ちてしまう。
「おかしいわ、何かが……」
 ひとり呟くクレアの耳に、ただならぬざわめきが聞こえてきたのはその時だった。それは、王宮の外から聞こえているようだった。大勢の人間が、一斉に叫んでいるような声。
「な、なんなの? こんな時間に」
 それはどんどん大きさを増していっているようだった。そして、それが決して耳に心地いいものでないことは、考えずともわかることだった。
「いったい、何が……?」
 ひとり、不安に立ち尽くすクレアの視界に、長いローブを引きずった男の姿が目に入った。
「エクス・ヴィト!」
 クレアは駆け寄り、そして口早に問うた。
「エクス・ヴィト、いったい何事なの? この声は、いったい?」
「姫さま、殿下はどちらですか」
 それには答えず、エクス・ヴィトが強い口調で言った。
「あ……執務室におられます」
「ありがとう」
 それだけ言って、エクス・ヴィトはクレアに構うことなく先を行く。クレアはそれに従うように走り出した。
「殿下!」
 先ほどクレアが閉じた扉を開けて、エクス・ヴィトは挨拶もなしに部屋に飛び込んだ。
「エクス・ヴィト」
 驚いたようにそこにいたのはセラフィスひとり。続くクレアの姿をも見て、ますます困惑の色を深める。
「なんだ、この声は。外から聞こえてくるようだが……」
「暴動です」
 エクス・ヴィトは短く言った。その言葉を、セラフィスは問い返す。
「何だって?」
 信じられないと言ったその声に、エクス・ヴィトは首を振る。
「暴動です。王都中の民が王宮前に集まって来ています」
「……なに?」
 にわかに緊張の色がセラフィスの顔を走った。傍らの椅子の背を掴み、その指が次第に震え始めた。
「どういうことだ?」
「私にも、わかりかねます」
 エクス・ヴィトは、頭に手をやってため息をついた。
「昨日までまったくそんな予兆はありませんでした。その民たちが、急に手にたいまつを持って王宮の前に陣取っております。そして、王太子を出せと」
「なぜなのだ?」
 クレアは心臓が大きく打ち出すのを知った。耳慣れない単語がいくつも飛び交う。
「そんな、民の要求は何なの?」
 クレアの声に、ふたりは振り返った。
「わかりません。ただ、王太子を出せと言っているのです。今は近衛団の騎士たちが押さえているから王宮にまでは入って来てはいません。しかし、それも時間の問題でしかありません」
 セラフィスが崩れ落ちるかのように椅子に腰を下ろした。
「暴動だと? この、国王危篤の緊急時に」
 エクス・ヴィトが眉をしかめて呟く。
「しかし、殿下。これは、ただの暴動ではないかも知れません」
「どういう、ことだ」
 セラフィスは頭を両手で抱えたままエクス・ヴィトを見る。
「ただの暴動ではない、とはどういうことだ」
「まだわかりません。今、心当たりを魔法研究院の連中に調べさせております。何らかの要因、そう、魔法が絡むとでも言うなら私にも何とかしようがありますが」
「殿下!」
 いくつもの声が重なって、重臣たちがセラフィスの執務室に集まり始める。
「お聞きになりましたか」
「これは、一大事です」
「わかっている」
 いらだったようにセラフィスが言った。
「とにかく、城にいる者を一所に集めろ。騎士たちは二手に分かれ、片方は暴動の鎮圧に、もう片方は陛下の寝所を守れ」
「はっ!」
 近衛騎士団全体の隊長を務める男が勢いよく会釈をしてその場を去った。残りの者も、次々と出されるセラフィスの指示に従うべく走り出す。
「内門を閉ざせ、騎士たちには剣を使うなと触れを出せ、城の者も、民たちも傷つけてはならん!」
 セラフィスはひとしきり指示を出し終わると、唇を噛んで机に肘を立て、顔を手の平に埋める。そこから覗く頬が、目に見えて青ざめている。
 クレアは、その一部始終を執務室の扉近くで聞いていた。震える指が、先ほど預かった書類をつかみ、それは皺だらけになってしまったが、クレアはそれには気づいてはいなかった。
「どういうことだ、いったい……」
 そうしているうちも、響いてくる声は大きさを増す。それは確かに王太子が自分たちの前に姿を表すことを望んでおり、かき消せないほどの大音響となって皆の耳に響いた。
「私が、行けばいいのだな」
 セラフィスが立ち上がった。
「私が姿を見せればとりあえずは収まるだろう」
「いけません!」
 残っていた重臣のうちのひとりが叫んだ。
「民たちとは言え、中には魔法を使う者もありますし、剣や槍の武器を持っているものも見受けられます。万が一、殿下のお身に何かがあれば……」
「とは言っても、このままにしておくことはできないではないか。彼らの要求は私なのだろう? 誰か、傷つく者が出る前に私が行く」
「それは、殊勝なお答えで結構ですけれどね」
 部屋を出ようとするセラフィスをエクス・ヴィトが声で引き留めた。
「殿下に万が一のことがあったらどうなさいます。もしかすると、あの連中は魔法で操られているかも知れないのですよ」
「なん、だと?」
 セラフィスはエクス・ヴィトの方を振り返った。
「そのような確証がとれているのか?」
「まだです。しかし、疑わしいところはあります」
 エクス・ヴィトは腕を組み、セラフィスの道を阻むように扉の前に立っていた。
「さっき、表に出てみました。私には彼らの目が引っ掛かります。皆一様に同じような瞳の色をして、私には、これはただの暴動とは思えません」
「それで」
「はい」
 セラフィスは扉を出るのをやめた。しかし、そのまま部屋の中で落ち着きなくぐるぐる歩き回る。
「私の調査の結果が出るまでお待ち下さい。取り返しの付かないことになってはそれの方が困ります」
「しかし、このまま放って置くわけにもいかん」
 セラフィスはいらいらと言った。
「民の要求に応えられず、ただ身の安全のみを考え隠れているような卑怯者にはなりたくない……」
 顎に手を添え、その爪ががりりと音を立てた。セラフィスはこれ以上はないというくらいに眉間に皺を寄せ、その親指の爪は噛みちぎられている。
「いったい、何が起こっているというのだ……」
 独りごちるセラフィスの前に、クレアが立った。
「お兄様、私が参ります」
 背筋を伸ばしてクレアがそう言うのを驚いて見つめたのは、セラフィスだけではなかった。
「何を……?」
「私とて王族です。私では力不足かもしれませんけれど、それでも民の要求を聞くことくらいはできますわ」
「いけない!」
 クレアの提案は即座に却下された。
「お前を行かせるくらいなら、私が今すぐ出ていく。民が要求しているのは私だ、お前ではない」
「でも……」
「お前を、行かせたりはしない」
 セラフィスは、さぞ恐ろしい想像をしたとでも言うように首を振った。
「そうですよ、姫さまがおでましになって、怪我でもなさればそれこそ取り返しがつきません。殿下のことがご心配ならそこに座って私たちを見守っていて下さい」
 ね? と、片目をつぶってみせるエクス・ヴィトに、クレアは両手を固く組んで再び椅子に座り直す以外のことはできなかった。
「失礼いたします」
 慌ただしい声がして、そこには魔道師の衣装である、黒いローブをまとった中年の男がいた。エクス・ヴィトがさっとそちらに歩み寄る。
「どうだ」
「魔法の力が働いてはいるようです。何か、大掛かりな力によって操られている可能性が高いと」
「なんの魔法かわからんと、それを解く術もないんだがな」
「どのような魔法かは、まだ……」
 エクス・ヴィトはどうしようもないと言ったように首を振った。
「調査を再開しろ。何かわかり次第、報告に来い」
「はい」
 慌ただしく去って行くその姿を、エクス・ヴィトはため息混じりに見つめる。
「策略か、自らの意志か。いずれにせよ、押さえて置ける時間は限られている……」
 がたんと音がして、それに驚いたクレアがそちらを見るとセラフィスが椅子が倒れるほどの勢いで立ち上がっていた。
「行ってくる」
「殿下!」
 エクス・ヴィトが止めようとしたとき、セラフィスはすでに廊下に滑り出ていた。
「死ぬおつもりですか? おやめ下さい!」
「もう、限界なんだよ、私も」
 セラフィスは皮肉ともとれる笑みを洩らした。
「これ以上、隠れているのは性に合わん」
「馬鹿な、何が起こるかわからないのですよ?」
 それ以上は何も言わず、セラフィスは彼に背を向けた。クレアは駆け寄り、何も声をかけられずにただ息を飲む。
「お気を、つけて」
「ああ」
 クレアの頭に手を置いて、そしてセラフィスは廊下をいつもの速足で、滑るように去っていった。その後を、護衛の近衛兵たちが慌てて負う。
 振り返ると、苦虫をかみつぶしたような表情のままのエクス・ヴィトがいた。クレアと目が合うと、仕方ないというように肩をすくめる。
「まったく……」
 クレアはその後を追った。兄の姿は視界の遠くにあったが、それが城の最上階に当たる塔を目指していることは考えずともわかった。
 自らの足を鼓舞するように可能なかぎりの速足で歩くクレアの耳を、今まで以上の怒声が貫いた。セラフィスが、塔の頂上に姿を表したに違いなかった。
「背徳の王子」
 兄の後を追うクレアに最初に理解できた言葉はそれだった。長いドレスの裾をたくし上げ、止めようとする侍女を振りきって塔の頂上を目指す。
 そこは、冷たい風が吹く場所だった。暗い空に身を切るような風。それはクレアの長い髪を容赦なく空に踊らせた。帽子を吹き飛ばされないように片手で押さえながら、クレアは立ち上がり、その先にすっくと立つセラフィスの影を見た。
「お兄様……」
 声が届くはずもない。そこは眼下に広がる、無数の人の群れから発せられる波のようにうねる声で耳がおかしくなりそうだった。
「王家に対する冒涜だ」
「恥を知れ」
 背筋を伸ばし、ローブを風になびかせてそこに立つセラフィスに浴びせかけられるのはそんな声だった。
「我らを欺く背徳の王子」
「我らと同じ平民の分際で、王太子の座に座る裏切り」
 クレアは耳を疑った。誰よりも誠実で、誰よりも聡明で、誰にも代われぬ威厳を持つあの兄にぶつけられるそんな言葉は、にわかには理解しがたいものだった。
「王家の血など持たぬくせに」
 塔の上によじ登り、そっと眼下をのぞき込めば、そこには怒り狂った人たちがいた。目を真っ赤に燃え上がらせ、男も女もただひとりに向かってその声を尖らせている。塔の頂上に、吹きすさぶ風にも揺るがずに二本の足で立つマインラード王国の王太子に。
「王太子たる資格を持たぬ者が、その座に座る権利はない」
 どういうことなのだろうか。クレアには、その言葉の意味がわからない。セラフィスが、いったいどうしたというのか。王太子であるはずの彼が、その資格がないとなじられているとは。そして、王宮前に集まった民たちはすべて、同じ言葉を口にしている。
「退位を」
 しゅっと音がして、それが彼らのうちの誰かが投げた石だということにクレアが気づいたとき、それはセラフィスの頬をかすめた。白く傷がついた。
「退位を」
 そのことが暴徒たちに勢いを与えたらしかった。次々と石が投げつけられる。その中には鋭い切り口を持つガラスの破片まであった。
「ふさわしくないものは、その座を追われるべきだ」
 ここからではセラフィスの表情は見えない。自分が吹き飛ばされないようにするので必死だった。クレアは、そんな風の中、そんな罵倒の中、それらが何でもないかのようにその威厳を失わない兄の背中を見た。
「その体を流れる血を恥じろ」
 閃光が走った。セラフィスの懐から一筋の短剣が現れた。それは、護身用にいつも持ち歩いているものだ。束に埋め込まれた赤い宝石が光をもって、並み居る群衆を刺した。すべての者が、一瞬言葉を失ったようだった。
 セラフィスはまとう衣装の長い袖をすっと引き上げ、その腕をむき出しにした。腕の内側に刃を添わせ、クレアが息を飲む暇もなくそれを一気に引き裂いた。
「お兄様!」
 風が止んだ。短剣の刃がセラフィスの血に染まる。滴り落ちる赤い血が、石造りの床を染めた。一滴、また一滴。
 恐ろしいまでの静寂が訪れた。セラフィスは自分の腕を裂いた短剣で流れる血を指し示した。
「私の民たちよ」
 そう大きく声を張り上げたとも思えない。しかし、それはあたりに雷のように響き渡った。
「この血を、王家のものでないと言うか。この私の体を流れる血が、王と亡き王妃から受け継いだものでないと言うか」
 今までの罵声が嘘のようだった。セラフィスの腕から流れる血に、群衆の視線が注がれた。
「この色を見よ。これこそが、王家の血を引くものの証、王位を継ぐものの証ではないか」
 静まり返ったその中に、動く影をクレアは見た。セラフィスに視線を注いだまま凍ったような群衆を囲むように人影が増えてゆく。黒の艶を持ったローブを身にまとった魔道師たち、そして、クレアたちの立つ塔の脇の一段小さな塔にエクス・ヴィトの姿をも見つけた。
「王太子殿下……」
 誰かがつぶやくように言った。それにつられるように、先ほどはセラフィスを辱めた同じ声がこう叫びだす。
「王太子殿下、万歳」
 それが大きなうねりとなったとき、エクス・ヴィトが小さく右手を挙げた。魔道師たちは小さく印を結び、そしてその口が一斉に動きだすのをクレアは見ていた。
「王太子殿下、万歳」
 その声は大きく響いた。クレアは憑かれたように走り出していた。
「お兄様……」
 万歳を繰り返す波の中、クレアは腕を真っ赤に染めたセラフィスに駆け寄った。
「なんてことを……」
 その手を上げて微笑みすら浮かべ、群衆の称賛にセラフィスは答える。
「無理をなさいます、お兄様」
 流れる血は止まらない。それが、石の床を染めてゆくのを見てクレアは、とっさに自らのドレスの裾を引き上げ、それを引き裂いた。細く裂いて、セラフィスの血を流す腕に巻き付ける。
「何かあれば、どうなさるおつもりだったのです……?」
 そんなクレアに驚いて見せながら、セラフィスは自嘲したような笑みを作った。
「なにかあったとしたら、それが、私の天命だったということだ。そして、結果こうなった。天は私を必要としているらしい」
「そんな、お兄様、無茶をおっしゃる」
 きゅっと布の端を結びつけると、セラフィスの傷はその下に隠れた。にじみ出る血が瞬く間にそれを赤く染めたが、セラフィスはそれを気にした風はなかった。
「そうかな」
 ふたりを取り囲む声が小さくなっていった。見れば、群衆を取り囲むようにして円を描いた魔道師たちはその輪を解き、民の集団の塊を崩していく。騎士たちがそれを手伝い、今まであんなに哮っていた民たちは目が冷めでもしたかのように各が帰途につく。王宮の前に陣取るのが騎士と魔道師のみになるのにそう時間はかからなかった。
「お兄様に何かあれば、私も……生きてはおりません」
「……」
 セラフィスはクレアを見た。その視線を、今まで吹き交わすのを忘れていた風が駆け抜ける。
「殿下!」
 鋭く声がかかって、ふたりが振り返るとそこにはエクス・ヴィトがいた。
「お疲れさまです。終わりました」
「……そのようだな」
 セラフィスは彼に笑って見せ、そしてクレアに手を差し出した。
「行こうか、クレア」
「いけませんわ、お兄様」
 差し出された手を、クレアは取る代わりに両手で支えた。
「そんな、怪我をなさったお手で」
 クレアがセラフィスの手を取り、そして彼を誘った。
「参りましょう、手当てをしなくてはいけませんわ」
 妹に手をとられたセラフィスに、エクス・ヴィトは笑った。
「頼りになりますね、姫さま」
「まったくね」
 セラフィスはエクス・ヴィトに微笑んで見せ、そして自分の手を支えるクレアの手を、優しく握り返した。
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