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町を歩きながら、僕はモーレスさんの言っていたことを考えていた。
最後の聖女か……。
父から聞かされたのは、昔は聖女様がいたということと、聖女様はもう生まれなくなったということだけだった。まさか、禁忌の森が聖女様と関係があっただなんて……。
マイカの顔がよぎり、妙に胸騒ぎがした。
あの森に居たマイカは……一体、何者なんだ?
「シチリィ!」
突然の声に顔を向けると、ミレイさんが手を上げていた。
「どうも、この前はありがとうございました」
「礼を言うのはアタシの方だよ。どうだい、あんた昼まだだろ? ちょっと付き合いな」
「あ、でも……」
「あぁん? レディの誘いを断るってのかい?」
ミレイさんはぐぐっと顔を近づける。
「い、行きます、ぜひ……」
「ははは! そこまで言うなら仕方ないねぇ! さ、行くよ」
僕はミレイさんに連れられ、近くの食堂にやって来た。
「おやおや、ミレイちゃん。今日は珍しい組み合わせだねぇ」
ミレイさんをちゃん付けできるのは、オルディナの母と皆から慕われるステラさんだけだった。
ステラさんはこの町一番の高齢にもかかわらず、今も現役でこの食堂を切り盛りしている。
「ステラママ、覚えてる? ほら、オネットのとこのシチリだよ」
「こんにちは、シチリです」
ステラさんは線のような目でじっと僕を見つめ、
「あらまあ、どおりでどこかで見た顔だと思ったのよ。ふふ、目元なんてそっくり。オネットと同じ金髪だけど、あなたは少しくせ毛なのねぇ」と頬に手を添える。
「そうですか? 自分じゃわからなくて……」
父に似ていると言われるのは少し嬉しかった。
「似てるわよ、そっくり。でも、どちらかといえばローゼリア似かしら? あの子に似て、とってもやさしい顔だもの」
「母を知ってるんですか⁉」
「何を言ってんのさ、当たり前だろ? この町でステラママが知らないことなんてないさ」
ミレイさんはドカっとテラス席に座り、僕に向かいの席に座るよう促した。
「ふふ、大袈裟ねぇ、ちょっと長生きなだけよ。ミレイちゃん、いつものでいい?」
「うん、シチリにも同じものを」
「はいはい、じゃあちょっと待っててね」
ステラさんは店の中へ入っていった。
父と母はよくこの店に来ていたのかなぁ……。
今度また、ゆっくり聞いてみよう。
「どうしたんだい、浮かない顔してさ」
「え、そうですか?」
「さっきも心ここにあらずって感じで歩いてたじゃないか」
「……ミレイさんは禁忌の森のこと、詳しいですか?」
僕の質問が意外だったのか、ミレイさんが一瞬、真顔になった。
「何を言うかと思ったら……。なんであんな森のことを知りたいんだい」
「さっき、モーレスさんから昔、森にホムンク――」
「お黙り」
ミレイさんが僕の口を手で塞いだ。
身を乗り出し、僕の目を覗き込む。
「いいかい? その話はおいそれとするもんじゃないよ、わかったね?」
僕は何度も頷いた。
ミレイさんは手を外し、
「アタシの口からは言えないね。どうしても知りたいなら、古書店でも行って自分で調べな」と、ため息交じりに言った。
「古書……そうか! ミレイさん、ありがとうございます!」
そうだ、一度も行ったことがなかったけど、この町には古書店がある。
いつもモーレスさんの店と家の往復だったから……。
思えば僕は、ずっと町の人達と関わろうとしてこなかった。
だからこんな簡単なことも思いつかなかったのか。
これじゃあ、ずっと殻に閉じこもってたのと同じだな……。
「やっと、いつもの顔に戻ったじゃないか」
「ミレイさん……」
その時、ステラさんが料理を運んで来てくれた。
「はい、お待たせ~。熱いから気を付けてねぇ」
テーブルの上に、熱々のシチューとパンが置かれた。
「ステラママのシチューは絶品さ。ここに来る連中は皆、これが目当てだからね」
ミレイさんが言うと、ステラさんが「ちがうわ、ミレイちゃん」と割って入り、
「み~んな、わたしが目当てなの」と、冗談っぽく笑って僕に投げキッスをした。
*
ミレイさんと昼食を終えた後、僕はその足で古書店に向かった。
大通りを歩いていると、いつもとは違う町を歩いているような感覚を覚えた。
何だか懐かしいような、親しみを感じるような。
――何が違うんだろう?
父がいなくなってから、僕はずっと畑を守ることを第一にしてきた。
たまに話をするのはモーレスさんとアンナさんくらいで、他の誰とも自分から話そうだなんて考えもしなかった。それでいいと思っていた。
でも、マイカと出会ってから何かが変わった。
今までと同じ生活を続けていれば、ミレイさんと食事をするなんてことは無かったはずだし、ステラさんとも言葉を交わすことはなかったはずだ。
僕を取り巻く世界が色付き、めまぐるしく変わっている気がする。
大袈裟かもしれないけど、本当にそう感じるのだ。
マイカに無性に会いたくなった。
「たしかここだよな……」
風化した看板から店名は消えている。
だが、硝子窓から見える店内には、大量の本が積まれているのが見えた。
「すみませーん……」
恐る恐る店に入ると、古い紙の匂いがした。
ほっとするような匂い。家にある父の本と同じ匂いだ。
店内は薄暗く、カウンターがどこかもわからないほど、本で埋め尽くされていた。
しばらくすると、奥の方から物音が聞こえ、腰の曲がったお爺さんが顔を見せた。
「誰だ?」
「あの僕、本を探していまして……今日はお休みでしたか?」
「あ? ああ、客か。悪いが随分前に店は閉めたんだ」
「え⁉ あ、そうだったんですか……。すみません、そうとは知らずに」
そう答えると、僕を訝しげに見ていたお爺さんの表情から、ふっと力が抜けた。
「構わんよ。ちょうど暇を持て余していたところさ。どれ、何かお探しかな?」
お爺さんは積まれた本の隙間を通り抜け、そこにあった立派な椅子に座った。
本の山に隠れてわからなかったが、ここがかつての受付なのだろう。
「えっと、聖女様に関する本を探していまして」
「聖女……ふむ、今時珍しいの」
お爺さんは首から掛けていた老眼鏡を掛け、革の手帳を開いて何やら調べ始めた。
「何冊かあるが……お前さん、聖女の何を知りたいんだね?」
老眼鏡越しにお爺さんの鋭い目が光る。
「最後の聖女様についてと、その、禁忌の森のことを知りたくて……」
「ははぁ、なるほどのぉ。そりゃあ、無理だな」
「えっ?」
革の手帳をパタンと閉じて、お爺さんは椅子の背に体を預けた。
「お前さんは若いから知らなくて当然だろう。あの森で起きたことは、表向きの記録には残されていない。まあ、いわゆる『禁句』という扱いになっているのさ」
「禁句……じゃあ、僕がそれを知る方法はないのでしょうか?」
「……なぜ、知りたいんだね?」
「僕はあの森の近くで菜園を管理しながら薬師として生活をしているのですが、亡くなった父からは沢を渡るなとしか聞いてなくて……。あの森のことを何も知らないまま生活するのは、何だか落ち着かないんです」
「そりゃあ、たしかに落ち着かないだろうな……」
お爺さんは立派な顎髭を撫でながら何か迷っているようだった。
これ以上、邪魔をしちゃ悪いかな……。
もう一度、機会を見てモーレスさんに聞いてみよう。
「あ、じゃあ、僕はこれで……わざわざすみませんでした。ありがとうございます」
お爺さんにお辞儀をして、僕は店を出ようとした。
「待ちなさい」
振り返るとお爺さんが、
「ワシはアーミティッジ・ヘンリーだ、お前さんの名は?」と聞いてきた。
「僕はシチリといいます」
「シチリか……どうしても知りたいのなら、三日後にもう一度おいで」
「あ……はいっ! アーミティッジさん」
「ヘンリーでいい」
言いながら背を向け、ヘンリーさんは店奥へと戻っていく。
「ありがとうございます、ヘンリーさん。じゃあ、三日後にまたお邪魔します!」
僕はもう一度、ヘンリーさんに深くお辞儀をして店を出た。
外はもう陽が落ちかけていた。
「あ、そういえば……新しい取引相手を探す暇がなかったなぁ……」
仕方ない、次の機会にするか。
早く帰ってマイカの笑顔が見たいな……。
自然と早足になっていた。
最後の聖女か……。
父から聞かされたのは、昔は聖女様がいたということと、聖女様はもう生まれなくなったということだけだった。まさか、禁忌の森が聖女様と関係があっただなんて……。
マイカの顔がよぎり、妙に胸騒ぎがした。
あの森に居たマイカは……一体、何者なんだ?
「シチリィ!」
突然の声に顔を向けると、ミレイさんが手を上げていた。
「どうも、この前はありがとうございました」
「礼を言うのはアタシの方だよ。どうだい、あんた昼まだだろ? ちょっと付き合いな」
「あ、でも……」
「あぁん? レディの誘いを断るってのかい?」
ミレイさんはぐぐっと顔を近づける。
「い、行きます、ぜひ……」
「ははは! そこまで言うなら仕方ないねぇ! さ、行くよ」
僕はミレイさんに連れられ、近くの食堂にやって来た。
「おやおや、ミレイちゃん。今日は珍しい組み合わせだねぇ」
ミレイさんをちゃん付けできるのは、オルディナの母と皆から慕われるステラさんだけだった。
ステラさんはこの町一番の高齢にもかかわらず、今も現役でこの食堂を切り盛りしている。
「ステラママ、覚えてる? ほら、オネットのとこのシチリだよ」
「こんにちは、シチリです」
ステラさんは線のような目でじっと僕を見つめ、
「あらまあ、どおりでどこかで見た顔だと思ったのよ。ふふ、目元なんてそっくり。オネットと同じ金髪だけど、あなたは少しくせ毛なのねぇ」と頬に手を添える。
「そうですか? 自分じゃわからなくて……」
父に似ていると言われるのは少し嬉しかった。
「似てるわよ、そっくり。でも、どちらかといえばローゼリア似かしら? あの子に似て、とってもやさしい顔だもの」
「母を知ってるんですか⁉」
「何を言ってんのさ、当たり前だろ? この町でステラママが知らないことなんてないさ」
ミレイさんはドカっとテラス席に座り、僕に向かいの席に座るよう促した。
「ふふ、大袈裟ねぇ、ちょっと長生きなだけよ。ミレイちゃん、いつものでいい?」
「うん、シチリにも同じものを」
「はいはい、じゃあちょっと待っててね」
ステラさんは店の中へ入っていった。
父と母はよくこの店に来ていたのかなぁ……。
今度また、ゆっくり聞いてみよう。
「どうしたんだい、浮かない顔してさ」
「え、そうですか?」
「さっきも心ここにあらずって感じで歩いてたじゃないか」
「……ミレイさんは禁忌の森のこと、詳しいですか?」
僕の質問が意外だったのか、ミレイさんが一瞬、真顔になった。
「何を言うかと思ったら……。なんであんな森のことを知りたいんだい」
「さっき、モーレスさんから昔、森にホムンク――」
「お黙り」
ミレイさんが僕の口を手で塞いだ。
身を乗り出し、僕の目を覗き込む。
「いいかい? その話はおいそれとするもんじゃないよ、わかったね?」
僕は何度も頷いた。
ミレイさんは手を外し、
「アタシの口からは言えないね。どうしても知りたいなら、古書店でも行って自分で調べな」と、ため息交じりに言った。
「古書……そうか! ミレイさん、ありがとうございます!」
そうだ、一度も行ったことがなかったけど、この町には古書店がある。
いつもモーレスさんの店と家の往復だったから……。
思えば僕は、ずっと町の人達と関わろうとしてこなかった。
だからこんな簡単なことも思いつかなかったのか。
これじゃあ、ずっと殻に閉じこもってたのと同じだな……。
「やっと、いつもの顔に戻ったじゃないか」
「ミレイさん……」
その時、ステラさんが料理を運んで来てくれた。
「はい、お待たせ~。熱いから気を付けてねぇ」
テーブルの上に、熱々のシチューとパンが置かれた。
「ステラママのシチューは絶品さ。ここに来る連中は皆、これが目当てだからね」
ミレイさんが言うと、ステラさんが「ちがうわ、ミレイちゃん」と割って入り、
「み~んな、わたしが目当てなの」と、冗談っぽく笑って僕に投げキッスをした。
*
ミレイさんと昼食を終えた後、僕はその足で古書店に向かった。
大通りを歩いていると、いつもとは違う町を歩いているような感覚を覚えた。
何だか懐かしいような、親しみを感じるような。
――何が違うんだろう?
父がいなくなってから、僕はずっと畑を守ることを第一にしてきた。
たまに話をするのはモーレスさんとアンナさんくらいで、他の誰とも自分から話そうだなんて考えもしなかった。それでいいと思っていた。
でも、マイカと出会ってから何かが変わった。
今までと同じ生活を続けていれば、ミレイさんと食事をするなんてことは無かったはずだし、ステラさんとも言葉を交わすことはなかったはずだ。
僕を取り巻く世界が色付き、めまぐるしく変わっている気がする。
大袈裟かもしれないけど、本当にそう感じるのだ。
マイカに無性に会いたくなった。
「たしかここだよな……」
風化した看板から店名は消えている。
だが、硝子窓から見える店内には、大量の本が積まれているのが見えた。
「すみませーん……」
恐る恐る店に入ると、古い紙の匂いがした。
ほっとするような匂い。家にある父の本と同じ匂いだ。
店内は薄暗く、カウンターがどこかもわからないほど、本で埋め尽くされていた。
しばらくすると、奥の方から物音が聞こえ、腰の曲がったお爺さんが顔を見せた。
「誰だ?」
「あの僕、本を探していまして……今日はお休みでしたか?」
「あ? ああ、客か。悪いが随分前に店は閉めたんだ」
「え⁉ あ、そうだったんですか……。すみません、そうとは知らずに」
そう答えると、僕を訝しげに見ていたお爺さんの表情から、ふっと力が抜けた。
「構わんよ。ちょうど暇を持て余していたところさ。どれ、何かお探しかな?」
お爺さんは積まれた本の隙間を通り抜け、そこにあった立派な椅子に座った。
本の山に隠れてわからなかったが、ここがかつての受付なのだろう。
「えっと、聖女様に関する本を探していまして」
「聖女……ふむ、今時珍しいの」
お爺さんは首から掛けていた老眼鏡を掛け、革の手帳を開いて何やら調べ始めた。
「何冊かあるが……お前さん、聖女の何を知りたいんだね?」
老眼鏡越しにお爺さんの鋭い目が光る。
「最後の聖女様についてと、その、禁忌の森のことを知りたくて……」
「ははぁ、なるほどのぉ。そりゃあ、無理だな」
「えっ?」
革の手帳をパタンと閉じて、お爺さんは椅子の背に体を預けた。
「お前さんは若いから知らなくて当然だろう。あの森で起きたことは、表向きの記録には残されていない。まあ、いわゆる『禁句』という扱いになっているのさ」
「禁句……じゃあ、僕がそれを知る方法はないのでしょうか?」
「……なぜ、知りたいんだね?」
「僕はあの森の近くで菜園を管理しながら薬師として生活をしているのですが、亡くなった父からは沢を渡るなとしか聞いてなくて……。あの森のことを何も知らないまま生活するのは、何だか落ち着かないんです」
「そりゃあ、たしかに落ち着かないだろうな……」
お爺さんは立派な顎髭を撫でながら何か迷っているようだった。
これ以上、邪魔をしちゃ悪いかな……。
もう一度、機会を見てモーレスさんに聞いてみよう。
「あ、じゃあ、僕はこれで……わざわざすみませんでした。ありがとうございます」
お爺さんにお辞儀をして、僕は店を出ようとした。
「待ちなさい」
振り返るとお爺さんが、
「ワシはアーミティッジ・ヘンリーだ、お前さんの名は?」と聞いてきた。
「僕はシチリといいます」
「シチリか……どうしても知りたいのなら、三日後にもう一度おいで」
「あ……はいっ! アーミティッジさん」
「ヘンリーでいい」
言いながら背を向け、ヘンリーさんは店奥へと戻っていく。
「ありがとうございます、ヘンリーさん。じゃあ、三日後にまたお邪魔します!」
僕はもう一度、ヘンリーさんに深くお辞儀をして店を出た。
外はもう陽が落ちかけていた。
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