211 / 243
211 修学旅行2日目です 4
しおりを挟む
ここは巨木の森です。
ジャイアント・トロールの木の近くにいます。
記念撮影を終えて、生徒たちは自由に散策しています。
高木 「この木、すごいですね」
志村 「僕も下見のときは驚きました」
加藤 「私もです」
A組の生徒が何やら面白いことを始めました。
生徒が手をつなぎ、ジャイアント・トロールの木を囲むようです。
男子 「先生、手伝って」
私たちも参加します。
しかし、わたしが参加すると撮影ができないので、陽子さんとローラにも参加してもらいます。
それでも人数が足りません。仕方がないので、B組の生徒4人に手伝ってもらいました。
結局、木を囲むのに40人が必要でした。やはり大きいですね。
アンナ「写真を撮ります」
カシャ、カシャ、カシャ・・・
B組もやりたいと言うので、同様に木を囲み、わたしは撮影しました。
撮影のあと、B組も自由に散策をします。
わたしは、陽子さんとローラの三人でマオと遊びます。
マオはとても楽しそうです。
*
30分経ちました。
アンナ「集合してください」
クラスの班ごとに集まり、人数を確認します。
全員揃っています。わたしはトイレを収納しました。
私たちはMTVに搭乗します。最後に志村先生が搭乗して、タラップを上げました。
アンナ「出発します」
MTVはゆっくりと浮上して巨木の森を飛行します。
木と木の間隔が広いので大型のMTVでも飛行に支障はありません。
女子 「森の中を飛んでる」
女子 「すごいね」
女子 「SF映画かアニメみたい」
女子 「だよね」
しばらく飛行したあと、わたしは陽子さんに連絡をします。
アンナ「もうすぐ目的地です」
陽子 「わかりました」
見えてきました。
アンナ「皆さん、前方を見てください」
トロールが森の中を歩いています。
トロールは、高さ18mです。全身が赤茶色の体毛で覆われています。
顔は鼻だけが少しだけ見えていますが、目と耳と口はほとんど見えません。
女子 「巨人?」
男子 「すげえ」
アンナ「巨木の森に住む魔物、トロールです」
MTVは、トロールの周囲を旋回飛行します。
生徒の皆さんは写真を撮っています。
女子 「そんなに近づいて大丈夫?」
アンナ「はい、大丈夫です」
トロールは私たちのことをまったく気にしません。
わたしはMTVを地面すれすれに飛行させます。
下から見上げるとトロールの大きさが実感できます。
女子 「大きい」
女子 「すごいね」
*
トロールは充分に見学できました。
わたしは陽子さんに連絡をします。
アンナ「次の移動先は・・・・・・」
陽子 「わかりました」
わたしはMTVを上昇させます。B組もついてきます。
巨木の森の上空に出ました。
アンナ「次の場所に移動します・・・転移」
* * *
私たちは草原の上空に転移しました。
近くに魔物が住む森があります。
森の中を大型のMTVで飛行するのは困難ですが、森のすぐ外側には魔物がいます。
魔物を見学するには都合がいいです。
わたしはMTVの降下させます。やはり異世界に来たら、定番の魔物は見ておきたいですよね。
アンナ「あれを見てください」
男子 「ゴブリンか?」
アンナ「はい、そうです」
わたしは2体のゴブリンに近づきます。
ゴブリンは大きさは120cm、全身が緑色です。
2体は腰巻きを身に付け、棍棒を持っています。
わたしはMTVを着地させました。
ゴブリンが武器を襲いかかってきますが、平気です。
男子 「体格は子供なのに、顔はおっさんだな」
女子 「なんか怖い」
男子は面白がっていますが、女子はドン引きです。
ローラを見ると、ちょっと不機嫌そうな顔をしています。
追い払ってはダメですよ。これは見学ですから。
そろそろ交替しましょう。B組も近くから見たいはずです。
わたしはMTVを上昇させ、陽子さんに連絡をします。
アンナ「B組もゴブリンを近くで見てください」
陽子 「わかりました」
今度はB組のMTVがゴブリンに近づきました。
その間にわたしは魔物について説明をします。
アンナ「異世界には、魔素と呼ばれる微粒子が存在します。
その魔素の影響で独自の進化を遂げた生物が魔物です。
魔物の体内には魔石があり、特殊な能力を持っています。
ちなみに、ゴブリンは大きな目と鼻を持ち、視覚と臭覚に優れています」
B組のゴブリン見学が終わったようです。
わたしは陽子さんに連絡をします。
アンナ「陽子さん、次の場所は・・・・・・」
陽子 「わかりました」
アンナ「次の場所に移動します・・・転移」
* * *
少し離れた草原に転移しました。
そしてMTVを光学迷彩にしました。わたしは地表にいる魔物に近づきます。
アンナ「あれをご覧ください」
女子 「ウサギ?」
アンナ「角ウサギと言う魔物です」
角ウサギは、全長1m、全身が薄茶色です。
アンナ「角ウサギは2種類います。一本角のアルミラージと、
いま目の前にいるジャッカロープです」
アンナ「ジャッカロープは、鹿のような二本の角を持っています。
特殊能力は、優れた聴覚と俊敏性です。
走る速さは、時速100kmを超えます」
男子 「すげえ」
アンナ「それから、角ウサギには鋭い爪と牙があり、雑食性で
何でも食べます」
ローラ「見た目だけは、かわいいのよね」
角ウサギが動き出します。
森からゴブリンが出て来ました。それに気付いたようです。
角ウサギが走り出しました。ゴブリンは慌てて森に逃げて行きます。
男子 「なんだ、あの速さ」
たぶん逃げ切れないと思います。
ゴブリンと角ウサギは森の中に姿を消しました。
男子 「冒険者って、あんなのと戦うのか?」
アンナ「そうですよ」
男子 「俺、角ウサギって雑魚の魔物だと思ってた。
冒険者になるのは絶対無理だ」
高校を卒業したら、冒険者になるつもりですか。諦めてください。
魔法が使えないと、角ウサギを討伐するのは大変です。
*
わたしは千里眼で新たな魔物を発見したので、陽子さんに連絡をしました。
アンナ「次の場所に移動します・・・転移」
ジャイアント・トロールの木の近くにいます。
記念撮影を終えて、生徒たちは自由に散策しています。
高木 「この木、すごいですね」
志村 「僕も下見のときは驚きました」
加藤 「私もです」
A組の生徒が何やら面白いことを始めました。
生徒が手をつなぎ、ジャイアント・トロールの木を囲むようです。
男子 「先生、手伝って」
私たちも参加します。
しかし、わたしが参加すると撮影ができないので、陽子さんとローラにも参加してもらいます。
それでも人数が足りません。仕方がないので、B組の生徒4人に手伝ってもらいました。
結局、木を囲むのに40人が必要でした。やはり大きいですね。
アンナ「写真を撮ります」
カシャ、カシャ、カシャ・・・
B組もやりたいと言うので、同様に木を囲み、わたしは撮影しました。
撮影のあと、B組も自由に散策をします。
わたしは、陽子さんとローラの三人でマオと遊びます。
マオはとても楽しそうです。
*
30分経ちました。
アンナ「集合してください」
クラスの班ごとに集まり、人数を確認します。
全員揃っています。わたしはトイレを収納しました。
私たちはMTVに搭乗します。最後に志村先生が搭乗して、タラップを上げました。
アンナ「出発します」
MTVはゆっくりと浮上して巨木の森を飛行します。
木と木の間隔が広いので大型のMTVでも飛行に支障はありません。
女子 「森の中を飛んでる」
女子 「すごいね」
女子 「SF映画かアニメみたい」
女子 「だよね」
しばらく飛行したあと、わたしは陽子さんに連絡をします。
アンナ「もうすぐ目的地です」
陽子 「わかりました」
見えてきました。
アンナ「皆さん、前方を見てください」
トロールが森の中を歩いています。
トロールは、高さ18mです。全身が赤茶色の体毛で覆われています。
顔は鼻だけが少しだけ見えていますが、目と耳と口はほとんど見えません。
女子 「巨人?」
男子 「すげえ」
アンナ「巨木の森に住む魔物、トロールです」
MTVは、トロールの周囲を旋回飛行します。
生徒の皆さんは写真を撮っています。
女子 「そんなに近づいて大丈夫?」
アンナ「はい、大丈夫です」
トロールは私たちのことをまったく気にしません。
わたしはMTVを地面すれすれに飛行させます。
下から見上げるとトロールの大きさが実感できます。
女子 「大きい」
女子 「すごいね」
*
トロールは充分に見学できました。
わたしは陽子さんに連絡をします。
アンナ「次の移動先は・・・・・・」
陽子 「わかりました」
わたしはMTVを上昇させます。B組もついてきます。
巨木の森の上空に出ました。
アンナ「次の場所に移動します・・・転移」
* * *
私たちは草原の上空に転移しました。
近くに魔物が住む森があります。
森の中を大型のMTVで飛行するのは困難ですが、森のすぐ外側には魔物がいます。
魔物を見学するには都合がいいです。
わたしはMTVの降下させます。やはり異世界に来たら、定番の魔物は見ておきたいですよね。
アンナ「あれを見てください」
男子 「ゴブリンか?」
アンナ「はい、そうです」
わたしは2体のゴブリンに近づきます。
ゴブリンは大きさは120cm、全身が緑色です。
2体は腰巻きを身に付け、棍棒を持っています。
わたしはMTVを着地させました。
ゴブリンが武器を襲いかかってきますが、平気です。
男子 「体格は子供なのに、顔はおっさんだな」
女子 「なんか怖い」
男子は面白がっていますが、女子はドン引きです。
ローラを見ると、ちょっと不機嫌そうな顔をしています。
追い払ってはダメですよ。これは見学ですから。
そろそろ交替しましょう。B組も近くから見たいはずです。
わたしはMTVを上昇させ、陽子さんに連絡をします。
アンナ「B組もゴブリンを近くで見てください」
陽子 「わかりました」
今度はB組のMTVがゴブリンに近づきました。
その間にわたしは魔物について説明をします。
アンナ「異世界には、魔素と呼ばれる微粒子が存在します。
その魔素の影響で独自の進化を遂げた生物が魔物です。
魔物の体内には魔石があり、特殊な能力を持っています。
ちなみに、ゴブリンは大きな目と鼻を持ち、視覚と臭覚に優れています」
B組のゴブリン見学が終わったようです。
わたしは陽子さんに連絡をします。
アンナ「陽子さん、次の場所は・・・・・・」
陽子 「わかりました」
アンナ「次の場所に移動します・・・転移」
* * *
少し離れた草原に転移しました。
そしてMTVを光学迷彩にしました。わたしは地表にいる魔物に近づきます。
アンナ「あれをご覧ください」
女子 「ウサギ?」
アンナ「角ウサギと言う魔物です」
角ウサギは、全長1m、全身が薄茶色です。
アンナ「角ウサギは2種類います。一本角のアルミラージと、
いま目の前にいるジャッカロープです」
アンナ「ジャッカロープは、鹿のような二本の角を持っています。
特殊能力は、優れた聴覚と俊敏性です。
走る速さは、時速100kmを超えます」
男子 「すげえ」
アンナ「それから、角ウサギには鋭い爪と牙があり、雑食性で
何でも食べます」
ローラ「見た目だけは、かわいいのよね」
角ウサギが動き出します。
森からゴブリンが出て来ました。それに気付いたようです。
角ウサギが走り出しました。ゴブリンは慌てて森に逃げて行きます。
男子 「なんだ、あの速さ」
たぶん逃げ切れないと思います。
ゴブリンと角ウサギは森の中に姿を消しました。
男子 「冒険者って、あんなのと戦うのか?」
アンナ「そうですよ」
男子 「俺、角ウサギって雑魚の魔物だと思ってた。
冒険者になるのは絶対無理だ」
高校を卒業したら、冒険者になるつもりですか。諦めてください。
魔法が使えないと、角ウサギを討伐するのは大変です。
*
わたしは千里眼で新たな魔物を発見したので、陽子さんに連絡をしました。
アンナ「次の場所に移動します・・・転移」
0
あなたにおすすめの小説
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~
こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』
公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル!
書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。
旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください!
===あらすじ===
異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。
しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。
だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに!
神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、
双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。
トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる!
※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい
※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております
※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
『辺境伯一家の領地繁栄記』スキル育成記~最強双子、成長中~
鈴白理人
ファンタジー
ラザナキア王国の国民は【スキルツリー】という女神の加護を持つ。
そんな国の北に住むアクアオッジ辺境伯一家も例外ではなく、父は【掴みスキル】母は【育成スキル】の持ち主。
母のスキルのせいか、一家の子供たちは生まれたころから、派生スキルがポコポコ枝分かれし、スキルレベルもぐんぐん上がっていった。
双子で生まれた末っ子、兄のウィルフレッドの【精霊スキル】、妹のメリルの【魔法スキル】も例外なくレベルアップし、十五歳となった今、学園入学の秒読み段階を迎えていた──
前作→『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる