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229 修学旅行3日目です 9
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ここは、飛行島付近の上空です。
私たちは新種恐竜ヨシダサウルスを見学したあと、転移して戻ってきました。
MTVは飛行島に着地します。
アンナ「お疲れ様でした。このあと庭園でおやつにしますので、
少し待ってください」
私たちはMTVを降りました。
アンナ「陽子さん、マオに子猫用のおやつとお水をあげてください」
陽子 「はい」
わたしは、芝生の上にテーブルとイス、おやつを準備します。
今日のおやつは、台湾料理の胡椒餅(フージャオビン)、甘くないおやつです。
日本では「こしょうもち」と呼ばれることがあります。
もち米を使った料理ではなく、小麦粉を使った惣菜パンの一種です。
*
胡椒餅
まず最初は、角切りの豚肉に台湾醤油、胡椒、五香粉、ショウガなどを加えて下味をつけます。
挽肉のレシピもありますが、角切り肉の方が食べ応えがあります。
次にパン生地を平らに伸ばし、肉と刻んだ小ネギをたっぷりのせて、生地で包みます。
パン生地を丸く整えたら、表面に白ごまをまぶします。
それをタンドール型のオーブンで炭焼きにします。
焼きたてのパンは、外側がパリパリで、内側がモチモチの食感です。
台湾醤油を使っているので甘辛い味付けになっています
肉の旨味とネギの甘味が美味しい、台湾屋台で人気の軽食です。
*
おやつの準備ができました。皆さん着席しています。
わたしは保温の結界を解除しました。
アンナ「焼きたてなので熱いです。気をつけてください。
おかわりも用意してあります。
飲み物はウーロン茶がおすすめです」
アンナ「いただきます」
全員 「いただきます」
ぱくぱく・・・
男子 「うめえ」
男子 「肉がぎっしり入ってる」
女子 「美味しい」
女子 「ネギが甘い」
女子 「これテレビに見たことある。台湾のB級グルメ。
食べてみたかったんだ」
自分で言うのも変ですが、美味しく出来たと思います。
味の決め手は台湾醤油です。日本の醤油ではこの味が出せません。
ローラ「美味しい。おかわりあるのよね?」
アンナ「ありますよ」
ローラ「持ち帰ってもいいかしら?」
アンナ「いいですよ」
陽子 「ローラ様、後でアイテムボックスにたくさん入れておきます」
ローラ「陽子ちゃん、ありがとう」
志村 「外はパリパリで中はジューシー、美味しいですね」
高木 「この甘辛い味付け、好みの味です」
加藤 「濃い味付けがたまらないですね」
今回、胡椒餅を作るために、ネットでタンドールの構造を調べて、オーブンを自作しました。
タンドールは、ナンを焼く以外にチキンや焼豚も作れるので使い道があります。
男子がおかわりを始めました。
アンナ「今回、調理に使ったタンドール窯をご覧になりますか?」
志村 「興味があります」
高木 「私も」
加藤 「面白そうですね」
わたしはタンドールを出しました。
先生方は中を覗き込んでいます。
志村 「こういう構造なんですね」
高木 「これ、たしかナンを焼く窯ですよね?」
アンナ「はい、そうです。窯の内側にパンを張り付けて、
炭で焼きます」
加藤 「炭焼きのパン、美味しいわけですね」
女子 「なになに」
女子 「私も見たい」
おかわりの次いでに生徒たちがタンドールを見に来ました。
女子 「これで焼くのね」
女子 「パンを取るとき落としそう」
アンナ「パンは金網で取ります」
わたしはアイテムボックスから金網を取り出しました。
アンナ「これです」
女子 「なるほどね」
*
おやつが終わりました。
アンナ「ごちそうさまでした」
全員 「ごちそうさまでした」
アンナ「それでは皆さん、客室で体操服に着替えてください」
女子 「体操服に着替えるんだって」
女子 「何かするのかな」
女子 「着替えに行こう」
女子 「うん」
生徒たちは着替えるために客室に向かいました。
わたしはテーブルやイスなどを片付けます。
アンナ「陽子さんも体操服に着替えてください」
陽子 「はい」
ローラ「私も同じ格好がしたいわ。
陽子ちゃん、私に体操服を見せて。
魔法で服を作るから」
陽子 「はい、一緒に着替えましょう」
わたしも着替えます。
*
わたしは着替えたあと、次に行く場所を千里眼で確認して、陽子さんと打ち合わせをしました。
皆さん着替えが終わり、広場に集合しました。
先生方も就寝用に持ってきたウエアに着替えています。
幼女ローラも小さな体操服に着替えました。かわいいです。
アンナ「MTVに乗ってください」
わたしはマオのキャリーバッグを持って搭乗します。
女子 「どこに行くのかな」
女子 「楽しみだね」
生徒が全員搭乗して、最後に志村先生が乗り込みました。
わたしはタラップを収納します。
アンナ「発進します」
MTVはゆっくりと上昇します。
アンナ「転移」
* * *
私たちは山の上空に転移しました。
広葉樹林が広がる緑の山並みがきれいです。
わたしは陽子さんに連絡をします。
アンナ「陽子さん、B組はこの真下に降りてください。
私たちA組は200m離れたところに着地します」
陽子 「わかりました」
A組とB組は分かれて行動します。
わたしは、少し開けた山の中腹にMTVを着地させました。傾斜が少なく歩きやすい場所です。
アンナ「皆さん、降りてください」
わたしはマオをスリングに入れて、たすき掛けにしました。
そしてA組の旗を持ってMTVを降ります。
ローラ「あれを見るのね」
ローラは何を見学するのか、わかっているようです。
生徒と先生がMTVを降りました。
アンナ「森の中を少し歩きます。大きな声は出さないでください。
先生は最後尾をお願いします」
志村 「わかりました」
生徒たちは運動靴を履いているので多少の山歩きは問題ありません。わたしもスニーカーを履いています。
私たちは森の中を進みます。
女子 「体操服だから動きやすいね」
女子 「うん」
目的の生き物が見えてきました。
わたしは旗を浮遊させて、動画の撮影を開始します。
アンナ「皆さん、あれを見てください」(小声)
女子 「なにあれ?」
男子 「あれって、まさか・・・」
アンナ「ツチノコです」
私たちは新種恐竜ヨシダサウルスを見学したあと、転移して戻ってきました。
MTVは飛行島に着地します。
アンナ「お疲れ様でした。このあと庭園でおやつにしますので、
少し待ってください」
私たちはMTVを降りました。
アンナ「陽子さん、マオに子猫用のおやつとお水をあげてください」
陽子 「はい」
わたしは、芝生の上にテーブルとイス、おやつを準備します。
今日のおやつは、台湾料理の胡椒餅(フージャオビン)、甘くないおやつです。
日本では「こしょうもち」と呼ばれることがあります。
もち米を使った料理ではなく、小麦粉を使った惣菜パンの一種です。
*
胡椒餅
まず最初は、角切りの豚肉に台湾醤油、胡椒、五香粉、ショウガなどを加えて下味をつけます。
挽肉のレシピもありますが、角切り肉の方が食べ応えがあります。
次にパン生地を平らに伸ばし、肉と刻んだ小ネギをたっぷりのせて、生地で包みます。
パン生地を丸く整えたら、表面に白ごまをまぶします。
それをタンドール型のオーブンで炭焼きにします。
焼きたてのパンは、外側がパリパリで、内側がモチモチの食感です。
台湾醤油を使っているので甘辛い味付けになっています
肉の旨味とネギの甘味が美味しい、台湾屋台で人気の軽食です。
*
おやつの準備ができました。皆さん着席しています。
わたしは保温の結界を解除しました。
アンナ「焼きたてなので熱いです。気をつけてください。
おかわりも用意してあります。
飲み物はウーロン茶がおすすめです」
アンナ「いただきます」
全員 「いただきます」
ぱくぱく・・・
男子 「うめえ」
男子 「肉がぎっしり入ってる」
女子 「美味しい」
女子 「ネギが甘い」
女子 「これテレビに見たことある。台湾のB級グルメ。
食べてみたかったんだ」
自分で言うのも変ですが、美味しく出来たと思います。
味の決め手は台湾醤油です。日本の醤油ではこの味が出せません。
ローラ「美味しい。おかわりあるのよね?」
アンナ「ありますよ」
ローラ「持ち帰ってもいいかしら?」
アンナ「いいですよ」
陽子 「ローラ様、後でアイテムボックスにたくさん入れておきます」
ローラ「陽子ちゃん、ありがとう」
志村 「外はパリパリで中はジューシー、美味しいですね」
高木 「この甘辛い味付け、好みの味です」
加藤 「濃い味付けがたまらないですね」
今回、胡椒餅を作るために、ネットでタンドールの構造を調べて、オーブンを自作しました。
タンドールは、ナンを焼く以外にチキンや焼豚も作れるので使い道があります。
男子がおかわりを始めました。
アンナ「今回、調理に使ったタンドール窯をご覧になりますか?」
志村 「興味があります」
高木 「私も」
加藤 「面白そうですね」
わたしはタンドールを出しました。
先生方は中を覗き込んでいます。
志村 「こういう構造なんですね」
高木 「これ、たしかナンを焼く窯ですよね?」
アンナ「はい、そうです。窯の内側にパンを張り付けて、
炭で焼きます」
加藤 「炭焼きのパン、美味しいわけですね」
女子 「なになに」
女子 「私も見たい」
おかわりの次いでに生徒たちがタンドールを見に来ました。
女子 「これで焼くのね」
女子 「パンを取るとき落としそう」
アンナ「パンは金網で取ります」
わたしはアイテムボックスから金網を取り出しました。
アンナ「これです」
女子 「なるほどね」
*
おやつが終わりました。
アンナ「ごちそうさまでした」
全員 「ごちそうさまでした」
アンナ「それでは皆さん、客室で体操服に着替えてください」
女子 「体操服に着替えるんだって」
女子 「何かするのかな」
女子 「着替えに行こう」
女子 「うん」
生徒たちは着替えるために客室に向かいました。
わたしはテーブルやイスなどを片付けます。
アンナ「陽子さんも体操服に着替えてください」
陽子 「はい」
ローラ「私も同じ格好がしたいわ。
陽子ちゃん、私に体操服を見せて。
魔法で服を作るから」
陽子 「はい、一緒に着替えましょう」
わたしも着替えます。
*
わたしは着替えたあと、次に行く場所を千里眼で確認して、陽子さんと打ち合わせをしました。
皆さん着替えが終わり、広場に集合しました。
先生方も就寝用に持ってきたウエアに着替えています。
幼女ローラも小さな体操服に着替えました。かわいいです。
アンナ「MTVに乗ってください」
わたしはマオのキャリーバッグを持って搭乗します。
女子 「どこに行くのかな」
女子 「楽しみだね」
生徒が全員搭乗して、最後に志村先生が乗り込みました。
わたしはタラップを収納します。
アンナ「発進します」
MTVはゆっくりと上昇します。
アンナ「転移」
* * *
私たちは山の上空に転移しました。
広葉樹林が広がる緑の山並みがきれいです。
わたしは陽子さんに連絡をします。
アンナ「陽子さん、B組はこの真下に降りてください。
私たちA組は200m離れたところに着地します」
陽子 「わかりました」
A組とB組は分かれて行動します。
わたしは、少し開けた山の中腹にMTVを着地させました。傾斜が少なく歩きやすい場所です。
アンナ「皆さん、降りてください」
わたしはマオをスリングに入れて、たすき掛けにしました。
そしてA組の旗を持ってMTVを降ります。
ローラ「あれを見るのね」
ローラは何を見学するのか、わかっているようです。
生徒と先生がMTVを降りました。
アンナ「森の中を少し歩きます。大きな声は出さないでください。
先生は最後尾をお願いします」
志村 「わかりました」
生徒たちは運動靴を履いているので多少の山歩きは問題ありません。わたしもスニーカーを履いています。
私たちは森の中を進みます。
女子 「体操服だから動きやすいね」
女子 「うん」
目的の生き物が見えてきました。
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