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牛が落ちてきました

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私の名前はかんなぎ  ゆい
中学一年生のとっても元気な女の子
「うーん、今日もいい天気?」
歩いているといきなり辺りが暗くなったので上を見てみると
何かが凄い勢い落ちてきて
「えっ?」
轟音と共に落ちてきたのは
「牛?なんで?」
そう、牛らしきものが二足歩行で立っていた
「そこの君、危ないから逃げるルン」
結が振り向くとよく魔法少女のアニメとかで出てくる妖精が浮いていた
「妖精?」
「後ろ、危ないルン」
「えっ」
結が前を見ていると牛が突進してきたので
「危なっ」
結は咄嗟に避けた
「大丈夫ルン?」
妖精は結に近付いてきた
「大丈夫、ありがとう」
「それは良かったルン、僕はルンルンだルン」
「あっ私は巫 結よ、よろしく」
「結、突然だけど魔法少女になってくれないかルン?」
「本当にいきなりね、私じゃないとダメなの?」
「近くに魔法少女になれるのは、結だけルン、それにこのままほっとくとルン」
ルンルンが見た方を見ると牛が家の壁を破壊していた
「仕方ないわね、どうすれば良いの?」
「ありがとルン、これを付けるルン」
ルンルンは何処からか小さな赤の宝石のついた指輪を取り出し手渡した
結は受け取り、指にはめた
「でっどうすれば良いの?」
「〈ジュエルアップ〉と叫ぶんだルン」
「わかった、〈ジュエルアップ〉」
結が叫ぶと指輪は赤い光を放ち
結を包み込んだ
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