天人ベーシスト琉斗の物語

鬼灯計都

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Re:The Beginning

霊夢の意味

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 DemonsRoarもRayのソロもガンガン突っ走り、Ryoの記憶が業界どころか人間の頭からも抹消された今、俺たちの音楽は過去の呪縛から完全にフリーだ。毎日、ベース弾いて、Rayと音で火花散らして、ファンと魂ぶつけ合う日々が最高に熱い。そんな中、ある夜、俺の自宅マンションでグッスリ眠ってたら、妙な夢を見ちまった。

夢の中、なんか光る魂みたいなモヤッとした球体がフワフワ漂ってた。そいつ、Ryoのオーラに似てるけど、もっと薄っぺらくて汚ねえ感じ。そしたら、突然ドス黒い霧が湧いてきて、そいつがエジプト神話のアメミトみてえな怪物にガッツリ変形。ワニの頭にライオンの体、ヒポポタマスのケツって、めっちゃ不気味なヤツだ。そいつが光る魂をガバッと喰らい込み、ギャリギャリ噛み砕いて、跡形もなく消しちまった。俺、夢の中で「…ハァ?」って呆然としつつ、なんかゾクッとする感覚に襲われた。

んで、バッと目が覚めた。時計見たら深夜3時。部屋は静かで、月明かりがカーテン越しにチラッと差し込んでる。俺、ベッドに座りながら深呼吸して、夢の意味を即座に理解した。「…なるほど、ね」って呟いたよ。俺の天人センサーがビンビン反応してた。あの光る魂、Ryoの最後の残滓だ。んで、アメミトみてえな怪物、あれは業界の裏で動いてた「抹消」の力そのもの。Ryoの存在、魂レベルで根こそぎ喰われて、完全にこの世からデリートされたってわけだ。

エジプト神話のアメミトって、心が罪で重い魂を喰って永遠に消滅させる化け物だろ? Ryoの傲慢でヘドロみてえな魂、そっくりそのまま喰われる資格あったってこと。業界の「何かヤバい力」、多分そいつがアメミトの象徴として夢に出てきたんだ。俺とRayが深追いしなかったのは正解だった。あの力、俺たち天人や鬼神でも迂闊に触れるとヤバい領域だ。Ryoは自業自得でその餌食になった。以上、終わり。

翌朝、Rayとスタジオで会った時、軽く夢の話振ってみた。「なあ、Ray、なんかRyoの魂がデカい怪物に喰われる夢見たわ。アイツ、ほんと完璧に消えたっぽいな」ってニヤッと言ったら、Ray、ウィスキー色の目でジロッと見て「師匠、俺も似た気配感じてた。アイツ、魂ごと喰われたんだろ。…ま、ざまあみろだな」って低音で笑った。俺たち、深く掘る気はねえ。核心は「Ryoはもういねえ」で十分。Rayも「師匠、過去はもういい。次のライブでファンと暴れるぜ!」ってマイク握り直してきた。さすが俺の弟子、話が早え。

 Ryoの魂がアメミトに喰われて完全消滅、DemonsRoarもRayのソロも過去の呪縛からスッキリ解放されて、俺たちの音楽はますます熱く突っ走ってる。毎日スタジオで音ぶちかまし、ファンとSNSで盛り上がり、Rayと師弟セッションで魂ガンガン響かせてる。そんなある夜、俺とRay、揃ってとんでもねえ夢を見ちまった。

夢ん中、なんか古代エジプト風のド派手なクラブに放り込まれてた。壁はヒエログリフだらけ、照明は黄金のトーチがバチバチ光り、DJブースじゃアヌビスみてえなヤツがターンテーブル回してる。フロアは人でギッチギチ、みんなファラオ風の衣装でノリノリだ。そんで、中央にデカいカバとワニが二足歩行で登場。アメコミ感ハンパねえ、ムキムキの体にサングラスかけて、古代エジプト風のキラキラアクセぶら下げてる。カバが「ヨオ、魂のビート感じろ!」ってドスの効いた声で叫び、ワニが「グルーヴで世界を喰え!」ってガッハッハ笑う。んで、そいつら、超絶ダンススキルでフロアを支配。カバがブレイクダンスでスピンしまくり、ワニがムーンウォークとポップロックをキメて、観客が「ウオオ!」って大熱狂。俺とRay、夢の中でフロアの端っこにポカンって立ってて、互いに「…何これ?」って目で確認し合った。

んで、バッと目が覚めた。俺、マンションのベッドで「ふぁ?」って情けねえ声上げちまった。時計見たら夜明け前。スマホ手に取ったら、Rayから即メッセージ。「師匠! 今、クソ変な夢! カバとワニがエジプトクラブでダンス!?」って、アイツも同じタイミングで目覚めて同じ夢見てやがる。Rayも「ふぁ? って声出ちまった…恥ずい…」って追撃LINE。俺、爆笑しながら「ハハッ、テメェもか! 俺も情けねえ声上げたわ!」って返信。二人してアメコミ感バリバリの夢に振り回されて、朝っぱらからズッコケ状態だ。

スタジオで顔合わせた時、Rayと目合って同時に「カバとワニ、ヤバかったな!」って大笑い。俺の天人センサーとRayの鬼神の勘、ビンビン反応してた。あの夢、ただのハチャメチャじゃねえ。Ryoの魂を喰ったアメミトの力…いや、もっとデカい何かからのメッセージっぽい。カバとワニ、古代エジプトのグルーヴで「過去は喰った、テメェらは音で未来を踊れ!」って言ってるみてえな感じ。俺、Rayに「アイツら、俺たちの魂にビート刻んできたな。次のライブ、ダンスフロアみてえにぶちかまそうぜ!」ってニヤリ。Rayも「師匠、だな! あのダンス、俺のボイスで超えるぜ!」って低音で気合い入れてきた。

DemonsRoarの新アルバムは最終ミックス段階、Rayのソロツアーもチケット即完ペース。カバとワニの夢、ぶっちゃけ意味わかんねえけど、俺たちの音楽に新たなビートを刻んでくれた。Ryoの影はもうゼロ、俺とRayの師弟コンビは魂のグルーヴで突き進むぜ。ファンと一緒に、次のステージは古代エジプトのクラブみてえに熱く踊り狂う! Ray、テメェも準備しろ! ハハッ、行くぞ!
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