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邂逅編
#2 転-deai-
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「はぁ…はぁ…」
僕――星井照は目の前で暴れていた怪人を倒し、少し疲れていた。
≪情けないやつだなぁ≫
「ひどいなぁ…初めてだし大目に見てよ」
僕は今手に握っている漆黒の刀と会話をする。
何を言っているかわからないと思うけど実際に会話しているのだからしょうがない。
「さて、どうしようか」
そう僕は目の前の狐面の少女をみながら言う。
≪別に放置してもいいじゃないか≫
「いや、それじゃあただのひどいやつだよ」
「おーい、狐面の少女さーん…大丈夫ですか~?」
そう狐面の少女に話しかけてみる。
すると、
「あ~なんとかぁ」
「めっちゃ体痛いけどね」
「…この刀どうしよう」
≪お前ひとり暮らしだから問題ないだろ≫
「…君何でもお見通しなんだね」
≪まぁ神の剣ですしお寿司≫
「ギャグセンもあるの?!」
なんてやりとりをしながら帰ろうとすると
「君は一体さっきから誰としゃべってるんだ?」
そう目の前の少女に聞かれてしまう。
「僕が何者か聞いたときに一緒に聞けばよかったでしょうに」
「それはぁ…そうだけど」
そういい淀む少女。
「この刀って言ったらどうします?」
と返す、すると、
「ふざけてるの?」
「そう思うかもですけどこれが事実なんですよ」
「それじゃあ、またいつか」
そう言い残すと僕はその場をゆっくり歩いて去る。
数日後僕は高校に普通に登校していた。
「おはよう、東」
「あぁ、おはよう照!」
「いつもお前は明るいなぁ」
「まぁそれが取り柄なんでね」
「だけって言わないんだな」
「そりゃテストも点取れるからな、俺は」
そう、この東というやつ、テストの点はほぼ100点をキープ、運動もできるし優しいとかいう完璧超人なのだ。
「完璧超人様はすごいね」
「そんなことより照!今日転校生が来るらしいぞ」
「まじ?もう始業式はとっくにすぎてるぞ?」
そう返すと東は
「それがこっちに来るのに色々手間取ってたって噂だぜ」
「なるほど?」
そうして先生が
「みんな知ってるかもだが、今日は転校生が二人いる」
「東?二人らしいが」
「二人とは知らなかったなぁ」
と東と会話していると
「今日からこのクラスに入ることになった、藤野天狐といいます。よろしく」
銀髪の少女はそう自己紹介をする。
それにしてもあの少女、どこかで見たことがあるような?
「同じく今日から仲間の叢雲玲だ、よろしくな。」
そう叢雲さんが自己紹介すると急にこっちを向き
「星井照!昨日はさすがだったな!」
「だがまだ未熟だ!今日から鍛えてやるからな!」
と叫ぶ。
「未熟…まさかお前?!」
「ふん…今ごろか、入ってきて気づいてもいいのにな」
まじかよ…転校してきたのが昨日の刀だなんて
「照、あいつと知り合いか?」
「う~ん知り合いというには違うような」
そう東に返すと
「まったく、もう仲間だろ?星井照」
「いちいちフルネームで呼ぶなって!」
「なら星井、あとで校舎裏に来い!」
『…はぁぁぁぁぁ?!』
教室が一気に騒然とする
やれ告白か?やれカツアゲか?やら
「はぁ…面倒くさくしやがって」
「すいませんね藤野さん」
「この馬鹿が」
「馬鹿ってなんだ星井!お前の方が馬鹿だろ!」
「お前は紛らわしいから黙ってろ!」
「ふふっ…退屈しなさそうです♪」
「えぇ…藤野さんって面白いのが好きなんだ」
新たなクラスメイト二人が加わってその日の昼休み
「さて、星井」
「お前はまだ戦いになれてなさすぎる」
そう言ってくる玲…零
「無茶いわないでくれよ…こちとらただの一般人だぞ」
「だが私を握った時点でもう戦士だ」
「わかった、やるよ」
そういって構える
「まぁ実践あるのみだからな、体術縛りで私とやりあえ」
「わかった!」
そうして僕と零の模擬戦が始まる
「はぁっ!」
僕はがむしゃらにどんどん攻めていく戦闘スタイルで零は
「無駄だ」
「もう少し正確に狙ってみろ」
的確に相手の攻撃を防いで受け流す受け身型だ。
「正確に…ねぇ!」
時々上と見せかけ下に攻撃を繰り出すなどフェイントを混ぜ試行錯誤してみる。
「お、今のフェイントはうまいぞ」
「もう少し早さが必要だがな」
「でも軽々受け流されるかぁ」
「だが上達が早いな」
「このペースなら鎧の見た目を少しいじろうか」
と話しながらも向こうからのカウンターをきちんと避ける。
「なんか上達してきてる気がする」
「あぁ、初戦闘から二日で話しながら戦闘できるようになるのはすごいぞ」
「いったん休憩するか?」
「まだいける気がするけど…いったん休むよ」
そうしてお互いに戦闘態勢を解いてゆっくりと座る
「はぁ…というかあの怪人は何なんだ?」
「あぁ、あいつらは変身能力を持った異星人さ」
「え?!あいつらってエイリアンなの?!」
「あぁ、星の名前は忘れちまったんだがな」
まさかの新事実を知ってしまって相当驚いたけど…それよりも
「なんかこげくさいような」
「確かに匂うな、星井」
「ちょっと見に行くか」
そうしてやってきた学校の校舎。
そこには、
『あの少女はどこだ?』
「な、なに言ってるの?!」
また怪人が現れうちの生徒を襲っていた。
「何をしてる!怪人野郎!」
『貴様は…あのお方の』
『私が…見つけた!』
「はん!こっちからきてやったんだよ!」
「俺がぶちのめしちゃる!」
「我が名のもとにおいて、その力を開放せよ!」
「――神剣・零!」
≪融合・承認≫
「よっしゃぁ!」
≪壱式に移行≫
≪前回より動きやすい格好にするぞ≫
「お、おう!」
そうして身にまとわれた装備はどこかシンプルで、前回の鎧とは似つかないほど近代的だ。
≪最後に頭部装甲を付ける≫
≪フェイスオン!だ≫
「おう!」
「フェイスオン!」
すると刀と、壱の文字があしらわれたフェイスパーツが付く
「壱式だから壱かぁ」
≪悪くはないだろ?≫
「あぁ!」
『長話は終わったか?星井照とやら』
「ったく俺の名前だけ知られているってのは変な気分だな」
「お前はなんていうんだ?」
『私はケーキ・カット』
「ケwーwキwカwッwトw」
『我らがヘル・アンド・ヘブンの尖兵だ』
「お前らヘル・アンド・ヘブンっていうんや」
『私たちはみな天使』
『破滅を呼ぶ天使だ!』
そう叫んだと思うと斬撃を飛ばしてくる。
「うぉっいきなり斬撃かよ!」
≪焦るな、こっちも似たことしてやればいいだけだ≫
「わかってる!」
「神剣よ…すべてを切り裂け!」
「【飛ぶ斬撃!】
『貴様も斬撃を使うのか』
「見た目から察しろよ!」
『知らん!』
「なんか大技ないのか?零」
≪あるがもう少し耐えてくれ!≫
「了解!」
『何を話している!』
また斬撃を飛ばしてくるケーキ・カット。
「お前らさては名前にちなんだ攻撃してくるな!」
『さぁどうだろうな!』
「【飛ぶ斬撃・乱打】
今度は一撃ではなく連続で刀を振るい斬撃を放つ。
≪よし!準備できたぞ!≫
「やっとか!」
≪発動には呪文が必要だ≫
「じゅ、呪文?」
≪シム・ミガ・ニレ・イギ・ゼルだ≫
「おう!」
「シム・ミガ・ニレ・イギ・ゼル!」
『何をする気だ?』
「はぁぁぁぁぁぁ!」
≪「アンフィニッシュ・スラッシュ!」≫
呪文の後輝いた刀でに真っ二つに一刀両断する。
『さすが…あの方の――』
何かを言おうとして爆散するケーキ・カット。
「疲れたぁ!」
変身を解除する。
すると
「あ、ありがとうございました!」
「いやいや、無事でよかったよ」
そう目の前の同級生らしき人に話しかける。
「私、森井華って言います!」
「森井さんか」
「華でいいです!」
「俺の名前はさっき聞いたからわかるか」
「誰もあなたの名前は言ってませんよ?」
そうだった…あいつの言葉は俺と零しかわからないんだった。
「えぇっと…星井照っていうんだ、よろしくな」
「あと、さっきのは内緒でな」
「はいっ!」
その時俺は陰で笑う少女に気づかなかった――
「すいませんケーキ・カットも…」
「大丈夫よスター、彼にはこれからも頑張ってもらいたいからね」
「し、しかし兵も無限ではありません」
そう『スター』と呼ばれた少女は恐怖しながらも提案をする。
しかし
「安心しなさい、あとで必ず復活させるわ」
「そ、そうですか」
思いのほか優しくされたので困惑するスター。
「さて、次はどんな子を送り込もうかしら…」
今日もまた、ある少女の悩みにして楽しみが始まるのだった…
僕――星井照は目の前で暴れていた怪人を倒し、少し疲れていた。
≪情けないやつだなぁ≫
「ひどいなぁ…初めてだし大目に見てよ」
僕は今手に握っている漆黒の刀と会話をする。
何を言っているかわからないと思うけど実際に会話しているのだからしょうがない。
「さて、どうしようか」
そう僕は目の前の狐面の少女をみながら言う。
≪別に放置してもいいじゃないか≫
「いや、それじゃあただのひどいやつだよ」
「おーい、狐面の少女さーん…大丈夫ですか~?」
そう狐面の少女に話しかけてみる。
すると、
「あ~なんとかぁ」
「めっちゃ体痛いけどね」
「…この刀どうしよう」
≪お前ひとり暮らしだから問題ないだろ≫
「…君何でもお見通しなんだね」
≪まぁ神の剣ですしお寿司≫
「ギャグセンもあるの?!」
なんてやりとりをしながら帰ろうとすると
「君は一体さっきから誰としゃべってるんだ?」
そう目の前の少女に聞かれてしまう。
「僕が何者か聞いたときに一緒に聞けばよかったでしょうに」
「それはぁ…そうだけど」
そういい淀む少女。
「この刀って言ったらどうします?」
と返す、すると、
「ふざけてるの?」
「そう思うかもですけどこれが事実なんですよ」
「それじゃあ、またいつか」
そう言い残すと僕はその場をゆっくり歩いて去る。
数日後僕は高校に普通に登校していた。
「おはよう、東」
「あぁ、おはよう照!」
「いつもお前は明るいなぁ」
「まぁそれが取り柄なんでね」
「だけって言わないんだな」
「そりゃテストも点取れるからな、俺は」
そう、この東というやつ、テストの点はほぼ100点をキープ、運動もできるし優しいとかいう完璧超人なのだ。
「完璧超人様はすごいね」
「そんなことより照!今日転校生が来るらしいぞ」
「まじ?もう始業式はとっくにすぎてるぞ?」
そう返すと東は
「それがこっちに来るのに色々手間取ってたって噂だぜ」
「なるほど?」
そうして先生が
「みんな知ってるかもだが、今日は転校生が二人いる」
「東?二人らしいが」
「二人とは知らなかったなぁ」
と東と会話していると
「今日からこのクラスに入ることになった、藤野天狐といいます。よろしく」
銀髪の少女はそう自己紹介をする。
それにしてもあの少女、どこかで見たことがあるような?
「同じく今日から仲間の叢雲玲だ、よろしくな。」
そう叢雲さんが自己紹介すると急にこっちを向き
「星井照!昨日はさすがだったな!」
「だがまだ未熟だ!今日から鍛えてやるからな!」
と叫ぶ。
「未熟…まさかお前?!」
「ふん…今ごろか、入ってきて気づいてもいいのにな」
まじかよ…転校してきたのが昨日の刀だなんて
「照、あいつと知り合いか?」
「う~ん知り合いというには違うような」
そう東に返すと
「まったく、もう仲間だろ?星井照」
「いちいちフルネームで呼ぶなって!」
「なら星井、あとで校舎裏に来い!」
『…はぁぁぁぁぁ?!』
教室が一気に騒然とする
やれ告白か?やれカツアゲか?やら
「はぁ…面倒くさくしやがって」
「すいませんね藤野さん」
「この馬鹿が」
「馬鹿ってなんだ星井!お前の方が馬鹿だろ!」
「お前は紛らわしいから黙ってろ!」
「ふふっ…退屈しなさそうです♪」
「えぇ…藤野さんって面白いのが好きなんだ」
新たなクラスメイト二人が加わってその日の昼休み
「さて、星井」
「お前はまだ戦いになれてなさすぎる」
そう言ってくる玲…零
「無茶いわないでくれよ…こちとらただの一般人だぞ」
「だが私を握った時点でもう戦士だ」
「わかった、やるよ」
そういって構える
「まぁ実践あるのみだからな、体術縛りで私とやりあえ」
「わかった!」
そうして僕と零の模擬戦が始まる
「はぁっ!」
僕はがむしゃらにどんどん攻めていく戦闘スタイルで零は
「無駄だ」
「もう少し正確に狙ってみろ」
的確に相手の攻撃を防いで受け流す受け身型だ。
「正確に…ねぇ!」
時々上と見せかけ下に攻撃を繰り出すなどフェイントを混ぜ試行錯誤してみる。
「お、今のフェイントはうまいぞ」
「もう少し早さが必要だがな」
「でも軽々受け流されるかぁ」
「だが上達が早いな」
「このペースなら鎧の見た目を少しいじろうか」
と話しながらも向こうからのカウンターをきちんと避ける。
「なんか上達してきてる気がする」
「あぁ、初戦闘から二日で話しながら戦闘できるようになるのはすごいぞ」
「いったん休憩するか?」
「まだいける気がするけど…いったん休むよ」
そうしてお互いに戦闘態勢を解いてゆっくりと座る
「はぁ…というかあの怪人は何なんだ?」
「あぁ、あいつらは変身能力を持った異星人さ」
「え?!あいつらってエイリアンなの?!」
「あぁ、星の名前は忘れちまったんだがな」
まさかの新事実を知ってしまって相当驚いたけど…それよりも
「なんかこげくさいような」
「確かに匂うな、星井」
「ちょっと見に行くか」
そうしてやってきた学校の校舎。
そこには、
『あの少女はどこだ?』
「な、なに言ってるの?!」
また怪人が現れうちの生徒を襲っていた。
「何をしてる!怪人野郎!」
『貴様は…あのお方の』
『私が…見つけた!』
「はん!こっちからきてやったんだよ!」
「俺がぶちのめしちゃる!」
「我が名のもとにおいて、その力を開放せよ!」
「――神剣・零!」
≪融合・承認≫
「よっしゃぁ!」
≪壱式に移行≫
≪前回より動きやすい格好にするぞ≫
「お、おう!」
そうして身にまとわれた装備はどこかシンプルで、前回の鎧とは似つかないほど近代的だ。
≪最後に頭部装甲を付ける≫
≪フェイスオン!だ≫
「おう!」
「フェイスオン!」
すると刀と、壱の文字があしらわれたフェイスパーツが付く
「壱式だから壱かぁ」
≪悪くはないだろ?≫
「あぁ!」
『長話は終わったか?星井照とやら』
「ったく俺の名前だけ知られているってのは変な気分だな」
「お前はなんていうんだ?」
『私はケーキ・カット』
「ケwーwキwカwッwトw」
『我らがヘル・アンド・ヘブンの尖兵だ』
「お前らヘル・アンド・ヘブンっていうんや」
『私たちはみな天使』
『破滅を呼ぶ天使だ!』
そう叫んだと思うと斬撃を飛ばしてくる。
「うぉっいきなり斬撃かよ!」
≪焦るな、こっちも似たことしてやればいいだけだ≫
「わかってる!」
「神剣よ…すべてを切り裂け!」
「【飛ぶ斬撃!】
『貴様も斬撃を使うのか』
「見た目から察しろよ!」
『知らん!』
「なんか大技ないのか?零」
≪あるがもう少し耐えてくれ!≫
「了解!」
『何を話している!』
また斬撃を飛ばしてくるケーキ・カット。
「お前らさては名前にちなんだ攻撃してくるな!」
『さぁどうだろうな!』
「【飛ぶ斬撃・乱打】
今度は一撃ではなく連続で刀を振るい斬撃を放つ。
≪よし!準備できたぞ!≫
「やっとか!」
≪発動には呪文が必要だ≫
「じゅ、呪文?」
≪シム・ミガ・ニレ・イギ・ゼルだ≫
「おう!」
「シム・ミガ・ニレ・イギ・ゼル!」
『何をする気だ?』
「はぁぁぁぁぁぁ!」
≪「アンフィニッシュ・スラッシュ!」≫
呪文の後輝いた刀でに真っ二つに一刀両断する。
『さすが…あの方の――』
何かを言おうとして爆散するケーキ・カット。
「疲れたぁ!」
変身を解除する。
すると
「あ、ありがとうございました!」
「いやいや、無事でよかったよ」
そう目の前の同級生らしき人に話しかける。
「私、森井華って言います!」
「森井さんか」
「華でいいです!」
「俺の名前はさっき聞いたからわかるか」
「誰もあなたの名前は言ってませんよ?」
そうだった…あいつの言葉は俺と零しかわからないんだった。
「えぇっと…星井照っていうんだ、よろしくな」
「あと、さっきのは内緒でな」
「はいっ!」
その時俺は陰で笑う少女に気づかなかった――
「すいませんケーキ・カットも…」
「大丈夫よスター、彼にはこれからも頑張ってもらいたいからね」
「し、しかし兵も無限ではありません」
そう『スター』と呼ばれた少女は恐怖しながらも提案をする。
しかし
「安心しなさい、あとで必ず復活させるわ」
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