異星壊~Star broken love~

吉良常狐

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狐指輪編

#20 怪〜demon〜

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「おい!なんだよあれ!」
「私にわかると思うか!星井ほしい!」
 先程まで俺らが見ていた異形は唸り声を上げながらこっちに走ってきていた。
「怪人じゃないよな!」
「だが人間の気配も感じる!」
「あいつらに似た何かってことか!」
「多分!」
『グルルルァァァァ!』
「これやっぱ立ち向かうしかないんじゃないの?!」
「やっぱり?!」
 俺とれいは方向転換をし、
「行くぞ!玲!」
「任せろ!」
「変身!」
≪融合承認!≫
「弐式!」
 青の装甲に背部キャノン、フェイスパーツには刀と弐の意匠が着く。
断衝撃リフューズインパクト!」
 肩のキャノンからビームを放つ。
 しかし
『ガルルル!』
 飛んで避けられる。
「おいこれ弐式ハズレか?!」
≪壱式に切り替えるぞ!≫
 今度は脚部に車輪、両腕に小さなブースター、フェイスパーツは壱と刀の意匠のものになる。
速化チューンアップ・スピード!」
 加速して斬っては移動、斬っては移動を繰り返す。
『ガァァァ!』
 衝撃波があたりに放たれ、吹き飛ばされてしまう。
「ちぃっ!」
『ガァァァァァ!』
 そいつの口のあたりにエネルギーが溜まっていくり
「これやばいやつじゃん!」
 加速して壁を走り背面へ抜け回避行動へうつる。
 次の瞬間極太のビームが放たれる。
「マジ避けてよかったぁ!」
≪ただ学校への被害はやばいぞ!≫
「あぁ、早くなんとかしないと被害と俺の存在も、こいつの存在と共にばれちまう!」
断影剣・氷だんえいけん ひょう!」
 氷の刃を偉業に向けて勢いよく放つ。
「だめかぁ!」
 尻尾のような部分で弾き飛ばされてしまう。
「ならば!」
断悪剣だんあくけん!」
≪あんだけ練習したお前ならできるぞ!≫
こう!」
 真っ白に光り輝く刀を鞘に戻し――
「ヌン!」
 居合を決め、もう一度鞘に戻す。
 と同時に異形の尻尾が切り落とされ、背中に大きな傷ができる。
「よしっ!」
「とどめだ!」
「ザビ・セブ・ガガ・ジオ……」
『ガルララァ!』
 怒り狂った異形がこちらに突進してくる。
「ギル!」
断縁斬だんえんざん!」
「ハァァァァァ!」
 緑に輝く刀で一刀両断にする。
『ググ……ガァ…』
 やはり人間が排出され、異形は爆発四散した。
「解除」
 俺と玲の二人に戻り、排出された人間見ると
青野あおの先生?!」
「来なかった理由はこれらしいな」
「と、とりあえず職員室に行って救急車を呼んでもらおう」
「だな」
「あの~」
「そう言って職員室の扉を開けると」
「なんだこれ!」
 職員室にいる先生がみんな倒れていた。
「大丈夫ですか!」
 知り合いの先生を揺さぶって見る。
「う、うぅ~ん……」
「よし、命は大丈夫っぽいな」
 結局救急車を呼んで、今日の続きの授業は無しになり、しばらくの間は休校になるらしい。
「あの異形、なんだったんだ?」
「私にわかるわけないだろ」
「教えてあげましょうか?」
「ウェパル?!」
「なぜあんたが!」
「私たちは悪魔、人をあの姿にするのは造作もないことよ」
「まさかお前が!」
「一応確認はしたのよ?」
「全てを壊せるかもしれない力が欲しい?って」
「したら、断ったんだけど」
「心の中では欲しがってたから、あげたの」
「したら勝手に先生たちを襲い、あぁなったのよ」
「お前ぇぇぇ!」
「ただ、まさか分離できるとは思ってもなかったわ」
「何?」
「あそこまで深く融合すると人間に戻れないはずなのに」
「貴方はそれを分離させてみせた」
「やはり興味深いわぁ」
「バルバトスが深入りするわけだわね
「まぁそりゃソロモン72柱だとバルバトスも知ってるわけか」
「もちろん」
「これからも貴方の戦いぶりを見させてもらうわ」
「ふん!勝手にしやがれ!」
 そう言って俺と玲は帰路に着く。



~~~その次の週~~~
「なぁてる、なんで先週学校閉鎖になったんだ?」
「僕もわかんないんだよねぇ」
「何があったのか」
 嘘です何なら僕が止めたから学校閉鎖が一週間ですんだと思う。
「まぁ、今日から学校も復活するしいいか」
「あとそういえば天狐てんこってなんで最近来てないんだ?」
「知らないなぁ」
 ……俺が原因だなんて言ったらこいつぶちぎれるだろうなぁ。
「まぁいつかくるだろ」
「それよりも今日も青野先生遅いな」
「だね」
「またみてくるよ」
 そう言って席を立つと
「ごめんごめん!遅れちゃった!」
「はぁ~」
 っと胸をなでおろす。
 正直もう一回狙われてる可能性を考えたけど問題ないみたいだ。
「とりあえず――」
 そうして普通の授業が再開し、日常の期間を味わうのだった。




~~~繝倥Ν繧「繝ウ繝峨?繝悶Φ縺ョ諡?轤ケ~~~
「あの怪物は一体?」
『申し訳ありませんが我々も知りません』
『初めて見ました』
「それに私たちと違って完全に怪物になっちゃうみたいだし」
「あら、私の話を?」
「だれ?!」
 私――星河哀せいがあいの目の前に現れた9歳ほどの少女。
 というかここはこの次元と別の次元の狭間にあるはず!
「貴方、どうやってここに来たの?」
「悪魔にできないことはないってことよ」
「悪魔?!」
「悪魔って、貴方何者?」
 私が目の前の少女に尋ねると少女は
「私はソロモン72柱が一人、腐敗のウェパル」
「ほんとは人魚なんだけど、陸上だし多少は変えれるわ」
「さて、私の言いたいことは1つ」
「手を組まない?」
「何?」
「貴方はこの世界で平等に恋愛ができるようにするんでしょ?」
「もし邪魔になる人間がいるなら私が怪物にして兵力に変えてあげましょう」
「悪い話じゃないでしょ?」
『哀様……』
「わかったわ、ただもし少しでも私達に牙をむけたら貴方に腐らされる前に倒してあげる」
『いいのですか?』
「もうすこし何か強くする方法が欲しかったからね」
「じゃあ取引は成立ね」
「あ、そうそう」
「照君は私のだから」
「手は出すなよ?」
「ひっ――わ、わかったわ」
「何よ……この圧」
「高校生の放つものじゃないわ」
 そう言って消えるウェパル。
「あ、哀ちゃん?」
「あぁ、ごめんね」
「ちょっと彼のことになると熱くなっちゃうの」
「それよりも魔狐まこちゃんの言っていた作戦、開始しましょうか」
「まずは衣笠小雨いかさこさめ森井華もりいはなね」
「素質はあるし、いつでも引き込めるわね」
「今度こそ完全に私たちの仲間にしてあげるわ」
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