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狐指輪編
#21 復〜rival〜
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「はぁ……」
僕の憂鬱な1日がまた始まる。
なんで憂鬱かっていうと、せっかく仲良くなった友人は学校に来れなくなるし、この前の異形を生み出した少女のことも気がかりだし。
とにかく気になることが多すぎるんだよね。
まぁそんなこと言ってても普通に日常はスタートするわけで、自分のクラスに入るとそこには
「あら、久しぶりですね」
「星井さん?」
「藤野……天狐」
なんでだ……こいつは哀の野郎に連れてかれたはずじゃ!
ただそのことを知ってるのは俺と阿嘉松さんだけだし、一旦は平静を装おう。
「久しぶり」
「風邪でも引いてた?」
「まぁそんなところです」
「心配したんだぞ~天狐」
「体調は気をつけるんだぞ」
「わかってます、東さん」
「呼び捨てで良いって」
「慣れないので」
何が目的なんだ、この女は。
魔狐と違ってある程度僕たちの記憶が残ってるのを見ると、魔狐の記憶改変と違うのか?
東を狙って……るわけないか。
少なくともこいつは男だしな。
「っと、そろそろ授業始まるんじゃないか?」
「だな」
「ですね」
とりあえず自席に戻る。
どうやってあいつに聞こうか。
どうにかして呼び出すか?
そう悩んでいるとブーッと言う音と共にスマホが震える。
どうやら天狐からのようだ。
昼休み、校舎裏か。
了解とメッセージを送る。
~~~昼休み・校舎裏~~~
「来てくれましたね」
「あぁ、なんでお前がここにいるのかが気になったからな」
「ここの生徒なんですから違和感はないのでは?」
「ちっ」
舌打ちをして、ちょっと威嚇しつつこう伝える。
「何が目的だ」
「誰が目的だ!」
「あらあら……そんなに怒っちゃだめですよ?」
「てめぇら姉妹はいちいちむかつくなぁ!」
「まぁ答えてあげますよ」
「私たちの目的は――」
そう天狐が述べた瞬間。
ガッシャァァンと4階の窓ガラスが割れる音がした。
「4階……お前まさか!」
「えぇ、森井華ちゃんと衣笠小雨ちゃんよ」
「なんで2人を!」
「そりゃ適性が高かったからよ」
「それ以外に理由はないわ」
「まさかまたあいつらを怪人にするつもりか!」
「えぇ」
「そんなことさせない!」
「我が名のもとにおいて、その力を開放せよ」
「――神剣・零!」
≪任せろ!≫
「参式!」
「断翼!」
背中に翼状のパーツができる。
「行かせるわけ!」
「断衝撃・乱!」
両腕から光弾を連続して発射する。
「邪魔すんな!」
「超速化!」
音にも勝るスピードで華と小雨を連れ去ろうとする魔狐を追う。
「なんであんたが!」
「妖狐の魔弾!」
九尾の尾の形状の光弾が連射される。
「なんの!」
それをローリングしながら上昇したり下降したりして回避して絶対に魔狐の背後を離れない。
「今度は逃さない!絶対に!」
「逃げさせてもらうわよ!」
そう言って更に加速する魔狐。
このままじゃ逃げられちまう!
「ならば!」
「断影剣・空!」
空間を切り裂き無理やり距離を縮める。
これなら追いつける!
「んな!そんなやり方あり?!」
「戦いにありもなしもねぇよ!」
≪気をつけろよ、星井≫
≪連発はできないから、さっさと決めろ!≫
「わかってる!」
まずはあの手を何とかしないと!
「断衝剣!」
断衝撃のエネルギーで刀を作る。
「その腕!切り落としてやる!」
高速で移動して近づく。
「こんの!」
光弾を乱射し、弾幕を形成する魔狐だが、その全弾とは行かずとも九割はよけ、確実に接近し――
「はぁ!」
両手首を切り落とす。
掴んでいた手が無くなったため、案の定二人は落下する。
「もう二度と!お前らをあんな化け物にはしない!」
「あと……ちょっと!」
あと数センチだというのにその距離が縮まらない!
頼む!もう少しだけ、力を!
「ウォォォォォ!」
背中の翼が形状変化を起こし、ブースター状になる。
「これなら!」
さらに加速して――
「掴んだ!」
「このままぁぁぁぁ!」
ブースターを翼に変形させ、さらに体を思いきり上昇させ、方向転換をする。
『よくも!よくも私の手を!』
「お前の相手してる場合じゃない!」
背中のキャノンを後方へ向け
「断衝撃・乱!」
マシンガンのように撃ちまくる!
「よし!あと50メートル!」
≪いいぞ……このまま!≫
「うぉぉぉっしゃぁぁぁぁ!」
またガラスを突き破り、教室に戻る。
「あっぶねぇぇぇ!」
≪星井!ナイス!≫
「ありがとうございます!」
「気にすんな」
『何勝った気でいるわけ?』
「姉さん、気をつけてくださいよ?」
『わかってるわよ』
「肆式!」
体が真紅にそまり肆と刀があしらわれたフェイスパーツに全身に小型のブースターがつく。
『んな?!』
「舐めんじゃねぇ!」
「極・速化!」
『消えた?!』
「こっちだよ!」
背面に周り、斬ろうとするが
「背面に周るのはあんたの悪い――」
「今だ!」
そのままもう一度地面を蹴り、場所を変える。
「何?!」
「悪い!」
足を斬り落とす!
友人の足を斬るのは嫌だなぁ……
だけどこれで!
「ザビ・セブ・ジオ・ガガ・ギル!
「断縁斬!」
「一刀両断!」
唐竹割を真っ直ぐ喰らわせる――
『防がせてもらいます!』
「スター!邪魔だ!」
スター・オブザ・ラブのはるバリアと真っ向から打ち合う。
その衝撃で近くの机と椅子は吹き飛び、稲妻が周りに走る。
もう二度と……連れてなんて行かせたくない!
『なんだ……貴方!なんで光ってるの!』
≪お前!まさか無意識に!≫
「ウォォォォォ!」
ピシッピシッとバリアにヒビが入っていく。
「絶対に!連れて行かせない!」
『ごめんなさい!』
その瞬間、スターが離脱しそのまま俺の刀が魔狐に当たる。
「そしてぇぇぇ!」
手をその切り口に突っ込み!
「ふんぬぅぅぅ!帰って!こいやぁぁぁ!」
引き抜く。
その勢いのまま後ろに倒れてしまう、が
「良かったぁ、やっと、やっと助けられた!」
『姉さん!』
『一旦引きましょう!天狐さん!』
『いつかまた迎えに来るからね!』
そう言ってゲートのようなものに入って消えてゆく2人。
「森井華、救急車と警察を読んでおいてくれ、警察には阿嘉松という男にくるように言ってくれ、それでは!」
そう言って翼パーツを展開して飛び去る。
「人使いが荒いんだから……まったく」
「華ちゃん、あの人と知り合いなの?」
「うぅ~ん」
「私達の恩人?」
~~~屋上~~~
「はぁっはぁっはぁっ」
屋上で仰向けになって倒れる。
「危なかったな」
「あのまま去らなかったら正体がバレるところだったな」
「なんで、はぁっはあっ、そんなことに?」
「お前肆式からそのまま伍式に無意識のうちに移行してたんだよ」
「そのせいでただでさえ肆式で、疲労が溜まってるのに、伍式なんで使ったらぶっ倒れるに決まってるだろ」
「無意識なんだから無茶言うなよ、玲」
「まぁまさか私も制限を無意識で突破されるとは思わなかったな」
「制限?」
「あぁ、私が全力でお前に力を貸せばお前の体が持たないからな」
「だから制限をかけてたんだ」
「それを突破するんだからビビったわ」
「いや普通突破できるもんなのか?」
「無理だな」
「ただ強い思いがあれば……」
「初めてみたけど」
「そうなのか」
「ちなみに伍式ってどんな感じなんだ?」
「参式は弐式と壱式のハイブリッド。肆式が壱式の順当強化なら伍式は弐式の強化形態で、パワーと射撃に優れた状態だ」
「だからスターのバリアを割れたのか」
「多分な」
「さて、5時間目を受けに行かなきゃな」
そうして屋上から下に下がり、教室に行くと
「遅かったですね」
「藤野さん……」
「安心してください、このクラスには何もしてませんよ」
「ただ、さっきの騒ぎでまた休校のようですがね」
「そうか」
「今度はお前も助けてやる」
「助ける?何を言ってるんですか?」
「じゃあな」
そう言って教室を後にするのだった。
~~~繝倥Ν繧「繝ウ繝峨?繝悶Φ縺ョ諡?轤ケ~~~
「まさか魔狐ちゃんが取り戻されるとは」
私――星河哀は、ちょっとだけ驚いていた。
私の元カレである星井照が断斬と呼ばれる存在となり、私達の邪魔をしているのだが、昔に負けた相手に、純粋な実力で勝ったみたい。
「まぁ天狐ちゃんがいればまだ兵力は増やせるわね」
「ついでに、魔狐ちゃんが提案したあの作戦は魔狐ちゃんに耐性ができていたとしても絶対に実行できるから行けるわね」
「スター、天狐ちゃん、今度は捉えるんじゃなくてどうにかして照に関わらないようにしましょう」
「捉えるのが理想だけど、一度負けてる以上戦力としては心許ないわ」
「まぁ監禁程度にしときましょうか」
「『了解』」
はぁ……♡
貴方を絶対に手に入れてみせるわ、照。
僕の憂鬱な1日がまた始まる。
なんで憂鬱かっていうと、せっかく仲良くなった友人は学校に来れなくなるし、この前の異形を生み出した少女のことも気がかりだし。
とにかく気になることが多すぎるんだよね。
まぁそんなこと言ってても普通に日常はスタートするわけで、自分のクラスに入るとそこには
「あら、久しぶりですね」
「星井さん?」
「藤野……天狐」
なんでだ……こいつは哀の野郎に連れてかれたはずじゃ!
ただそのことを知ってるのは俺と阿嘉松さんだけだし、一旦は平静を装おう。
「久しぶり」
「風邪でも引いてた?」
「まぁそんなところです」
「心配したんだぞ~天狐」
「体調は気をつけるんだぞ」
「わかってます、東さん」
「呼び捨てで良いって」
「慣れないので」
何が目的なんだ、この女は。
魔狐と違ってある程度僕たちの記憶が残ってるのを見ると、魔狐の記憶改変と違うのか?
東を狙って……るわけないか。
少なくともこいつは男だしな。
「っと、そろそろ授業始まるんじゃないか?」
「だな」
「ですね」
とりあえず自席に戻る。
どうやってあいつに聞こうか。
どうにかして呼び出すか?
そう悩んでいるとブーッと言う音と共にスマホが震える。
どうやら天狐からのようだ。
昼休み、校舎裏か。
了解とメッセージを送る。
~~~昼休み・校舎裏~~~
「来てくれましたね」
「あぁ、なんでお前がここにいるのかが気になったからな」
「ここの生徒なんですから違和感はないのでは?」
「ちっ」
舌打ちをして、ちょっと威嚇しつつこう伝える。
「何が目的だ」
「誰が目的だ!」
「あらあら……そんなに怒っちゃだめですよ?」
「てめぇら姉妹はいちいちむかつくなぁ!」
「まぁ答えてあげますよ」
「私たちの目的は――」
そう天狐が述べた瞬間。
ガッシャァァンと4階の窓ガラスが割れる音がした。
「4階……お前まさか!」
「えぇ、森井華ちゃんと衣笠小雨ちゃんよ」
「なんで2人を!」
「そりゃ適性が高かったからよ」
「それ以外に理由はないわ」
「まさかまたあいつらを怪人にするつもりか!」
「えぇ」
「そんなことさせない!」
「我が名のもとにおいて、その力を開放せよ」
「――神剣・零!」
≪任せろ!≫
「参式!」
「断翼!」
背中に翼状のパーツができる。
「行かせるわけ!」
「断衝撃・乱!」
両腕から光弾を連続して発射する。
「邪魔すんな!」
「超速化!」
音にも勝るスピードで華と小雨を連れ去ろうとする魔狐を追う。
「なんであんたが!」
「妖狐の魔弾!」
九尾の尾の形状の光弾が連射される。
「なんの!」
それをローリングしながら上昇したり下降したりして回避して絶対に魔狐の背後を離れない。
「今度は逃さない!絶対に!」
「逃げさせてもらうわよ!」
そう言って更に加速する魔狐。
このままじゃ逃げられちまう!
「ならば!」
「断影剣・空!」
空間を切り裂き無理やり距離を縮める。
これなら追いつける!
「んな!そんなやり方あり?!」
「戦いにありもなしもねぇよ!」
≪気をつけろよ、星井≫
≪連発はできないから、さっさと決めろ!≫
「わかってる!」
まずはあの手を何とかしないと!
「断衝剣!」
断衝撃のエネルギーで刀を作る。
「その腕!切り落としてやる!」
高速で移動して近づく。
「こんの!」
光弾を乱射し、弾幕を形成する魔狐だが、その全弾とは行かずとも九割はよけ、確実に接近し――
「はぁ!」
両手首を切り落とす。
掴んでいた手が無くなったため、案の定二人は落下する。
「もう二度と!お前らをあんな化け物にはしない!」
「あと……ちょっと!」
あと数センチだというのにその距離が縮まらない!
頼む!もう少しだけ、力を!
「ウォォォォォ!」
背中の翼が形状変化を起こし、ブースター状になる。
「これなら!」
さらに加速して――
「掴んだ!」
「このままぁぁぁぁ!」
ブースターを翼に変形させ、さらに体を思いきり上昇させ、方向転換をする。
『よくも!よくも私の手を!』
「お前の相手してる場合じゃない!」
背中のキャノンを後方へ向け
「断衝撃・乱!」
マシンガンのように撃ちまくる!
「よし!あと50メートル!」
≪いいぞ……このまま!≫
「うぉぉぉっしゃぁぁぁぁ!」
またガラスを突き破り、教室に戻る。
「あっぶねぇぇぇ!」
≪星井!ナイス!≫
「ありがとうございます!」
「気にすんな」
『何勝った気でいるわけ?』
「姉さん、気をつけてくださいよ?」
『わかってるわよ』
「肆式!」
体が真紅にそまり肆と刀があしらわれたフェイスパーツに全身に小型のブースターがつく。
『んな?!』
「舐めんじゃねぇ!」
「極・速化!」
『消えた?!』
「こっちだよ!」
背面に周り、斬ろうとするが
「背面に周るのはあんたの悪い――」
「今だ!」
そのままもう一度地面を蹴り、場所を変える。
「何?!」
「悪い!」
足を斬り落とす!
友人の足を斬るのは嫌だなぁ……
だけどこれで!
「ザビ・セブ・ジオ・ガガ・ギル!
「断縁斬!」
「一刀両断!」
唐竹割を真っ直ぐ喰らわせる――
『防がせてもらいます!』
「スター!邪魔だ!」
スター・オブザ・ラブのはるバリアと真っ向から打ち合う。
その衝撃で近くの机と椅子は吹き飛び、稲妻が周りに走る。
もう二度と……連れてなんて行かせたくない!
『なんだ……貴方!なんで光ってるの!』
≪お前!まさか無意識に!≫
「ウォォォォォ!」
ピシッピシッとバリアにヒビが入っていく。
「絶対に!連れて行かせない!」
『ごめんなさい!』
その瞬間、スターが離脱しそのまま俺の刀が魔狐に当たる。
「そしてぇぇぇ!」
手をその切り口に突っ込み!
「ふんぬぅぅぅ!帰って!こいやぁぁぁ!」
引き抜く。
その勢いのまま後ろに倒れてしまう、が
「良かったぁ、やっと、やっと助けられた!」
『姉さん!』
『一旦引きましょう!天狐さん!』
『いつかまた迎えに来るからね!』
そう言ってゲートのようなものに入って消えてゆく2人。
「森井華、救急車と警察を読んでおいてくれ、警察には阿嘉松という男にくるように言ってくれ、それでは!」
そう言って翼パーツを展開して飛び去る。
「人使いが荒いんだから……まったく」
「華ちゃん、あの人と知り合いなの?」
「うぅ~ん」
「私達の恩人?」
~~~屋上~~~
「はぁっはぁっはぁっ」
屋上で仰向けになって倒れる。
「危なかったな」
「あのまま去らなかったら正体がバレるところだったな」
「なんで、はぁっはあっ、そんなことに?」
「お前肆式からそのまま伍式に無意識のうちに移行してたんだよ」
「そのせいでただでさえ肆式で、疲労が溜まってるのに、伍式なんで使ったらぶっ倒れるに決まってるだろ」
「無意識なんだから無茶言うなよ、玲」
「まぁまさか私も制限を無意識で突破されるとは思わなかったな」
「制限?」
「あぁ、私が全力でお前に力を貸せばお前の体が持たないからな」
「だから制限をかけてたんだ」
「それを突破するんだからビビったわ」
「いや普通突破できるもんなのか?」
「無理だな」
「ただ強い思いがあれば……」
「初めてみたけど」
「そうなのか」
「ちなみに伍式ってどんな感じなんだ?」
「参式は弐式と壱式のハイブリッド。肆式が壱式の順当強化なら伍式は弐式の強化形態で、パワーと射撃に優れた状態だ」
「だからスターのバリアを割れたのか」
「多分な」
「さて、5時間目を受けに行かなきゃな」
そうして屋上から下に下がり、教室に行くと
「遅かったですね」
「藤野さん……」
「安心してください、このクラスには何もしてませんよ」
「ただ、さっきの騒ぎでまた休校のようですがね」
「そうか」
「今度はお前も助けてやる」
「助ける?何を言ってるんですか?」
「じゃあな」
そう言って教室を後にするのだった。
~~~繝倥Ν繧「繝ウ繝峨?繝悶Φ縺ョ諡?轤ケ~~~
「まさか魔狐ちゃんが取り戻されるとは」
私――星河哀は、ちょっとだけ驚いていた。
私の元カレである星井照が断斬と呼ばれる存在となり、私達の邪魔をしているのだが、昔に負けた相手に、純粋な実力で勝ったみたい。
「まぁ天狐ちゃんがいればまだ兵力は増やせるわね」
「ついでに、魔狐ちゃんが提案したあの作戦は魔狐ちゃんに耐性ができていたとしても絶対に実行できるから行けるわね」
「スター、天狐ちゃん、今度は捉えるんじゃなくてどうにかして照に関わらないようにしましょう」
「捉えるのが理想だけど、一度負けてる以上戦力としては心許ないわ」
「まぁ監禁程度にしときましょうか」
「『了解』」
はぁ……♡
貴方を絶対に手に入れてみせるわ、照。
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