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狐指輪編
#27 夢〜dream side danki〜
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僕――星井照は懐かしい夢を見ていた。
「僕と、付き合ってください!」
そう、この時僕は星河哀に告白していた。
今思えばこれが全ての始まりだったのかもしれない。
「はい、喜んで!」
「本当に?嘘とかじゃなく?」
「なんで嘘をつく必要があるのよ」
「よがっだぁぁぁぁ」
「あぁもう泣かないの」
そういえばこの時僕は感極まわって泣いてしまったんだっけ。
その後、付き合い始めてからはお互いにオタク趣味があったのもあって色々な中古店とかアニメグッズ店を巡った。
僕は真っ直ぐな性分らしくて、結構普通に相手の服装とかを褒めていた。
哀は恥ずかしそうに、でも嬉しそうにしていたのをよく覚えている。
でも付き合うまで僕は知らなかったのが、彼女は実はいいとこのお嬢様だったってこと。
それを知ってからは本当に僕でいいのか不安になったことが何度もあったけど、哀は貴方しか愛せないとまで言ってくれて、僕の自信に繋がったんだったな。
それが今じゃお互いが敵対していて、方や怪人にまでなってしまうなんて、驚きだよ。
ヘルアンドヘブン……人の恋路を邪魔するものには地獄を、恋愛をしたい人には天国をという意味らしい。
そこには僕たちの友達の藤野天狐、哀の側近スター・オブザ・ラブや哀、さらには強力な怪人が何体もいる。
怪人たちは人間と融合することによって本領が発揮できるみたいで、融合された人間は場合によっては本人の自我はなくなってしまうことがあるみたい。
今の断斬――僕と叢雲玲……いや、神剣・零の融合形態こそ、怪人と人間の分離ができていたけど、最初の7体は分離することができなかった。
正直もしかしたら怪人の状態でも充分なエネルギーを持っていたから人間と融合はしてないし、人間態に変装していたってこともなくはないだろうけど、多分融合はしていたと思う。
だから、分離できる技を身につけた時に決めたんだ。
融合された人間を絶対に助けるって。
「ん……ふぁぁぁ~」
夢から覚めて、今日も今日とて学校へ向かう。
「東、おはよう」
「おはよう!照!」
「今日は遅いんだな」
「ちょっと懐かしい夢見ててさ」
「お前が夢なんて珍しいな」
「だろ?」
「それよりも今日文化祭の企画決めのプレゼンだけど大丈夫か?」
「そういやもうそんな時期か?」
「うちの学校は早い段階から決めるの知ってるだろ?」
「まぁそうだな」
「験担ぎのネックレスもあるし、いけるいける」
「期待してるぜ?」
「なんせお前1人で企画を全て作り上げたんだからな」
「任せろって!」
まぁ結果は惨敗、飲食企画になったとさ。
「残念だったな」
「熱意は誰よりもあったと思ったんだけどなぁ」
「まぁ飲食っていうと文化祭っぽいし、わからなくもないけどね?」
「そうだなぁ、それに飲食できなかった時のも落ちたもんな」
「あぁ」
「まぁいいよ、これでしばらくは会議から解放されるでしょ」
「そうかな?これからこれどうする的な会議増えると思うけど」
「まじで?だるいなぁ」
うん、やっぱ何もない日が一番だな。
「そういえば、照の将来の夢って?」
「ないよ、そんなもん」
「ないの?」
「もう昔に消えたよ、そんなもの」
「照ってたまに闇深くなるよな」
「そういうお前は?」
「俺は皆んなが幸せになれるような職業って決めてるから」
「公務員ってこと?」
「それもあるけど歌手とか」
「そういやお前の家系そういう人多いもんな」
「だから、先人にならって俺もやろうと思って」
「いいと思うぜ」
「ありがとう」
「俺には夢がない分他人の夢を見て押してやろうかとね」
「お前もどっかで夢見つけれるといいね」
「だね」
夢――過去であり未来である存在、ねぇ。
眠りながら見る夢は過去、思い描く夢は未来。
果たしてどうなることやら。
「僕と、付き合ってください!」
そう、この時僕は星河哀に告白していた。
今思えばこれが全ての始まりだったのかもしれない。
「はい、喜んで!」
「本当に?嘘とかじゃなく?」
「なんで嘘をつく必要があるのよ」
「よがっだぁぁぁぁ」
「あぁもう泣かないの」
そういえばこの時僕は感極まわって泣いてしまったんだっけ。
その後、付き合い始めてからはお互いにオタク趣味があったのもあって色々な中古店とかアニメグッズ店を巡った。
僕は真っ直ぐな性分らしくて、結構普通に相手の服装とかを褒めていた。
哀は恥ずかしそうに、でも嬉しそうにしていたのをよく覚えている。
でも付き合うまで僕は知らなかったのが、彼女は実はいいとこのお嬢様だったってこと。
それを知ってからは本当に僕でいいのか不安になったことが何度もあったけど、哀は貴方しか愛せないとまで言ってくれて、僕の自信に繋がったんだったな。
それが今じゃお互いが敵対していて、方や怪人にまでなってしまうなんて、驚きだよ。
ヘルアンドヘブン……人の恋路を邪魔するものには地獄を、恋愛をしたい人には天国をという意味らしい。
そこには僕たちの友達の藤野天狐、哀の側近スター・オブザ・ラブや哀、さらには強力な怪人が何体もいる。
怪人たちは人間と融合することによって本領が発揮できるみたいで、融合された人間は場合によっては本人の自我はなくなってしまうことがあるみたい。
今の断斬――僕と叢雲玲……いや、神剣・零の融合形態こそ、怪人と人間の分離ができていたけど、最初の7体は分離することができなかった。
正直もしかしたら怪人の状態でも充分なエネルギーを持っていたから人間と融合はしてないし、人間態に変装していたってこともなくはないだろうけど、多分融合はしていたと思う。
だから、分離できる技を身につけた時に決めたんだ。
融合された人間を絶対に助けるって。
「ん……ふぁぁぁ~」
夢から覚めて、今日も今日とて学校へ向かう。
「東、おはよう」
「おはよう!照!」
「今日は遅いんだな」
「ちょっと懐かしい夢見ててさ」
「お前が夢なんて珍しいな」
「だろ?」
「それよりも今日文化祭の企画決めのプレゼンだけど大丈夫か?」
「そういやもうそんな時期か?」
「うちの学校は早い段階から決めるの知ってるだろ?」
「まぁそうだな」
「験担ぎのネックレスもあるし、いけるいける」
「期待してるぜ?」
「なんせお前1人で企画を全て作り上げたんだからな」
「任せろって!」
まぁ結果は惨敗、飲食企画になったとさ。
「残念だったな」
「熱意は誰よりもあったと思ったんだけどなぁ」
「まぁ飲食っていうと文化祭っぽいし、わからなくもないけどね?」
「そうだなぁ、それに飲食できなかった時のも落ちたもんな」
「あぁ」
「まぁいいよ、これでしばらくは会議から解放されるでしょ」
「そうかな?これからこれどうする的な会議増えると思うけど」
「まじで?だるいなぁ」
うん、やっぱ何もない日が一番だな。
「そういえば、照の将来の夢って?」
「ないよ、そんなもん」
「ないの?」
「もう昔に消えたよ、そんなもの」
「照ってたまに闇深くなるよな」
「そういうお前は?」
「俺は皆んなが幸せになれるような職業って決めてるから」
「公務員ってこと?」
「それもあるけど歌手とか」
「そういやお前の家系そういう人多いもんな」
「だから、先人にならって俺もやろうと思って」
「いいと思うぜ」
「ありがとう」
「俺には夢がない分他人の夢を見て押してやろうかとね」
「お前もどっかで夢見つけれるといいね」
「だね」
夢――過去であり未来である存在、ねぇ。
眠りながら見る夢は過去、思い描く夢は未来。
果たしてどうなることやら。
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