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俺はΩの俺が嫌いだ。
その理由はいくつかあるが、一番の理由は発情期。
俺の発情期は人より幾分か重いらしい。
抑制剤を飲んでも全然収まらないし、注射型のを使っても錠剤よりは多少効果はあるが完全に収まる気配がない。
その上抑制剤の副作用のせいなのか、そもそもの発情期のせいなのかは分からないが、頭痛と吐き気がするので最悪だ。
現代社会、Ωの抑制剤が開発、改良されたおかげで発情期中でもフェロモンが一定以上抑えられ、検出されない場合は学校や会社に出社できる。
だから発情期が軽い人は首のチョーカーでΩだとわかるもののβと変わらない生活ができる人もいる。
なので大半のΩは差別される事は無くなってきている。しかし、抑制剤の効かない、発情期休暇を長く取らなくてはならないのうな発情期の重いΩはその分肩身の狭い思いをしたり、同じΩ性からも時として差別される、と聞く。
まぁ、俺はまだ学生の身分なのであからさまな差別は受けた事がないから聞いた話に過ぎないが。
そして今、俺は病院にいる。発情期前の抑制剤投与のためだ。なぜ投与の為にわざわざ病院に来ているのかと言うと、薬が強いからだ。
強い薬は医師の前で投与されることになっている。
「はーい、こんにちは。柊巴くん。今日も抑制剤の投与で良かったね?」
「はい。お願いします。」
「ちょっとチクっとするよー」
「ッはぁ」
普通のインフルエンザとかの予防接種より痛い。
そんな事ないって言われるけど絶対痛い。
なぜ強い抑制剤を医師自ら投与するのかというと、
7年ほど前、強い抑制剤の過剰投与で臓器や血管にダメージを受けそのまま帰らぬ人となったΩが居たらしい。
その人は発情期が重く、発情期中の前後の記憶を保てないほどで、いつ抑制剤を飲んだのか忘れてしまい不安になって接種し続けたようなのだ。
そしてこの事故で抑制剤の過剰摂取の危険さが確認され、強い薬は医師の手元で管理される事となった。
そして、俺はそれと同じ強さの抑制剤を接種しているのだが、。そのΩ性の人が不安になる気持ちが痛いほどよく分かる。俺は記憶を失う事は無いのだが、薬の実感が無さすぎてずっと不安なのだ。
まぁ、注射が痛いので痛みの実感はあるのだが...
予定通りなら明日から発情期。不安でならない...。
その理由はいくつかあるが、一番の理由は発情期。
俺の発情期は人より幾分か重いらしい。
抑制剤を飲んでも全然収まらないし、注射型のを使っても錠剤よりは多少効果はあるが完全に収まる気配がない。
その上抑制剤の副作用のせいなのか、そもそもの発情期のせいなのかは分からないが、頭痛と吐き気がするので最悪だ。
現代社会、Ωの抑制剤が開発、改良されたおかげで発情期中でもフェロモンが一定以上抑えられ、検出されない場合は学校や会社に出社できる。
だから発情期が軽い人は首のチョーカーでΩだとわかるもののβと変わらない生活ができる人もいる。
なので大半のΩは差別される事は無くなってきている。しかし、抑制剤の効かない、発情期休暇を長く取らなくてはならないのうな発情期の重いΩはその分肩身の狭い思いをしたり、同じΩ性からも時として差別される、と聞く。
まぁ、俺はまだ学生の身分なのであからさまな差別は受けた事がないから聞いた話に過ぎないが。
そして今、俺は病院にいる。発情期前の抑制剤投与のためだ。なぜ投与の為にわざわざ病院に来ているのかと言うと、薬が強いからだ。
強い薬は医師の前で投与されることになっている。
「はーい、こんにちは。柊巴くん。今日も抑制剤の投与で良かったね?」
「はい。お願いします。」
「ちょっとチクっとするよー」
「ッはぁ」
普通のインフルエンザとかの予防接種より痛い。
そんな事ないって言われるけど絶対痛い。
なぜ強い抑制剤を医師自ら投与するのかというと、
7年ほど前、強い抑制剤の過剰投与で臓器や血管にダメージを受けそのまま帰らぬ人となったΩが居たらしい。
その人は発情期が重く、発情期中の前後の記憶を保てないほどで、いつ抑制剤を飲んだのか忘れてしまい不安になって接種し続けたようなのだ。
そしてこの事故で抑制剤の過剰摂取の危険さが確認され、強い薬は医師の手元で管理される事となった。
そして、俺はそれと同じ強さの抑制剤を接種しているのだが、。そのΩ性の人が不安になる気持ちが痛いほどよく分かる。俺は記憶を失う事は無いのだが、薬の実感が無さすぎてずっと不安なのだ。
まぁ、注射が痛いので痛みの実感はあるのだが...
予定通りなら明日から発情期。不安でならない...。
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もし内容に影響を及ぼす場合はその都度報告致します。
なるべく全ての感想に返信させていただいてます。
感想とてもとても嬉しいです、いつもありがとうございます!
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