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8ブルーシートと前戯
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夜風がひんやりと肌を撫でるはずなのに、密着する三人の体温が異常なほど高くて、俺の身体はまるでオーブンの中に放り込まれたように熱かった。
「や、やめ……んッ、あ……カイ、ソウ……!」
「アカシ、力抜けって。そんなに強張ってたら痛いぞ」
カイの冷たい指先が、開け放たれたシャツの間から、俺の腹筋を滑り降りていく。バレーで鍛えたはずの俺の筋肉なんて、彼らの規格外の肉体に比べればマシュマロのように頼りない。
背後からはダイチの重い吐息が首筋にかかる。
「……アカシの匂い、すげぇ甘い。ずっと嗅いでたい」
「ひっ……ダイチ、噛むなっ、跡残る……!」
「残す。俺のだって、わかるように」
チクリとした痛みの後、チュッという生々しい水音が響く。ダイチが俺のうなじに強いキスマークを刻み込んでいるのがわかった。
昼間の更衣室で彼が指でなぞった、まさにその場所だ。
右側では、ソウが俺の右脚に自分の脚を絡ませて、空いた手で俺の脇腹から胸にかけてを執拗に撫で回している。
「なあ、アカシ。ここ、すげー脈打ってんぞ。心臓、バクバクじゃん」
「お前らの……せいだろっ……! はな、せ……」
「離さねーよ。ようやく捕まえたのに」
カイの手が、ついに俺のベルトのバックルに掛かった。
カチャリ、と金属が擦れる冷たい音が、夜の静寂に響く。
「っ!? 待って、カイ、そこはダメ! ここ、外だぞ!?」
「誰も来ないって言っただろ。それに、星空の下でアカシの全部、見たいしな」
ジップが下ろされる音が、俺の理性をゴリゴリと削り取っていく。
「やだ、見ないで……っ」
「隠すなよ」
カイは俺の抵抗を涼しい顔でいなし、スラックスごと下着を膝下まで一気に引き下げた。
秋の冷気が下半身を包むが、羞恥心で顔から火が出そうだった。
俺のモノは、彼らに触れられた恐怖と、それ以上に抗えない快感のせいで、情けないことに半ば熱を持ち始めていた。
「……うわ。アカシ、もうこんなになってんじゃん」
ソウが意地悪く笑い、顔を近づけてくる。
「違うっ、これは……ただの生理現象で……っ!」
「生理現象で俺たちに発情してんのか? すげーエロいな、アカシは」
「……可愛い。俺も触りたい」
背後のダイチがボソリと呟き、俺の腕を押さえていた手を離し下へと滑らせる。
「ひゃあッ!?」
ダイチの分厚く、マメだらけの無骨な左手が俺の左脚をこじ開け、右手で熱を帯びた中心を乱暴に、けれどどこか愛おしむように包み込んだ。
「……っ、熱い。アカシの、ここ」
「だ、ダイチ……っ、あっ、触ん、な……!」
レスリングで鍛え抜かれたダイチの握力。もし本気で握られたら壊れてしまうという恐怖感が、逆に脳の髄を痺れさせるような背徳的な快感に変わっていく。
前からはカイの視線、右からはソウのからかい、後ろからはダイチの直接的な愛撫。
「あ、んっ……んんッ、だめ、おかしくなる……っ」
「これからもっとおかしくしてやるよ」
カイが俺の左耳に吐息を吹き込みながら、耳たぶを甘噛みする。
「三人で、たっぷり愛してやる。アカシの身体が、俺たちなしじゃ生きられないくらい、ぐちゃぐちゃにしてやるからな」
その甘く残酷な宣言と共に、ダイチの手がゆっくりと、しかし確かなストロークで上下に動き始めた。
「あッ……! いや、やめ……んっ、あぁッ」
声が夜空に吸い込まれる前に、ソウが再び俺の唇を塞ぎ、悲鳴を飲み込む。
星空の下、広い廃校舎のグラウンド。
俺のささやかな抵抗は、三人の巨大な捕食者たちの熱に完全に飲み込まれ、甘く溶かされていく。
ソウの舌は貪欲に俺の口内を蹂躙し、息継ぎの隙すら与えてくれない。
「んっ、ふ……ぁっ、んんっ!」
酸素が足りず、頭の芯が白く点滅し始める。苦しさにソウの広い肩を叩こうとするが、俺の腕はダイチの分厚い身体に阻まれ、力なくバタつくことしかできない。
圧倒的な質量の差。逃げ出そうともがくほどに、三人の体温という名の鎖が、俺をきつく、甘く縛り上げていく。
「……はぁっ、はぁ……っ、ソウ、息……っ」
ようやく唇が解放されると、ダイチも俺の拘束を解放し、浅い呼吸を繰り返しながらブルーシートに倒れ込んだ。
裸にはだけたワイシャツだけの情けない姿で横たわる。
視界が涙でぼやける中、星空を背にして俺を見下ろす三人のシルエットが悪魔のように、けれどひどく魅力的に見えた。
「アカシ、顔真っ赤だぞ。すげー綺麗」
ソウが俺の濡れた目元にチュッとキスを落とし、耳元で意地悪く囁く。
「もう力、入んねぇだろ?」
その言葉通りだった。
横たわった俺を見下ろしながら、3人が制服を脱ぎ始めた。
カイの引き締まったフィットネスモデルのような体。
ダイチのボディビルダーに負けないくらいのゴリラのような体。
ソウの肉厚な柔道選手特有の体。
星あかりに照らされ、3人の筋肉が光る。
こんな奴らから、逃げられるわけがない……
この時、俺は覚悟を決めたのかもしれない。
「や、やめ……んッ、あ……カイ、ソウ……!」
「アカシ、力抜けって。そんなに強張ってたら痛いぞ」
カイの冷たい指先が、開け放たれたシャツの間から、俺の腹筋を滑り降りていく。バレーで鍛えたはずの俺の筋肉なんて、彼らの規格外の肉体に比べればマシュマロのように頼りない。
背後からはダイチの重い吐息が首筋にかかる。
「……アカシの匂い、すげぇ甘い。ずっと嗅いでたい」
「ひっ……ダイチ、噛むなっ、跡残る……!」
「残す。俺のだって、わかるように」
チクリとした痛みの後、チュッという生々しい水音が響く。ダイチが俺のうなじに強いキスマークを刻み込んでいるのがわかった。
昼間の更衣室で彼が指でなぞった、まさにその場所だ。
右側では、ソウが俺の右脚に自分の脚を絡ませて、空いた手で俺の脇腹から胸にかけてを執拗に撫で回している。
「なあ、アカシ。ここ、すげー脈打ってんぞ。心臓、バクバクじゃん」
「お前らの……せいだろっ……! はな、せ……」
「離さねーよ。ようやく捕まえたのに」
カイの手が、ついに俺のベルトのバックルに掛かった。
カチャリ、と金属が擦れる冷たい音が、夜の静寂に響く。
「っ!? 待って、カイ、そこはダメ! ここ、外だぞ!?」
「誰も来ないって言っただろ。それに、星空の下でアカシの全部、見たいしな」
ジップが下ろされる音が、俺の理性をゴリゴリと削り取っていく。
「やだ、見ないで……っ」
「隠すなよ」
カイは俺の抵抗を涼しい顔でいなし、スラックスごと下着を膝下まで一気に引き下げた。
秋の冷気が下半身を包むが、羞恥心で顔から火が出そうだった。
俺のモノは、彼らに触れられた恐怖と、それ以上に抗えない快感のせいで、情けないことに半ば熱を持ち始めていた。
「……うわ。アカシ、もうこんなになってんじゃん」
ソウが意地悪く笑い、顔を近づけてくる。
「違うっ、これは……ただの生理現象で……っ!」
「生理現象で俺たちに発情してんのか? すげーエロいな、アカシは」
「……可愛い。俺も触りたい」
背後のダイチがボソリと呟き、俺の腕を押さえていた手を離し下へと滑らせる。
「ひゃあッ!?」
ダイチの分厚く、マメだらけの無骨な左手が俺の左脚をこじ開け、右手で熱を帯びた中心を乱暴に、けれどどこか愛おしむように包み込んだ。
「……っ、熱い。アカシの、ここ」
「だ、ダイチ……っ、あっ、触ん、な……!」
レスリングで鍛え抜かれたダイチの握力。もし本気で握られたら壊れてしまうという恐怖感が、逆に脳の髄を痺れさせるような背徳的な快感に変わっていく。
前からはカイの視線、右からはソウのからかい、後ろからはダイチの直接的な愛撫。
「あ、んっ……んんッ、だめ、おかしくなる……っ」
「これからもっとおかしくしてやるよ」
カイが俺の左耳に吐息を吹き込みながら、耳たぶを甘噛みする。
「三人で、たっぷり愛してやる。アカシの身体が、俺たちなしじゃ生きられないくらい、ぐちゃぐちゃにしてやるからな」
その甘く残酷な宣言と共に、ダイチの手がゆっくりと、しかし確かなストロークで上下に動き始めた。
「あッ……! いや、やめ……んっ、あぁッ」
声が夜空に吸い込まれる前に、ソウが再び俺の唇を塞ぎ、悲鳴を飲み込む。
星空の下、広い廃校舎のグラウンド。
俺のささやかな抵抗は、三人の巨大な捕食者たちの熱に完全に飲み込まれ、甘く溶かされていく。
ソウの舌は貪欲に俺の口内を蹂躙し、息継ぎの隙すら与えてくれない。
「んっ、ふ……ぁっ、んんっ!」
酸素が足りず、頭の芯が白く点滅し始める。苦しさにソウの広い肩を叩こうとするが、俺の腕はダイチの分厚い身体に阻まれ、力なくバタつくことしかできない。
圧倒的な質量の差。逃げ出そうともがくほどに、三人の体温という名の鎖が、俺をきつく、甘く縛り上げていく。
「……はぁっ、はぁ……っ、ソウ、息……っ」
ようやく唇が解放されると、ダイチも俺の拘束を解放し、浅い呼吸を繰り返しながらブルーシートに倒れ込んだ。
裸にはだけたワイシャツだけの情けない姿で横たわる。
視界が涙でぼやける中、星空を背にして俺を見下ろす三人のシルエットが悪魔のように、けれどひどく魅力的に見えた。
「アカシ、顔真っ赤だぞ。すげー綺麗」
ソウが俺の濡れた目元にチュッとキスを落とし、耳元で意地悪く囁く。
「もう力、入んねぇだろ?」
その言葉通りだった。
横たわった俺を見下ろしながら、3人が制服を脱ぎ始めた。
カイの引き締まったフィットネスモデルのような体。
ダイチのボディビルダーに負けないくらいのゴリラのような体。
ソウの肉厚な柔道選手特有の体。
星あかりに照らされ、3人の筋肉が光る。
こんな奴らから、逃げられるわけがない……
この時、俺は覚悟を決めたのかもしれない。
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