190cm越えの猛獣3人に「共有」される

Aki

文字の大きさ
8 / 9

8ブルーシートと前戯

しおりを挟む
夜風がひんやりと肌を撫でるはずなのに、密着する三人の体温が異常なほど高くて、俺の身体はまるでオーブンの中に放り込まれたように熱かった。

「や、やめ……んッ、あ……カイ、ソウ……!」
「アカシ、力抜けって。そんなに強張ってたら痛いぞ」

カイの冷たい指先が、開け放たれたシャツの間から、俺の腹筋を滑り降りていく。バレーで鍛えたはずの俺の筋肉なんて、彼らの規格外の肉体に比べればマシュマロのように頼りない。
背後からはダイチの重い吐息が首筋にかかる。

「……アカシの匂い、すげぇ甘い。ずっと嗅いでたい」
「ひっ……ダイチ、噛むなっ、跡残る……!」
「残す。俺のだって、わかるように」

チクリとした痛みの後、チュッという生々しい水音が響く。ダイチが俺のうなじに強いキスマークを刻み込んでいるのがわかった。
昼間の更衣室で彼が指でなぞった、まさにその場所だ。

右側では、ソウが俺の右脚に自分の脚を絡ませて、空いた手で俺の脇腹から胸にかけてを執拗に撫で回している。

「なあ、アカシ。ここ、すげー脈打ってんぞ。心臓、バクバクじゃん」
「お前らの……せいだろっ……! はな、せ……」
「離さねーよ。ようやく捕まえたのに」

カイの手が、ついに俺のベルトのバックルに掛かった。
カチャリ、と金属が擦れる冷たい音が、夜の静寂に響く。

「っ!? 待って、カイ、そこはダメ! ここ、外だぞ!?」
「誰も来ないって言っただろ。それに、星空の下でアカシの全部、見たいしな」

ジップが下ろされる音が、俺の理性をゴリゴリと削り取っていく。

「やだ、見ないで……っ」
「隠すなよ」

カイは俺の抵抗を涼しい顔でいなし、スラックスごと下着を膝下まで一気に引き下げた。
秋の冷気が下半身を包むが、羞恥心で顔から火が出そうだった。
俺のモノは、彼らに触れられた恐怖と、それ以上に抗えない快感のせいで、情けないことに半ば熱を持ち始めていた。

「……うわ。アカシ、もうこんなになってんじゃん」

ソウが意地悪く笑い、顔を近づけてくる。

「違うっ、これは……ただの生理現象で……っ!」
「生理現象で俺たちに発情してんのか? すげーエロいな、アカシは」
「……可愛い。俺も触りたい」

背後のダイチがボソリと呟き、俺の腕を押さえていた手を離し下へと滑らせる。

「ひゃあッ!?」

ダイチの分厚く、マメだらけの無骨な左手が俺の左脚をこじ開け、右手で熱を帯びた中心を乱暴に、けれどどこか愛おしむように包み込んだ。

「……っ、熱い。アカシの、ここ」
「だ、ダイチ……っ、あっ、触ん、な……!」

レスリングで鍛え抜かれたダイチの握力。もし本気で握られたら壊れてしまうという恐怖感が、逆に脳の髄を痺れさせるような背徳的な快感に変わっていく。
前からはカイの視線、右からはソウのからかい、後ろからはダイチの直接的な愛撫。

「あ、んっ……んんッ、だめ、おかしくなる……っ」
「これからもっとおかしくしてやるよ」

カイが俺の左耳に吐息を吹き込みながら、耳たぶを甘噛みする。
「三人で、たっぷり愛してやる。アカシの身体が、俺たちなしじゃ生きられないくらい、ぐちゃぐちゃにしてやるからな」
その甘く残酷な宣言と共に、ダイチの手がゆっくりと、しかし確かなストロークで上下に動き始めた。

「あッ……! いや、やめ……んっ、あぁッ」

声が夜空に吸い込まれる前に、ソウが再び俺の唇を塞ぎ、悲鳴を飲み込む。
星空の下、広い廃校舎のグラウンド。
俺のささやかな抵抗は、三人の巨大な捕食者たちの熱に完全に飲み込まれ、甘く溶かされていく。

ソウの舌は貪欲に俺の口内を蹂躙し、息継ぎの隙すら与えてくれない。

「んっ、ふ……ぁっ、んんっ!」

酸素が足りず、頭の芯が白く点滅し始める。苦しさにソウの広い肩を叩こうとするが、俺の腕はダイチの分厚い身体に阻まれ、力なくバタつくことしかできない。

圧倒的な質量の差。逃げ出そうともがくほどに、三人の体温という名の鎖が、俺をきつく、甘く縛り上げていく。

「……はぁっ、はぁ……っ、ソウ、息……っ」

ようやく唇が解放されると、ダイチも俺の拘束を解放し、浅い呼吸を繰り返しながらブルーシートに倒れ込んだ。
裸にはだけたワイシャツだけの情けない姿で横たわる。
視界が涙でぼやける中、星空を背にして俺を見下ろす三人のシルエットが悪魔のように、けれどひどく魅力的に見えた。
「アカシ、顔真っ赤だぞ。すげー綺麗」
ソウが俺の濡れた目元にチュッとキスを落とし、耳元で意地悪く囁く。

「もう力、入んねぇだろ?」

その言葉通りだった。

横たわった俺を見下ろしながら、3人が制服を脱ぎ始めた。
カイの引き締まったフィットネスモデルのような体。
ダイチのボディビルダーに負けないくらいのゴリラのような体。
ソウの肉厚な柔道選手特有の体。

星あかりに照らされ、3人の筋肉が光る。
こんな奴らから、逃げられるわけがない……
この時、俺は覚悟を決めたのかもしれない。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

神父様に捧げるセレナーデ

石月煤子
BL
「ところで、そろそろ厳重に閉じられたその足を開いてくれるか」 「足を開くのですか?」 「股開かないと始められないだろうが」 「そ、そうですね、その通りです」 「魔物狩りの報酬はお前自身、そうだろう?」 「…………」 ■俺様最強旅人×健気美人♂神父■

分厚いメガネ令息の非日常

餅粉
BL
「こいつは俺の女だ。手を出したらどうなるかわかるよな」 「シノ様……素敵!」 おかしい。おかしすぎる!恥ずかしくないのか?高位貴族が平民の女学生に俺の女ってしかもお前は婚約者いるだろうが!! その女学生の周りにはお慕いしているであろう貴族数名が立っていた。 「ジュリーが一番素敵だよ」 「そうだよ!ジュリーが一番可愛いし美人だし素敵だよ!!」 「……うん。ジュリーの方が…素敵」 ほんと何この状況、怖い!怖いすぎるぞ!あと妙にキモい 「先輩、私もおかしいと思います」 「だよな!」 これは真面目に学生生活を送ろうとする俺の日常のお話

遊び人殿下に嫌われている僕は、幼馴染が羨ましい。

月湖
BL
「心配だから一緒に行く!」 幼馴染の侯爵子息アディニーが遊び人と噂のある大公殿下の家に呼ばれたと知った僕はそう言ったのだが、悪い噂のある一方でとても優秀で方々に伝手を持つ彼の方の下に侍れれば将来は安泰だとも言われている大公の屋敷に初めて行くのに、招待されていない者を連れて行くのは心象が悪いとド正論で断られてしまう。 「あのね、デュオニーソスは連れて行けないの」 何度目かの呼び出しの時、アディニーは僕にそう言った。 「殿下は、今はデュオニーソスに会いたくないって」 そんな・・・昔はあんなに優しかったのに・・・。 僕、殿下に嫌われちゃったの? 実は粘着系殿下×健気系貴族子息のファンタジーBLです。

囚われた元王は逃げ出せない

スノウ
BL
異世界からひょっこり召喚されてまさか国王!?でも人柄が良く周りに助けられながら10年もの間、国王に準じていた そうあの日までは 忠誠を誓ったはずの仲間に王位を剥奪され次々と手篭めに なんで俺にこんな事を 「国王でないならもう俺のものだ」 「僕をあなたの側にずっといさせて」 「君のいない人生は生きられない」 「私の国の王妃にならないか」 いやいや、みんな何いってんの?

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

告白を全部ドッキリだと思って振ったら、三人のアイドルが壊れかけたので彼氏役をすることになりました

海野(サブ)
BL
大人気アイドルヘイロー・プリズムのマネージャーである灯也はある日、その担当アイドル 光留 輝 照真 に告白されるが、ドッキリだと思い、振ってしまう。しかし、アイドル達のメンタルに影響が出始めてしまい… 致してるシーンと受けが彼氏役を引き受けるとこしか書いてませんので悪しからず。

【完結】王弟殿下の欲しいもの

325号室の住人
BL
王弟殿下には、欲しいものがある。 それは…… ☆全3話 完結しました

過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される

中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」 夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。 相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。 このお話はムーンライトでも投稿してます〜

処理中です...