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復讐者×破壊の神×転生チート
エルフ実業家ヒースロー5
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ヒースロー商会へとたどり着いた俺たちは、受付を無視して奥へと進んでいった。
途中警備員らしき男が制止してきたが、拳で跳ね除けた。質量からして恐らくは土人形だった。
「これで土人形では無かったら犯罪ですわね」
今更なこと言うルーミアだったが、油断なくメイスを構えるその姿はなかなか堂にいった強盗のようだった。
奥に進むにつれて警備員が数を増し、赤いゴーレムまで混じるようになってきた。
ルーミアはメイスを、俺は右手だけマジックダガーを生成して振った。イリスは何があってもいいように姿を隠していた。
警備員も、ゴーレムも、まるで相手にならなかった。
昨日は雑に振ったダガーをキチンと振れば、ゴーレムも一撃で土にすることができた。
空しい土遊び。俺たちはひたすら奥を目指して進んでいった。
「構造的にはここが最後の部屋だけど」
俺は扉の前で確認する。
「多分、ヒースローはこの中にいる。警備もゴーレムも前からしか来なかった。イリスが見張ってたから万が一にも逃げられては無い」
「とは言っても、本当にいるかどうかは怪しいのですけれど」
この期に及んでもルーミアは半信半疑のようだった。
先ほどまで盛大にゴーレムをなぎ倒していたとは思えない弱気さだった。
「ま、開ければわかるさ。居なかったら帰ればいい」
本当に居なかったら俺たちはただただヒースロー商会に嫌がらせをしに来ただけになってしまう。
それでもまあ別にいいのだが、俺は居る可能性が高いと思っていた。
扉を開け放つ。
その中は執務室のようになっており、豪奢な机が一つとぎっしりと魔導書らしきものが詰まった本棚。
机の上には土の詰まった瓶が一本乗っているだけで、後は特に見るべきものもない部屋だった。
そして、その部屋にヒースローの姿は無かった。
「……」
全て俺の勘違い。思い込みによる軽はずみな行動だったのか、と思いかけたが、ルーミアが部屋の中に入り、誰もいない机に話しかける。
「お久しぶりです。ヒースロー。<砂塵>を解いてもらえると助かるのですけれど」
その言葉をきっかけに、机の椅子に渦を巻くように砂ぼこりが舞い、やがて一人のエルフの姿になった。
顎髭を生やしたエルフ。かつての勇者の仲間、ヒースローだった。
「……何をしに来た。押し込み強盗か?」
ぎろりとこちらを睨みながら、低い声でヒースローが言った。
怒っているのは当然だろう。散々土人形やゴーレムを破壊されたのだ。
しかし、そんなもの手荒い挨拶みたいなものだ。大事の前の些事。
俺はことさらにこやかに話しかけた。
「初めまして。カナタと言います。ルーミアとは幼馴染で……」
「黙れ。俺はルーミアと話をしている」
圧縮された土の塊がヒースローの指先から発射された。
目にも止まらない速さだったが、防げないほどのものではなく、マジックダガーで弾く。
ヒースローは不快そうに舌打ちをした。
「ルーミア、君のすべきことは二つある。まずここまで入ってきたことを俺に謝罪する。そしてその不愉快な男と共にとっとと帰る。以上だ」
「ここまで無理やり入ってきたことは謝ります。ごめんなさい。けれど、居るのなら最初から相手して戴けたら、わたくしたちもこんな強硬手段を取らなくて済みましたのに」
「赤はとっとと帰れ、だ。俺と君たちのルールだろう? 忘れたのか?」
「けれど、一年ぶりに仲間が訪ねてきたというのに、あまりに冷たくはありませんか?」
「仲間? 俺と君が?」
ヒースローは心底気色悪いものを見たような顔つきをした。
「良いだろう、仲間よ。君はこの一年何をしていたんだ? 他の連中と同じように魔王を倒したことで浮かれ暮らしていたんだろう?」
「……あなたのような商売はしてはいませんけれど」
「ただの商売じゃない。研究費のための金稼ぎだ。ルーミア、私とエイワ―ズは魔王の背後に存在する破壊神打倒のために日々研究を重ねている」
「破壊神……?」
「そう、全てを破壊する者。魔王を操りこの世を地獄に変えた神。その存在を野放しにして、仮初の平和を享受する君たちに構っている暇など俺には無い」
ヒースローは小さな虫でも振り払うような仕草で俺たちに帰るように示した。
「仮にそんな破壊神なんて存在がいるとしたら」
俺は口を挟んだ。こちらとしてもさっさと要件を済ませて帰りたくなってきた。
「勇者パーティーが再び結束する必要があるんじゃないか?」
ヒースローが俺の方をちらりと見たが、何も答えようとはしなかった。
俺はもう本題に入ることにした。
「お前らの仲間のオーギュストが、同じく仲間のシェリファに殺された。シェリファの居場所を知りたい。冒険者ギルドにお尋ね者にするよう掛け合ってもらえないか? 居場所さえわかれば、俺たちで何とかする」
「……あの拳聖が」
初めてヒースローは俺に向けて言葉を発した。
オーギュストが殺されたというのは、やはりそれなりのインパクトがあったのだろう。
「オーギュストが死んだ上に、シェリファまで罪人となれば、破壊神打倒には痛手かもしれないが」
「いや、全然」
ヒースローは顔色一つ変えずに言い切った。
全然とは一体。少なくともオーギュストは勇者パーティーの主力の一角だ。彼ほど近接戦闘に秀でたものはいない筈だが。
「シェリファの事は放っておけばいい。何か事情があったんだろう。よくあることさ。君たちがわざわざここまで来たのはそれを言うのが目的か? 生憎だったが、俺は世間を騒がせるような真似に手を貸す気はない。元勇者パーティーが内輪もめなんて醜聞こそが痛手だよ」
「それでいいのか? 仲間が殺されてるんだぞ。それも勇者パーティーの主戦力のオーギュストが」
「主戦力ね」
ヒースローは目を細めて言う。
「必要無い。これからは私とエイワ―ズとこいつがあれば十分だ」
苛立ち交じりの声と共に机の上の土の詰まった瓶を手に取った。
ヒースローは勇者パーティーにおいて常に最前線に立っていたわけではなく、主戦力であったとは言い難い。主戦力、と言う単語に何かしら思うところがあったのかもしれない。
彼は瓶をしばらく手の中で転がし、無造作に放り捨てた。
瓶と土が混ざり合いながら徐々に人の形へと変わっていく。
「俺の研究の成果を君たちに見せてあげよう。すなわち最強の冒険者の量産だ。一つの瓶から三体作れる。俺はエンダーの国に百個こいつを卸したよ。エイワ―ズが勇者からエンダーの国王になって最初の偉業が、この土と竜の血で出来た元Sランク冒険者の軍隊を組織したことだ。何、姿かたちが全部同じだろうと、フルフェイスの兜でも被せておけば不気味さも薄れるさ」
人の形に変わる中で、その土は三つに分かれて、さらに体積を増して、俺がかつて見慣れた姿へと形を変えていく。
三人の同じ人へと姿を変えていく。
恐らくは生前の姿を模したのであろう、白銀の鎧を身に着けていた。彼女の象徴とも言えるギルビスで作った二対のアダマンタイト合金のロングソードも両の腰に佩いていたが、強度が同じかどうかは分からない。
「聖剣争奪の件は記録を観ただけだが、こいつは人間種にしては美しく強い。俺も作り甲斐があったよ。竜の血と大量の金が必要だったけどな、その点においても、死者を再現し量産するなんて俺以外誰が出来る?」
不気味さとヒースローは言った。
その通りだった。俺が何よりも恐ろしく思ったのは、三人とも全く同じ顔でこちらを見ていたこと。
三人ともに寸分違わぬ銀のショートヘア。生きているとも死んでいるとも区別がつかない透き通るような白い頬。虚ろな青い六つの瞳がこちらを見ていた。
俺は発狂寸前で昏倒しそうだった。けれど、ふらふらとその六つの青い瞳に吸い込まれるように足が勝手に動いていた。
ルーミアが俺の肩を揺さぶり何か言っているようだが、全く耳まで届かずに聞こえなかった。
ヒースローが三体と言った土人形。
聖剣の眠るバッカスの塔で命を落とした女。かつて俺の仲間だった人。
俺が最後に見たシャルロット・ナーザの姿が、そこに、三人も、あった。
途中警備員らしき男が制止してきたが、拳で跳ね除けた。質量からして恐らくは土人形だった。
「これで土人形では無かったら犯罪ですわね」
今更なこと言うルーミアだったが、油断なくメイスを構えるその姿はなかなか堂にいった強盗のようだった。
奥に進むにつれて警備員が数を増し、赤いゴーレムまで混じるようになってきた。
ルーミアはメイスを、俺は右手だけマジックダガーを生成して振った。イリスは何があってもいいように姿を隠していた。
警備員も、ゴーレムも、まるで相手にならなかった。
昨日は雑に振ったダガーをキチンと振れば、ゴーレムも一撃で土にすることができた。
空しい土遊び。俺たちはひたすら奥を目指して進んでいった。
「構造的にはここが最後の部屋だけど」
俺は扉の前で確認する。
「多分、ヒースローはこの中にいる。警備もゴーレムも前からしか来なかった。イリスが見張ってたから万が一にも逃げられては無い」
「とは言っても、本当にいるかどうかは怪しいのですけれど」
この期に及んでもルーミアは半信半疑のようだった。
先ほどまで盛大にゴーレムをなぎ倒していたとは思えない弱気さだった。
「ま、開ければわかるさ。居なかったら帰ればいい」
本当に居なかったら俺たちはただただヒースロー商会に嫌がらせをしに来ただけになってしまう。
それでもまあ別にいいのだが、俺は居る可能性が高いと思っていた。
扉を開け放つ。
その中は執務室のようになっており、豪奢な机が一つとぎっしりと魔導書らしきものが詰まった本棚。
机の上には土の詰まった瓶が一本乗っているだけで、後は特に見るべきものもない部屋だった。
そして、その部屋にヒースローの姿は無かった。
「……」
全て俺の勘違い。思い込みによる軽はずみな行動だったのか、と思いかけたが、ルーミアが部屋の中に入り、誰もいない机に話しかける。
「お久しぶりです。ヒースロー。<砂塵>を解いてもらえると助かるのですけれど」
その言葉をきっかけに、机の椅子に渦を巻くように砂ぼこりが舞い、やがて一人のエルフの姿になった。
顎髭を生やしたエルフ。かつての勇者の仲間、ヒースローだった。
「……何をしに来た。押し込み強盗か?」
ぎろりとこちらを睨みながら、低い声でヒースローが言った。
怒っているのは当然だろう。散々土人形やゴーレムを破壊されたのだ。
しかし、そんなもの手荒い挨拶みたいなものだ。大事の前の些事。
俺はことさらにこやかに話しかけた。
「初めまして。カナタと言います。ルーミアとは幼馴染で……」
「黙れ。俺はルーミアと話をしている」
圧縮された土の塊がヒースローの指先から発射された。
目にも止まらない速さだったが、防げないほどのものではなく、マジックダガーで弾く。
ヒースローは不快そうに舌打ちをした。
「ルーミア、君のすべきことは二つある。まずここまで入ってきたことを俺に謝罪する。そしてその不愉快な男と共にとっとと帰る。以上だ」
「ここまで無理やり入ってきたことは謝ります。ごめんなさい。けれど、居るのなら最初から相手して戴けたら、わたくしたちもこんな強硬手段を取らなくて済みましたのに」
「赤はとっとと帰れ、だ。俺と君たちのルールだろう? 忘れたのか?」
「けれど、一年ぶりに仲間が訪ねてきたというのに、あまりに冷たくはありませんか?」
「仲間? 俺と君が?」
ヒースローは心底気色悪いものを見たような顔つきをした。
「良いだろう、仲間よ。君はこの一年何をしていたんだ? 他の連中と同じように魔王を倒したことで浮かれ暮らしていたんだろう?」
「……あなたのような商売はしてはいませんけれど」
「ただの商売じゃない。研究費のための金稼ぎだ。ルーミア、私とエイワ―ズは魔王の背後に存在する破壊神打倒のために日々研究を重ねている」
「破壊神……?」
「そう、全てを破壊する者。魔王を操りこの世を地獄に変えた神。その存在を野放しにして、仮初の平和を享受する君たちに構っている暇など俺には無い」
ヒースローは小さな虫でも振り払うような仕草で俺たちに帰るように示した。
「仮にそんな破壊神なんて存在がいるとしたら」
俺は口を挟んだ。こちらとしてもさっさと要件を済ませて帰りたくなってきた。
「勇者パーティーが再び結束する必要があるんじゃないか?」
ヒースローが俺の方をちらりと見たが、何も答えようとはしなかった。
俺はもう本題に入ることにした。
「お前らの仲間のオーギュストが、同じく仲間のシェリファに殺された。シェリファの居場所を知りたい。冒険者ギルドにお尋ね者にするよう掛け合ってもらえないか? 居場所さえわかれば、俺たちで何とかする」
「……あの拳聖が」
初めてヒースローは俺に向けて言葉を発した。
オーギュストが殺されたというのは、やはりそれなりのインパクトがあったのだろう。
「オーギュストが死んだ上に、シェリファまで罪人となれば、破壊神打倒には痛手かもしれないが」
「いや、全然」
ヒースローは顔色一つ変えずに言い切った。
全然とは一体。少なくともオーギュストは勇者パーティーの主力の一角だ。彼ほど近接戦闘に秀でたものはいない筈だが。
「シェリファの事は放っておけばいい。何か事情があったんだろう。よくあることさ。君たちがわざわざここまで来たのはそれを言うのが目的か? 生憎だったが、俺は世間を騒がせるような真似に手を貸す気はない。元勇者パーティーが内輪もめなんて醜聞こそが痛手だよ」
「それでいいのか? 仲間が殺されてるんだぞ。それも勇者パーティーの主戦力のオーギュストが」
「主戦力ね」
ヒースローは目を細めて言う。
「必要無い。これからは私とエイワ―ズとこいつがあれば十分だ」
苛立ち交じりの声と共に机の上の土の詰まった瓶を手に取った。
ヒースローは勇者パーティーにおいて常に最前線に立っていたわけではなく、主戦力であったとは言い難い。主戦力、と言う単語に何かしら思うところがあったのかもしれない。
彼は瓶をしばらく手の中で転がし、無造作に放り捨てた。
瓶と土が混ざり合いながら徐々に人の形へと変わっていく。
「俺の研究の成果を君たちに見せてあげよう。すなわち最強の冒険者の量産だ。一つの瓶から三体作れる。俺はエンダーの国に百個こいつを卸したよ。エイワ―ズが勇者からエンダーの国王になって最初の偉業が、この土と竜の血で出来た元Sランク冒険者の軍隊を組織したことだ。何、姿かたちが全部同じだろうと、フルフェイスの兜でも被せておけば不気味さも薄れるさ」
人の形に変わる中で、その土は三つに分かれて、さらに体積を増して、俺がかつて見慣れた姿へと形を変えていく。
三人の同じ人へと姿を変えていく。
恐らくは生前の姿を模したのであろう、白銀の鎧を身に着けていた。彼女の象徴とも言えるギルビスで作った二対のアダマンタイト合金のロングソードも両の腰に佩いていたが、強度が同じかどうかは分からない。
「聖剣争奪の件は記録を観ただけだが、こいつは人間種にしては美しく強い。俺も作り甲斐があったよ。竜の血と大量の金が必要だったけどな、その点においても、死者を再現し量産するなんて俺以外誰が出来る?」
不気味さとヒースローは言った。
その通りだった。俺が何よりも恐ろしく思ったのは、三人とも全く同じ顔でこちらを見ていたこと。
三人ともに寸分違わぬ銀のショートヘア。生きているとも死んでいるとも区別がつかない透き通るような白い頬。虚ろな青い六つの瞳がこちらを見ていた。
俺は発狂寸前で昏倒しそうだった。けれど、ふらふらとその六つの青い瞳に吸い込まれるように足が勝手に動いていた。
ルーミアが俺の肩を揺さぶり何か言っているようだが、全く耳まで届かずに聞こえなかった。
ヒースローが三体と言った土人形。
聖剣の眠るバッカスの塔で命を落とした女。かつて俺の仲間だった人。
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