HANAMIZUKI ~思いを受け止めて

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旅行

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—龍side


美晴ちゃんを連れて海岸近くのスーパーへ・・・・。

「龍君・・・・このソーセージ美味しそう!」
おお・・・・美晴ちゃん!そのソーセージ食べるの?!
って・・・・中学生か俺は・・・・と自問自答。

「良いねー・・・それも買って行こう!!!」
ガキな俺はちょっと置いておこう。
美晴ちゃんは嬉しそうにソーセージを籠へ・・・・・。
飲み物は、ビールと・・・飲めない人用のお茶や水、ジュースと・・・・・。
「龍君運転するから飲めないね・・・私が運転出来たらよかったのに・・・・」
スーパーからカートを引いてそう言った。
「あー・・・美晴ちゃん免許あるの?」
そう言うと、
「あるけどペーパーだよ!もう10年運転してないもん!」

おお・・・それはー・・・・しない方が良いね!うん!!

「俺はそこまで酒が好きって訳じゃないしー・・・夜食事の時飲むからいいや!」
元々スッゴイ好きってわけではない。
あれば飲むし、凄く強いわけでもない。
「そうなんだー・・・・なんかお酒好きなのかなって思った!!」

まぁ、沖縄って酒飲むイメージだしね!
俺見るからに酒飲みまくりそうだしね!

車の後ろに荷物を乗せ、
「俺は元々車とかバイク好きだったからー・・・飲んで運転できなくなる方が面倒だしね!美晴ちゃんはお酒全然飲まないよね?」
美晴ちゃんは笑って車のトランク部分に腰かけて、
「んー・・・お酒はね・・・あまり得意じゃないの!食べるのは好きだけど・・・・」
えー・・・・。
可愛いじゃん!!!
酔っぱらって記憶無くなったら・・・可愛い子は心配だし!

俺は美晴ちゃんの隣に腰かけ、美晴ちゃんの手を握った。

「龍君???////////////////」
「大丈夫・・・誰もいない・・・・」

ここは伊豆のスーパーの駐車場。
知ってる人は誰もいない。

美晴ちゃんの手は・・・まだ傷は有るけど、大分良くなった・・・・。
あの夜、ぱっくり切れていた傷部分を撫で、

「今夜・・・・2人で海散歩行かない?」
そう言った・・・・。

下心はなくはないけど、今は出さないよ・・・・。
今はね・・・・。

「あー・・でも・・・皆居るけど・・・///////////」
「大丈夫だよ、皆お酒飲むから・・・・タイミング見計らって一緒にお散歩しよう?」

きっと夜は・・・波の音も聞こえて・・・星も少し見えるかもしれない。

美晴ちゃんは笑って

「うん・・・・////////////」



こうやって、俺が美晴ちゃんに今ちょっかいを出すのが・・・ダメだって・・・それは分かってる。
まだ駄目だって・・・・。

でもね、美晴ちゃんが・・・家の事?旦那さんの事?
それに悩んでいるのも分かってる。

美晴ちゃんがあの日怪我をして俺の所に来た。
でもあの怪我は・・・・初めてじゃないでしょ?

初めてやられた傷じゃないよね?



美晴ちゃんは知らないと思うけど、俺は美晴ちゃんの事・・・・モールで出逢う前から知ってた。

あの日見た、もの凄く綺麗な幽霊ちゃんは・・・美晴ちゃんだよね?
俺はあの日君を見て、あの透き通る綺麗な姿に心を奪われた。

あれから毎日君が居ないか・・・海岸をうろうろして探したけど・・・・幽霊ちゃんには逢えなかった。

でも、意外な場所でまた君に逢えたんだ。

しかも、俺の所に降ってきた。


よく考えたら、あの日幽霊ちゃんは・・・・凄く悲しそうにしてた・・・・。
だから、美晴ちゃんが苦しんでいるのはここ何か月の話ではないんだって・・・そう思った。

だから・・・・・。
俺は君を・・・・。

奪いたい。




「美晴ちゃん、今度2人で何処か行かない?」
そう言って指をすりすり撫でると、
「何処????」
美晴ちゃんは笑って言った。

・・・・・・・・・。
「流石に泊りは無理だよね?・・・ほら、前に沖縄連れてってあげるって話したじゃん?」
沖縄・・・・・。
兄貴達に会うかどうかは分からないけど・・・・綺麗な海を見て、綺麗なホテルでノンビリしてほしい・・・・。

美晴ちゃんは俺の肩に少し寄りかかって・・・・。
「沖縄・・・・行きたいな・・・・綺麗な海みたい・・・・」

・・・・・・・・・//////////////

「俺全部払うから行こう?・・・・大丈夫そうなとき・・・・・」
そう言うと、美晴ちゃんは俺をジッと見て・・・・また笑った・・・。

・・・・・・・・/////////
凄く可愛い。
その顔・・・・・。

いつも笑っててほしい。

「いつか・・・・・連れてって・・・・・」
笑ってそう言った。


大丈夫、絶対連れて行く・・・・・。

絶対・・・・・・。




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