40 / 157
旅行
5
しおりを挟む—龍side
美晴ちゃんを連れて海岸近くのスーパーへ・・・・。
「龍君・・・・このソーセージ美味しそう!」
おお・・・・美晴ちゃん!そのソーセージ食べるの?!
って・・・・中学生か俺は・・・・と自問自答。
「良いねー・・・それも買って行こう!!!」
ガキな俺はちょっと置いておこう。
美晴ちゃんは嬉しそうにソーセージを籠へ・・・・・。
飲み物は、ビールと・・・飲めない人用のお茶や水、ジュースと・・・・・。
「龍君運転するから飲めないね・・・私が運転出来たらよかったのに・・・・」
スーパーからカートを引いてそう言った。
「あー・・・美晴ちゃん免許あるの?」
そう言うと、
「あるけどペーパーだよ!もう10年運転してないもん!」
おお・・・それはー・・・・しない方が良いね!うん!!
「俺はそこまで酒が好きって訳じゃないしー・・・夜食事の時飲むからいいや!」
元々スッゴイ好きってわけではない。
あれば飲むし、凄く強いわけでもない。
「そうなんだー・・・・なんかお酒好きなのかなって思った!!」
まぁ、沖縄って酒飲むイメージだしね!
俺見るからに酒飲みまくりそうだしね!
車の後ろに荷物を乗せ、
「俺は元々車とかバイク好きだったからー・・・飲んで運転できなくなる方が面倒だしね!美晴ちゃんはお酒全然飲まないよね?」
美晴ちゃんは笑って車のトランク部分に腰かけて、
「んー・・・お酒はね・・・あまり得意じゃないの!食べるのは好きだけど・・・・」
えー・・・・。
可愛いじゃん!!!
酔っぱらって記憶無くなったら・・・可愛い子は心配だし!
俺は美晴ちゃんの隣に腰かけ、美晴ちゃんの手を握った。
「龍君???////////////////」
「大丈夫・・・誰もいない・・・・」
ここは伊豆のスーパーの駐車場。
知ってる人は誰もいない。
美晴ちゃんの手は・・・まだ傷は有るけど、大分良くなった・・・・。
あの夜、ぱっくり切れていた傷部分を撫で、
「今夜・・・・2人で海散歩行かない?」
そう言った・・・・。
下心はなくはないけど、今は出さないよ・・・・。
今はね・・・・。
「あー・・でも・・・皆居るけど・・・///////////」
「大丈夫だよ、皆お酒飲むから・・・・タイミング見計らって一緒にお散歩しよう?」
きっと夜は・・・波の音も聞こえて・・・星も少し見えるかもしれない。
美晴ちゃんは笑って
「うん・・・・////////////」
こうやって、俺が美晴ちゃんに今ちょっかいを出すのが・・・ダメだって・・・それは分かってる。
まだ駄目だって・・・・。
でもね、美晴ちゃんが・・・家の事?旦那さんの事?
それに悩んでいるのも分かってる。
美晴ちゃんがあの日怪我をして俺の所に来た。
でもあの怪我は・・・・初めてじゃないでしょ?
初めてやられた傷じゃないよね?
美晴ちゃんは知らないと思うけど、俺は美晴ちゃんの事・・・・モールで出逢う前から知ってた。
あの日見た、もの凄く綺麗な幽霊ちゃんは・・・美晴ちゃんだよね?
俺はあの日君を見て、あの透き通る綺麗な姿に心を奪われた。
あれから毎日君が居ないか・・・海岸をうろうろして探したけど・・・・幽霊ちゃんには逢えなかった。
でも、意外な場所でまた君に逢えたんだ。
しかも、俺の所に降ってきた。
よく考えたら、あの日幽霊ちゃんは・・・・凄く悲しそうにしてた・・・・。
だから、美晴ちゃんが苦しんでいるのはここ何か月の話ではないんだって・・・そう思った。
だから・・・・・。
俺は君を・・・・。
奪いたい。
「美晴ちゃん、今度2人で何処か行かない?」
そう言って指をすりすり撫でると、
「何処????」
美晴ちゃんは笑って言った。
・・・・・・・・・。
「流石に泊りは無理だよね?・・・ほら、前に沖縄連れてってあげるって話したじゃん?」
沖縄・・・・・。
兄貴達に会うかどうかは分からないけど・・・・綺麗な海を見て、綺麗なホテルでノンビリしてほしい・・・・。
美晴ちゃんは俺の肩に少し寄りかかって・・・・。
「沖縄・・・・行きたいな・・・・綺麗な海みたい・・・・」
・・・・・・・・・//////////////
「俺全部払うから行こう?・・・・大丈夫そうなとき・・・・・」
そう言うと、美晴ちゃんは俺をジッと見て・・・・また笑った・・・。
・・・・・・・・/////////
凄く可愛い。
その顔・・・・・。
いつも笑っててほしい。
「いつか・・・・・連れてって・・・・・」
笑ってそう言った。
大丈夫、絶対連れて行く・・・・・。
絶対・・・・・・。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる