SECRET 後編

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引退後、恋人として

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最近、全く避妊していないけど、涼はどう思っているのかな。

「でも出来てもおかしくない状況だよ??」
私がそう言うと、
「出来たら出来たで・・・一緒になって育てりゃいいだろ??」

涼・・・・///////

そんな風にサラッと言ってくれるのって・・ちょっと嬉しい・・・。
何の躊躇もない涼の返答。

「・・・うん・・・」


ディズニーまでは30分かからず、駐車場に車を止めるとすぐ隣には一樹の車。
優樹君は嬉しそうに一樹に手を引かれ歩いて来た。

「最初どこ行くんだーー??優樹・・」
一樹は優樹君を抱っこし地図を見せると、

なんかスッゴイ・・・・優しいパパ。
会社ではそんな雰囲気ゼロだった一樹。

「パパだねー・・・・・・」
スッゴイほっこりする。
「・・・あ、涼達さ、気にしないで絶叫系二人でいってきていいよ??コイツいると限られるからさ・・・・・」
一樹は気を使って言ってくる・・・。
涼は私の顔を見て・・・笑って・・・
「バーーカ!!そんなんじゃ一緒に来た意味ないじゃん!!
優樹が行きたいとこ行こ??なに??メリーゴーランドかーー??」
そう言うと、
「・・・パパー・・・僕ねーー落ちるのもう乗れるよ??」
落ちるの???


「あれか??カリブのなんちゃらってやつだろ??」
涼が優樹君にそう言うと、
「ううん・・あのウサちゃんのー・・・写真撮るやつーーー・・この前ね・・遠足で乗ったんだよー!!!!スッゴイね、おもしろかったの!」

えっ・・・・・。
あんなのもう乗れるんだっ?!

「マジ??お前もうそんなの乗れるの??」
一樹はビックリした顔で言った・・・。
「あとねー・・・お山のジェットコースターもね・・乗ったの!」
ビックサンダー???????
私でさえ怖いのに・・・・・。

「お前すごいなーーー乗りたいのかーー??」
「うん!!乗りたーい!!」
「おーーっし・・!!じゃぁー・・落ちるの行くかーーでもー・・結城ちゃんは涼ちゃんが一緒に乗るからなー???」
涼は一樹から優樹君を引き継ぎ抱っこして笑った。

涼は優樹君を抱っこしたままスプラっシュマウンテンの方へ・・・・・。
私と一樹はその姿を眺めて、
「・・・可愛いなー・・・超良い子だね・・・我が儘とか言わないの??」
私が言うと、
「んー・・・。結構我慢させてたかもね。ジイジとバアバにも我が儘言わなかったみたい。」
そっか・・・・・。
でも、凄くいい子に育ってるのは・・・・。
一樹と、一樹のお父様とお母様のお陰だね・・・・・。

「ほらぁーー・・パパ!!行こっ??」
私が一樹の腕を掴んで言うと・・・・・・。
「・・あぁ・・」
私達は涼を追いかけ・・・皆でスプラッシュマウンテンの列に並んだ。




ってか・・・涼と一樹って・・・やっぱ目立つ。


二人で優樹君をあやしてると、ゲイカップルみたい。
勝手なイメージだけどさ、ゲイの人って・・・格好いい人多かったりするからー・・・なんか二人が優樹君の事見てると・・・・そう言う風に見えてしまう。

「ゆーきちゃん・・ゆーきちゃんは・・・涼ちゃんのお嫁さんなのー?」
優樹君は涼に抱っこされながら振り返ってきてそう言った。

「ぶっ・・・はっ・・・あーーー・・・えっとぉ・・・」
私は持ってたコーヒーを吹き出しそうになった・・。
「・・・優樹ーー・俺等ねー・・いつかーー結婚するんだー・・・・」
涼がそう言うと、
「ゆーきちゃんは僕と結婚するんだよー・・・僕とね結婚して毎日から揚げ食べるの!」


あ・・・なんかこの感じ・・・・昔を思い出すな・・・・。
涼と・・お兄ちゃんとの幼少時代。

「・・・優樹・・さすが一樹の子だな・・・」
涼は笑って頭を撫でた・・。
並んでると・・可愛い優樹君と・・・格好良すぎるパパと涼は目立ち・・・若い女この子達の視線が痛い。
「涼ごめんな、俺抱っこする・・・・」
一樹は優樹君を抱っこし私の方を見て、
「・・優樹のことばっかじゃなくって・・二人も楽しんでね・・・・」
笑ってそう言った。




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