HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います

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2人の悲劇の始まりは・・・ 2



—美晴side





ハァァ・・・。
あの民宿、私結構好きだったんだけどなぁ・・・・・。
もう無くなっちゃったなんて・・・・。

店もオープンしお客様も入って来る中、中々集中できない。
今朝の話が気になって仕方ない。

放火の可能性って言ってたけど・・・・不審者とか・・・。
大丈夫なのかな。

すると、
「おはようございまーーす!!!」
ボー―っと考え事をしていると、店の入り口の方から元気な声が聞こえ私は直ぐに顔を上げた。

するとそこには、少し髪が伸びで耳が隠れるおかっぱで綺麗なインナーカラーを入れている
「佐藤ちゃんーーー!おはよ!」

少し前はボーイッシュな感じでカジュアルっぽいイメージが強かった佐藤ちゃん!
ここ最近少し髪を伸ばしだしたり、服装もたまにスカートを履いたりと・・・かなり可愛くなった。

「美晴さんどうしたんですか~???なんか元気ない~・・・・」
佐藤ちゃんはそう言って、バックヤードに入ってから私の顔を見てそう言った。
「んー・・・ちょっとね、朝から色々あったぁ!私ダメだなー・・・凄く顔に出てるよね・・・」
サービス業でこんなに顔に出してたらー・・・仕事にならない!!
さっきから頑張って接客しても不発なのは・・・私の顔のせいかー・・・・。




—佐藤side




皆様お久しぶりでございます!桜木町店に居た佐藤陽菜です!


美晴さんが桜木町店から抜けてしまい、売り上げは激減。
私の力不足でもあったのですが・・・・・。

すると課長から電話があり、
『暫く修行して来い!』
そう言われた!

もしやどこか遠い店舗に異動っ??ってドキドキしていたら、
『篠田の元で修行して来い』

って・・・・言われた!!

篠田とは、美晴さんの旧姓!
ウッソォーー、私あの湘南のモール希望していたからそれだけでもかなり嬉しいのに・・・美晴さんの元で働けるのっ???//////////

やったー!!!!

美晴さんは桜木町店にいた時、少し休暇を取って湘南店に異動した。

私も元々湘南店を希望していたんだけど、元居たスタッフは社員さんが結構曲者で有名だった。
スタッフ同士も仲が良くなくあまり良い噂は効かない店だった。
そうなると売り上げは勿論伸び悩む・・・・。

そこで美晴さんが店長として異動。

異動した当初凄く大変だったみたいで、売上金不正、商品窃盗が直ぐに発覚。
社員2人と派遣スタッフ1人の3人態勢のお店だったが、社員2人が派遣スタッフを虐め口止めをしその派遣さんも退職を希望していたと聞いた。

直ぐに会社が調査をし社員2人を解雇、派遣さんには美晴さんと何度も話し合いをして・・・・お店に残って働いてくれることになったのだ。
そして、サブとして私が入った!

私は支度を整え美晴さんの隣に行くと、
「何かあったんですか??」
そう言うと、
「んー・・・実はね、今朝私の兄から電話があって・・・・・・」

お兄様???
確かお兄様って・・・千葉の館山で凄く素敵な民宿をやってるってー・・・聞いた事があるけど・・・・。

美晴さんは凄く深刻そうな顔で、
「兄達がやってる民宿・・・・昨夜火事になって・・・全焼しちゃったって・・・・」

・・・・・・・・。

えっ?!

「か・・・・火事っ?!」

しかも・・・全焼っ????

声を上げると、美晴さんは頷いて
「そうなの・・・・私も凄くビックリしちゃって・・・・ハァァー・・・・あの民宿無くなっちゃったんだーって・・・・」

ぇええ・・・・・・。
そうなんだぁー・・・・・。

「なんか凄く残念ですね・・・一度行ってみたかったなぁー・・・・」
思わずそう言うと、美晴さんも少し笑って
「ねー・・・・いつか定休日とかで一緒に行きたいなって思ってたけど・・・残念!」











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