HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います

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誕生日の誤解 1

—美晴side


あの、龍の元奥さんが病院に運ばれた日から2週間ほどが経った。

11月23日。


今日は私の誕生日の前日。
去年はカレンダーの誕生日当日に、花丸が付いていたけど・・・今年はそのマークはない・・・。
けど、明日と明後日・・・私と龍は2人で連休。
それは・・・別に相談して合わせて取った連休じゃない。

wreathは、スタッフの誕生日とその前か後、必ず誕生日休暇になる。
前か後は、店内で相談し営業に報告をし・・・自動的にシフトが休暇扱いになるのだ。

龍にその話・・・今年はしていないと思うんだけど、何で龍も連休になっているんだろう・・・・。


龍は朝から私と一緒に起き、
「美晴ちゃん、明日の休みって・・・何かある??」
そう言ってきたの・・・・。

「どっ・・・どうしたの?特に・・・何もないけど・・・・」
洗濯物をカゴに入れてテラスに向かうと・・・本当に懐かしいこんな龍の姿。

私を犬みたいに追いかけて来て、
「俺も休みだからさ、横浜で食事しようよ!!」

ご・・・ご飯???

「ご飯????」
龍と外食なんて・・・・、こうなってから全然してない・・・。
「そっ、俺昼間行くとこあるから夕方・・・桜木町とかで待ち合わせしようか??美味しいもの食べに行こうよ!」

なんだか・・・・こんな龍を見るのは、久しぶりだった・・・・。
ワクワクした目で、子供みたいに笑ってそう言うの。

「分かった・・・何時???」
ちょっと・・・イヤ、結構・・・嬉しかった・・・。

私はバスタオルを干し、振り返って龍の顔を見る・・・すると、龍は少し考えて
「んー・・・じゃさ、18時半とかは???」
「分かった・・・・」



—龍side



瑛太に美晴ちゃんの誕生日を教えてもらった時から・・・ずっと何をあげようかって悩んでた。
あの日から俺は美晴ちゃんがネットで見ているページとか盗み見したり・・・店に置いてあった雑誌を持って帰ってきた時、親身に見ていたページとか・・・チェックしまくってた!

少し前に湊と電話で話した時、美晴ちゃんの誕生日の話になって・・・何を上げようか悩んでると言ったら、指輪はプロポーズをした時に3連上げたからやめた方が良いって言われた。
確かに、兄貴の結婚式で美晴ちゃんは俺が上げたという指輪を付けてくれていたし・・・・。

で・・・佐藤ちゃんと野木ちゃんにリサーチをしたら・・・何年も前から美晴ちゃんが憧れているバッグがあるという情報を入手!

それとなく欲しい型番と色を2人に探ってもらい・・・それも確定。
それは・・・・セリーヌの紺色の大きなバッグ。
表参道のセリーヌの路面店に問い合わせをしたら、取り寄せのため時間が掛かると言われー・・・でもギリギリ明日
納品されると連絡があったー・・!!!

この前、彩音の件があった後・・・美晴ちゃんは殆ど喋らなくなった。

でも絶対に美晴ちゃんが悪いとは思えなかった。
だって・・・そういう人じゃない。

俺がまた、美晴ちゃんを傷付けた。
だから、少しでも・・・美晴ちゃんが元気になって喜んでくれたら嬉しいってそう思った。
後は、・・・・少しでも俺の事を見て欲しくて・・・。

また、俺の事・・・好きになって欲しくて・・・。



美晴ちゃんは洗濯物を干し終えるとバタバタと着替えをし仕事に行く準備をしだす。そういう姿を見るのも、俺・・・結構好き。

飯を食べながらそんな美晴ちゃんを見ていた。

すると、美晴ちゃんは笑いながら髪を綺麗に結って、
「なんか・・・そうやって私の事見てくるの久々・・・・」
そう言って笑ったんだ。

・・・・・・・・////////////////

美晴ちゃんはお化粧を済ませ俺に
「あ・・・今夜ね、帰り遅くなる・・・龍夕飯どうする?」
そう言ってきた。

あー・・・今夜はwreathの誕生日パーティーだったっけ??
「今日は佐藤ちゃん達とご飯だっけ??瑛太が言ってた」
本当は佐藤ちゃんと野木ちゃんから聞いてたけどー・・・そこは伏せておこう。
美晴ちゃんは嬉しそうに、
「そうなの、モール内のイタリアン行ってくる」
「あー・・俺は瑛太と俊と慎吾さんの店に飲みに行くからー・・・・」

何か、久々こういう会話した気がするな。
ちょっと嬉しい。






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