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敗北と後悔
1
翌日
—幸side
ピピピピピ・・・・・・・・。
ピピピピピ・・・・・・・・。
目を薄っすら開けると・・・私の目の前にある時計の針は9時を指していた・・・・。
昨夜、仁君の部屋に戻れなかった私。
あのまままた逃げた。
悦子さんに泣き付いて変わってもらったの・・・・・・。
私は、最低。
女将さんが夕食後にご挨拶に行き、戻った後・・・・言われたの。
『本当に良いの?』
って・・・・・。
ずっとその言葉がグルグル回ってて、仁君の顔がまた・・・・頭から張り付いて無くならないの。
すると、
「幸ちゃーーん・・・・まだ寝てるのー????」
と、部屋の扉が開いて・・私のベッドに乗ってきたのは、姪っ子の桃。
私は目を擦りながら起き上がり、
「んー・・おはよー・・久々朝寝坊しちゃったー・・」
そう言うと、桃ちゃんは
「ママが目玉焼きとパン焼いたってー・・・・」
そう言って笑った。
今日は、私は公休。
仁君の見送りに行こうか・・・どうしようかって・・・・ずっと悩んでいたけど、あんな風に言ったのにどんな顔して見送りに?
そう思った。
ベッドから降り、洗面所で歯を磨いて顔を洗った。
すると、今日は調子が良いのか・・・母がニコニコ笑って歩いてきて
「あらー・・・おはよう!!今日はずいぶんお寝坊さんね、疲れてた?」
って・・・そう言って笑ったの。
母は最近本当に元気で・・・私もそれが凄く嬉しかった。
「うん・・・昨夜ちょっと夜更かししちゃって・・・」
そう言うと、
「そっか・・・ご飯食べちゃいなさい・・・・」
居間に行くと、テーブルに置いてある焼き立てのトーストと目玉焼き。
そこで朝食を食べているのは姉の光。
「あ・・おっはよー!!!よく寝てたね??」
姉はそう言ってニッコリ笑った。
「んー・・ごはんありがとうー・・ちょっと昨夜夜更かししちゃってさ・・・」
そう言って座り、トーストを食べると・・・・。
「夜更かしじゃないでしょー???・・・・寝れなかったんじゃないの?」
って・・・・モグモグとトーストを食べながら私の目の前で笑う姉。
「え・・・なんでー??お姉ちゃん起きてたの?」
そう言うと、
「妹の顔を見れば分かるってもんよ!!!・・・アレでしょ?仁君泊まりに来たんでしょ?」
エッ・・・//////////
何故それをっ?!
「昨夜さー・・幸が帰る前に節子さんが心配して母さんに電話かけてきたのよ!凄く心配してたみたいだよー??」
姉はそう言いながら目玉焼きを食べ、コーヒーを飲む。
女将さん・・・・・。
「なんかさー・・・、私は事情は分からないけど・・・・あの彼を振る意味が分かんないわ!アンタ絶対後悔するからね??」
そう言って笑ったの。
そうだね・・・・。
私もう・・・後悔してるもの。
一生こうやって・・・後悔して、私ずっと独身かも・・・・。
「もう・・・後悔してるよ・・・凄くしてる・・けど、仁君には私じゃなくて・・・もっといい人が居ると思うの・・・・私じゃ釣り合わない・・・・」
悲しいけど、私じゃない方がきっと・・・・。
すると、姉はため息をつき・・・私の顔をジッと見つめ、
「ね・・・、それってー・・・仁君が決める事じゃない?なに幸が勝手に決めちゃってんの?」
・・・・・・・・・。
仁君が・・・??
姉の顔を見ると、姉はニカッと笑って
「釣り合わないってさ・・・そんなの最初から分かってたでしょ?・・・でもさ、仁君はアンタが良いって言ってるの!シンデレラって知ってるでしょ?あれがさ、王子様が迎えに来た時ー・・釣り合わないからってそんな事言う?言わないでしょ??・・・・彼の人生は彼が決めるの!幸は好きなの?嫌いなの?それだけでしょ!!」
好きなの?
嫌いなの????
・・・・・・・・・・・。
私・・・。
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