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龍と美晴
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俺と美晴、また一緒に暮らしだした1日目は・・・俺が、以前美晴に教えてもらったチャーハンを作って、美晴は中華スープを作ってくれた。
久しぶりに美晴と一緒に食べた飯は、格別美味かった。
俺は随分時間を無駄にしてしまったな・・・・。
夜は2人でアイスを食べながら動画配信サイトで昔のドラマとか見て、
「ねぇー・・・今度さ、私北海道行きたいなー・・・五郎さんの家いきたい」
そう、俺等は動画サイトで『北の国から』を見ていたんだ。
「北海道行こうよ!!美晴の兄さん一家と皆で行く??夏とかー・・・秋とか!!」
兄さんとも最近はあまり連絡を取っていなかったし、子供達とも・・・全然逢っていない。
美晴は嬉しそうに、
「行きたーい!!!富良野で美味しいオムカレー食べたーい!!!」
そう言って俺の腕にギューッと掴まってくる美晴は・・・さっきの色っぽいお姉さんとは打って変わって、メチャ可愛い!!!////////////
1週間後
俺等はあの日から・・・・仕事以外の時間は殆ど一緒に居た。
朝は一緒に出勤して、お昼も一緒に食べに行ったり家に帰ったり。
夜は、瑛太や俊、佐藤ちゃんと野木ちゃんを誘って皆で飯を食いに行ったり・・・家で2人で食べたり・・・・。
この前まで1人寂しく食べていた時間が嘘のようだった。
そして、今日も・・・俺と美晴は同じ早番。
朝一緒に出勤し、美晴を店に送って自分の店に向かった。
今日は朝から大雨。
こんな雨の日は・・・観光客もいない為、ショッピングモール内は・・・従業員の方が多い位。
外国人観光客がチラホラいる位だ。
暇だなー・・・・。
俺はカウンター前に椅子を置き、そこに座ってある雑誌を眺めていた。
それは・・・美晴ちゃんが部屋を出て行く前に捨てようとしていたブライダル雑誌。
キッチンのゴミ箱横に紐でくくって置いてあったその雑誌を・・・俺は捨てなかった。
そして、美晴ちゃんがいない時その雑誌を見て・・・美晴ちゃんが何を見ていたか・・・色々調べたんだ。
すると、あるページが折りこんであり・・・あるブライダル会社に見学予約をした形跡があった。
それは、日本、海外全てのリゾート地でウェディング企画をしてくれる会社で、多分お義母さんたちと一緒に行く予定だったのか、館山の支店の予約をしたっぽかったんだ。
付箋が貼ってあって、日にちも担当者も書いてあったんだ。
でもそこに行ったなんて話も聞いていないし、昨日義兄さんに電話をして聞いたら・・・・『以前、お袋と鈴江も誘って子供達と俺も一緒に行く予定だったんだよ!』
と、・・・教えてくれた。
美晴と変になる前の俺はー・・・ここに話を聞きに行こうとしたんだなって・・・思い・・・、その後にその会社に電話をした。
—美晴side
龍のマンションに戻って1週間が経った。
龍は・・・・以前にも増して優しくて・・・可愛い・・・/////////
離れていた分更にそうなったのかなって・・・でも、私もそれが凄く嬉しくて、ずっと一緒に居ても全然飽きなかった。
すると、
「おはようございまーーす!」
と、店の入り口の方から大きな声。
納品された段ボールを開けて、商品を出しながら振り返ると・・・・以前しつこく誘ってきたー・・・スポーツ用品店の人が立っていた。
この人最近見ないって安心していたのに・・・・また来た。
頭だけペコッと下げて、段ボールから商品を出しラックに下げた。
するとその人は何が面白いのかよく分からないけど・・・ゲタゲタ笑って、
「素っ気なーーー!!!」
って・・・大きな声で言って店に入ってきた。
何なんだろう、この人。
振り返ると、その人は私のすぐ後ろに立っていて・・・
「結構ちっちゃいね!!!相変わらずーー・・・超可愛いーー!!」
と・・・・、軽い感じでそう言ったの。
「あー・・・あの、そういうの求めてないですし・・・忙しいので・・・」
そう言うと、その人は
「そんな事言わないでよーーー・・、ねね!!あのチャラ男とより戻しちゃったっ?!」
チャラ男かー・・・、まぁ、見た目はそう見られても仕方ないか。
でもね、結構ー・・・一途なんだよね。
龍♡
「彼は貴方より真面目ですよ」
—富田side
俺は上のスポーツ用品店の店長の富田倫人といいまっす!!!
皆にはトミーと呼ばれている27歳!!
このモールにはオープン当初から勤務していて、テナントの中のリーダー的存在としてやってきた俺。
モール内のスタッフ達のイベントなどは俺等の店が仕切っていた・・・。
なーーーのーーーに、丁度1年半くらい前に、1階中央に雰囲気があるアメカジのセレクトショップが出来て、そこの店長が恐ろしくイケメン・・・・・。
スタッフ内でも超話題になった。
そして、同時期に近くにあるwreathの店長が変わった。
以前の店長は結構乗りもよく、たまに話していたけど結構オバサンで・・・・美人でも何でもないしただの飲み仲間って感じ。
しかし、新しい店長は・・・・超可愛くて美人。
噂だと元銀座本店の店長だったとか・・・・・・。
直ぐに目を付けて、話しかけに行こうとしたら・・・・謎にあのアメカジセレクトショップの店長がいつも一緒。
そして、彼女の左手の薬指には高そうな指輪。
何度か2人が手を繋いでいるのを見て・・・・結構ショックだった。
次第にそのイケメンがスタッフ内でも人気になり、イケメン店長の店のスタッフも―・・またまたイケメン。
で、気付いたら他の店の奴等が・・・スタッフ内のイベントをアイツ等にお願いしだしたんだ。
『イケメンが企画した方が女の子も集まるから』
とか言って・・・・・。
俺等は気付いたらー・・・もう過去の人扱い。
そして少し経つと・・・あの2人が一緒に居なくなったんだ!!!
別れたっ?!って・・・思って、何度も何度も声を掛けようと思ったが中々・・・・・。
でも、超可愛いこの子とデートしたい!
別にマジで付き合ってほしいとか思ってない。
デートだけでもーーー!!!と思い、
「ねぇー・・・・飯位いいでしょ??今度飯食いに行かない??彼が遅番の人か!!どう?」
そう言うと、彼女はこっちも見ないで、
「申し訳ないんですけど・・・シフトは殆ど彼と一緒で・・・今色々忙しいし、私達・・・結婚するんで・・・食事も友人とはしますけど、新しく異性との関係を友人でも深めようとは思っていないので」
と、・・・・・ズバッとはっきり言われてしまった。
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