HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います

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サプライズ


21時を過ぎ店を閉店させ・・・・3人で店の片づけをしていた。

すると、
「美晴さん、先に上がったらどうですか?結局美晴さん15分くらいしか休憩してないし~・・・もうレジ絞めて納金するだけだし!」
野木ちゃんはそう言って笑った。

ん~・・・でもなぁ・・・。
なんか悪い気が・・・・・。


「そうですよっ!うちは瑛太が遅くなるって言ってたし、私たち今日外食なんで美晴さん先に上がってくださいー・・・・」
佐藤ちゃんもそんなことを言ってくれる。

そっかぁ・・・・。
「じゃぁ・・・私明日早番だから、お店完璧に片さなくていいよ?朝、私がやるからさ~・・・・」
私がそう言うと、佐藤ちゃんは裏から私のバックとコートを持ってきて・・・。
「大丈夫ですよ!もう殆ど片付いてるし、ケーキ取りに行くんでしょ??先に上がってください・・・」
「ありがとう・・・じゃ、先に上がるね・・・。お店は完璧にしないで・・・・」

私がそう言いかけると・・・。
「もぉー・・・大丈夫ですよー!早く上がって上がって!!!!」
佐藤ちゃんにお店から追い出された!!

お店を出て龍の店を覗きに行くと、店内にはまだお客様が居て龍が接客中。

接客中の龍を外から見ていると、それに気づいてくれた瑛太君が走って来て、
「美晴ちゃん、もう上がったの?」

あ・・・・、
「ごめんね、佐藤ちゃんに甘えちゃったの。佐藤ちゃんもそんなに時間はかからないと思うから・・・・。」

私がそう言うと瑛太君は笑って、
「うちは外でご飯食べるからさ、いーのいーの!俺まだ終わらないし・・・てか、龍この接客終わったら帰らせるから・・・・」
「大丈夫だよ、龍に先にケーキ受け取って帰ってるって伝えて???」
そう言うと、
「1人で平気???アイツまた現れたんでしょ???」

ん~・・・でも・・・マンション近いし、ケーキも館内のお店だし!

「大丈夫・・・まだ人通りあるし・・・・。」
そう言って、龍の店を後にし私はクリスマスケーキを予約していた館内のレストランに向かった。




—龍side



最後のお客様が試着をし、手が空くと直ぐに瑛太が俺の所に来た。
「美晴もう帰った?」
俺が言うと瑛太は笑って、
「ケーキ取って帰るって!俺接客代わろうか??今から行けばまだケーキ受け取ってるんじゃない?」

そうだよなぁー・・・・。
アイツがまたうろついているかもしれないし、危ないか・・・・。
「悪い・・・ごめんな・・・。」
瑛太にお願いし、急いで荷物を持ってケーキを予約しているお店の方に走って行った・・・・。


朝、体調悪そうだったけど大丈夫かな??
昼間に見かけたときは・・・顔色も良くて元気に接客していたけど・・・疲れがたまったかな???

レストランのケーキの売り場に向かうと・・・・そこには美晴の姿はなかった。
するとお店の人が気付いて、
「奥様なら2.3分前にお帰りになりましたよ?逢いませんでした?」
そう言った。

そ・・・そっか!!!
「そうなんだ・・・じゃ、ちょっと追いかけてみます!」
「あ・・なんかね、御主人のお店とwreathに寄ってから帰るって言ってましたよ!!」
あ・・・そうなんだ!!

「ありがとうございます!!!」
俺はお店の人に手を振って店の方にまた戻って走った。







—美晴side



ケーキを受け取って私はまた龍のお店の方に向かって歩いていた。
帰りに龍の店また覗いてみよう・・・。

佐藤ちゃん達にもお菓子買っちゃった!帰りにまだ居たら渡そうかなー・・・・。
ウキウキしながらケーキの箱を眺めて歩いていると・・・、私の手元が暗くなるのが分かる。

え・・・???

脚を止め・・・顔を上げると、私の前に立ちはだかる・・・・あの人・・・・。


「Mary Christmas!!・・・美晴・・・・」

・・・・・・。

脚が・・・硬直して動けない・・・・。
久々見るその顔は、少し痩せて・・・無精髭に・・・気味が悪いほどの・・・満面の笑み。


「・・・あ・・・・・」
言葉が出なくて・・・足が震えて・・・そのままガタガタ震えながら一歩下がると・・・。
「随分・・・楽しそうだな?ケーキ??」
そう言って長い手が伸びて来て、私の頭に触れそうになると、私はしゃがみ込みケーキを庇った。

その瞬間、髪をガシッと鷲掴みされグイッと引っ張ってきて
「素敵なクリスマス・・・一緒に過ごそうぜ」
幸助はそう言いながら・・・私の顔を覗き込んだ。









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