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永遠のさようなら
1
翌日
「あ、これが袋ね~・・・分かりますか?」
・・・・・・・。
私は内診台に座ってエコーの映像を眺めた。
目を丸くして・・・。
「あの・・・。」
袋・・・・って・・・。
女医さんはニッコリ笑って、
「もう年末年始だから~・・・そうだなぁ・・・。うちは4日から診察を始めるのでその頃また来てくれるかしら??お部屋の中はまだお留守ねー・・・順調にいけば次辺りに~・・・・」
・・・・・・////////
「姿を現してくれるんじゃないかな?」
・・・・・。
姿って・・・姿って・・・。
ゴクっと唾を飲み込み、
「あの・・・先生・・・明日から温泉行く予定なんですが・・・やめた方が良いでしょうか???」
深刻な顔をして言うと、先生はプッと笑って・・・。
「逆に神経質になると、持たないからね!ただ、激しい運動や高いヒールは用心のため履かない・・とか??それ位で良いんじゃないかしら???」
私は・・・急遽佐藤ちゃんに早番と遅番を代わってもらい、龍と一緒に地元の小さな産婦人科に来ていた。
診察台を降り、準備を整え先生が待つ部屋に戻ると先生は私の問診票を眺めた。
「上地美晴さん・・・過去に3回流産してるのか~・・・・。」
・・・・・・・。
私は先生の前に座り、
「あの・・・。やっぱり流産しやすいとかそういうのってありますか???」
円錐切除手術もしている分・・私は・・・流産しやすい。
「ん~・・・円錐切除もしてる・・・か・・・。」
やっぱり厳しいのかな・・・。
ギュッと拳を握って先生を見ていると、先生は私をチラッと見てニッコリ笑った。
「そうね~・・・。うん・・・正直、医学的には円錐切除をしている方は流産をしやすいって統計は出ている・・・。」
・・・・やっぱりそっか・・・・。
「でもね、絶対するわけじゃないのよ?」
・・・・・・。
先生はまたニッコリ笑って、
「ちょっとご主人様呼んでもらえるかしら?」
隣に立っていた看護師さんにそう言うと・・・看護士さんはニッコリ笑って外に出て行った。
すると、直ぐに龍が看護士さんに付いて中に入ってきて、龍は私の横に用意された椅子に腰掛け私の顔を覗き込んだ。
「あれっ??君ー・・・この辺で有名人だよね??悪ガキの!!」
先生は龍を覗き込みゲタゲタ笑ってそう言った!
龍も笑って少し恥ずかしそうに、
「あ~・・・今はそんなに悪くないですよ!大分大人になりましたっ!!」
そう言った・・・。
すると先生は、
「本当ー・・・この子とか、他の仲間の子達!!昔っからもの凄いヤンチャでさぁー・・・」
先生は笑いながら私にそう言ってきた。
「あー・・・・あんまり昔の話ししないでください―!!マジで今は真面目に頑張っているのでー・・・」
龍は先生にそう言ってまた笑った。
先生は診察結果を説明し、
「さっきね、奥様にも話したんだけど・・・流産は~・・・絶対するって訳ではないし!神経質になり過ぎてもね・・・負担かかるから・・・・。」
丁寧に話をしてくれる。
「気にしないでって言っても気になると思うけど~・・・しない時は意外と全然しないのよ!!」
病院を出たのは11時過ぎ。
龍は私の手をギュッと握り、
「俺、タバコ辞めようかなー・・・・。」
そう言って笑った。
「え????」
龍?????
龍は脚を止め・・・私の顔を見て、私のお腹を触った。
「あー・・・やっぱり辞めれるか分からないからー・・とりあえず美晴の近くではもう吸わない!」
「無理しないで良いよ・・・アイコスだし・・・」
私がそう言うと、龍は目を細めお腹を撫でて・・・・。
「お部屋はまだ留守か~。いつここに引っ越してきてくれるのかな???」
そう言ったの。
「次の検診にはー・・・お引越しして来てるかもよ??」
私がそう言うと、龍はその場でしゃがみ込み・・・私のお腹におでこを付け、
「そっか・・その時も俺一緒に来ちゃお!・・・一緒に迎えないとねー・・・」
「うん・・・////////」
「美晴・・・無理しないでね・・・。2人で協力して何でもやっていこう・・・。」
龍・・・・。
私、こんな風にまた赤ちゃんを迎えられるかもなんて・・・思わなかった。
そしてこんなに優しくしてもらえるなんて・・・。
「龍、ありがとう・・・///////////」
私がそう言うと龍は立ち上がって私の手を握り、
「俺の方がありがとうだよ・・・・ね?美晴・・・・ありがとうー・・・・」
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