恋文~everlasting love

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大好きな人の行方

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淳・・・・・。
貴方は一体どこに行ってしまったの?



—達也side


ヤバい・・・・・・。
俺・・・1人じゃかなりキツいぞ・・・・・。

飛行機内でずっと泣き続けた凛さんは・・・・ずーーーっと・・・俺に抱き付いていた。
それはかなり嬉しい事。
そして、飛行機を降りー・・・荷物を受け取る・・・その時も、もうずっと離れない。
はたから見たら凄いラブラブな・・・超可愛い子が俺の事大好き過ぎる図。
みたいな・・・・。

しかし、荷物を受け取り、
「あ・・・凛さん・・・・ちょっとだけ良いかな???」
そう言って離そうとすると、首を横に振って・・・・離れずッ!!!!

あー・・・・・/////////参ったな~・・・・って思いながら少し嬉しい俺。
スーツケースをうまーくうまーく・・・・ゴロゴロと・・・・・転がして、凛さんを抱えて・・・出口を出ると・・・もう直ぐそこに涼さんと蒼太さんが待っていた・・・・。

「あ・・・涼さん・・・蒼太さん・・・」
俺がそう言うと、直ぐに凛さんは顔を上げて・・・・・・

蒼太さんに抱き付いた!!!

ガーーーン・・・・・・。
さっきまであんなに俺にベッタリだったのにッ?!
俺のTシャツに、虚しく付く・・・凛さんの大量涙。
涼さんは蒼太さんの胸でまたグスグス泣いてる凛さんを見て・・・・少し寂しそうな顔をした・・・・。

淳さん・・・・。
今何処っすかー??????




—涼side


こういう時・・・・・・。
本当に蒼太って・・・・ズルいと思うぜ。


蓮見と達也を迎えに行くと、蓮見は泣きながら直ぐに蒼太に抱き付いた・・・・・。
ったくよー・・・・。

一応アイツ!!!
バイでもゲイでもないからな!
一応ノーマル!それ、みんな分かってるよねっ?!

と、・・・我が妻の結城や、その親友の美佳ちゃん、半次の彼女?の瑞江ちゃん、ナッツ・・・・。
騙されるなよ!!!!

と言いたいが・・・・。


空港から俺の新居に着き、蓮見は結城と美佳ちゃんと・・・親友のナッツと・・・・・何故か蒼太と、2階の客間に入って出てこない!!!
「なぁ、・・・・・こんな時になんだけどー・・・蒼太ってさ、アイツ何食わぬ顔で女の子達といるけどさ、アイツ・・・ノーマルだからね!」
俺が少しムキになって言うと、
「そうそう、それなーーーーー!!この前さ、俺の家に蒼太泊った時ー・・・美佳とメッチャ抱き合ってたけどー・・・・アイツノーマルだよな?!」
そう言って爆笑したのは一樹。

そうですよ、アイツマジでノーマルだから!!!
すると半次は、
「じゃー俺だってあの輪の中入っても良いって事か???蓮見はなんで俺の所に来ねーんだ???」

・・・・・・・・・・。

「クマさんみたいな顔して図々しい事言ってんなよ!」
そう言って笑うのは琢磨。
「何だとお前!!!クマさんは生まれつきだ!!!」

って・・・・、マジでうるさい・・・・・。

そんな中元気がないのは達也だ・・・・・。

達也は蓮見をずっと見てきたから・・・・仕方ないか・・・・・。

その日の夜、晃の店からイタリアンをデリバリーし、俺の家でハルさんや大和も集まりー・・・・蓮見お帰りなさいパーティー―!!って感じではないが・・・・。

その席で、蓮見はナッツの隣に座って目を真っ赤に充血させていた・・・・・。
「ね・・・凛・・・お腹空いてない??ちょっと食べよう・・・・」
ナッツがそう言って宥めても、ホワイトボードを持って
『お願い、淳の居場所を教えて』
そう書き・・・皆に見せた。

皆蓮見から目を反らし・・・・何も言えない中、
「ね・・・涼・・・淳は凛さんに話そうとしてたんじゃないの?だったら・・・・」
結城がそう言ってきた・・・・・。
すると達也までも、
「涼さん、俺もそう思います!淳さんは話そうとしてたし・・・・あの場所なら・・・・」
おいおいおいおい・・・俺が1人で悪者みたいじゃねぇかーーー!!!

すると蓮見が俺を見て、
「お願い、教えて」
・・・・・・・。

「いやー・・・・・正直、お前はさ・・・・やっぱり何処行っても目立つし、知名度がありすぎて・・・・」
なんて言ったら良いか分からなかった。
蓮見が悪いわけじゃない・・・。

でも、蓮見の居場所が特定されたら自動的に淳の場所も・・・・。
そうなったら・・・蓮見が危ない目に合うかもしれない。

すると、

『見た目分からないようにするから』
『お願い』

蓮見がそう書いて・・・また泣きそうな目で俺を見た。

ハァァァー・・・・・・。
何で俺なんだよー・・・・・。

「なぁ、・・・蓮見もそう言ってるし・・・俺もあの場所だったら大丈夫なんじゃねぇかって思うけど・・・」
そう言ってきたのは半次!
おい!このクマ野郎!
コイツ昔から蓮見の事大好きだからなー・・・・。

「まぁー・・・・・ちょっと待て・・少し考えたい」
焦って判断して・・・・後悔したくない。










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