恋文～everlasting love

大好きな人の行方

2

—凛side


その日、私は結城ちゃんと上地君の新居の2階に泊まらせてもらった。

でも1階では上地君を中心に、達也君と美佳ちゃんの旦那さま、半次君と琢磨君、大和君と・・・後からハルさんが来て何かを話し合っていた。
2階は・・・・。

凄い部屋・・・・・////////
これ客室なんだ・・・・。

結城ちゃんが可愛いベビちゃんを抱っこして、美佳ちゃんとナツと・・・蒼太君。
結城ちゃんはおっぱいを上げながら、
「でもさ、私も淳が何処にいるのか知らないんだよね・・・多分男性陣しか知らない！」

そう言うと、自然と皆が注目するのは・・・・。

「エッ？！あ・・・私っ？？あーー・・・・私はぁ・・・・」
と薄笑いを浮かべる蒼太君！
「ちょっと、もう言っちゃいなさいよ！！蒼太！！」
ナツがそう言って蒼太君にのしかかる。
「ぇえーーーーー！！ちょっと待ってちょっと待ってぇ！！！」

なんか・・・沖縄のこの感じすっごく懐かしい。
でもそこに今、結城ちゃんと美佳ちゃんが・・・・////////

結城ちゃんが抱っこする小さな赤ちゃんは・・・男の子・・・・////////
お手てが小さいけど、必死で何かを掴もうとして・・クリクリの目を開けて何かを見てるっ？？？
結城ちゃんは
「碧っていうんです・・・あまり夜泣きしなくて、凄く助かってます・・・」
そうなんだぁ・・・/////////
かっわいいな・・・////////
『上地君にも似てるけど、目が結城ちゃんかな』
そう書くと、結城ちゃんは笑って
「あー・・・それ凄い言われる！耳とかね・・お鼻はパパだよねぇ・・・」

へぇ・・・・・。
「ったく・・・高校時代一番結婚向かないって思ってた上地君が結城ちゃんと結婚するとはねぇー・・・」
ナツはそう言って蒼太君とじゃれながら笑ってる。

本当にそう。
結城ちゃんにはあまり言えないけど、上地君の軽さは天下一品だった。
すると、
「皆そう言うよねー・・・そんなに酷かったのーー？」
美佳ちゃんはゲタゲタ笑ってそう言った。
すると、蒼太君が
「もーーー・・・酷いなんてレベルじゃないから！！弟の龍も同じでさぁ～・・・あの兄弟は来るもの拒まず！・・・・マジで結城ちゃんと再会出来て救われたって思うわよ！」
確かに・・・高校の時、ほっとんどの可愛い女の子とは関係持ってたんじゃ・・・・。
でもそんなの結城ちゃんには口が裂けても・・・・！！！

すると結城ちゃんも笑って、
「でもねー・・・早めに遊んでおいてくれたから・・・もうそういうのに興味ないって時期も早かっただろうし・・・・お酒もあまり飲まないしね・・・・」
そうなんだ！！

あ・・・でも確かに淳もあまり飲んでないような・・・・・。

「何かあった時、車運転できないしね！あの人達、そういうのもー・・・早めに卒業したのよ！」
蒼太君がそう言って笑った。



一方、その頃の上地家の1階

—涼side


「てかさー・・・・・・蒼太何で2階にいるんだよ！！！」
俺が言うと、
「本当だよ！楽しそうに女性陣と笑いやがってー・・・・・」
そういうのは一樹。

マジで蒼太って・・・・・得するよなー・・・・・・。

「てか、淳から連絡は？」
半次がそう言って煙草を持った。
俺は携帯を見て、
「明日の11時に東京出発だって・・・・・・」
皆にラインを見せると・・・・・・、そこに居た達也が、
「涼さん、・・・・・そこなら凛さん行っても・・・・」
そう言ってきた。

んー・・・・・・。
「ただ、ここは確かに不便だし昌也がここまで追ってくるとも思えないけど・・・不便過ぎて逃げ場もない」
そう言うと、
「いや、昌也が行ったとしても仲間は連れていけないでしょ？だとしたら見つかったってアイツ1人なら淳さんだけで十分じゃ・・・・・」

あー・・・・・、まぁそうだよな・・・・・・・。

「しかも淳さんは凛さんにその話をするつもりだったし・・・・今回は急遽ですよね？だったら・・・・」
達也ー・・・・も、蓮見の事大好きだよなー・・・・。

あーーあ、どうしたもんかねぇ・・・・・・。