恋文~everlasting love

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入籍♡

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—凛side


なんか・・・すっごいアットホーム!!!/////////



淳の腕にくっ付いて笑うと、淳はすこーーし恥ずかしそう。
村長さんは私達の方を見て、
「すいませんね、・・・こんなんで何も用意はないけど・・・・おめでとうが言いたくて~・・・・」

石垣とかもそうだったけど、島の人たちって温かい。
皆優しくて・・・家族みたい・・・。

淳は笑って頭を下げ、
「ありがとうございます・・・お陰様で無事入籍が済みました・・・・。」
「入籍した記念の日にこんな天気で~・・・・でもある意味記念ですな???」
あ・・・・。
今日はやっぱり荒れるのかな・・・・。

役場の外を見ると少し雨が降ってきた・・・。

「今夜~・・・荒れますかね??」
淳も外を見て言った・・・。


ガタガタッ・・・と役場の窓が揺れて雨が少し窓に当たる音。
風もさっきよりだいぶ強くなっているようだ・・・。
「今夜は荒れるという予報ですよ、上原さん宅は海沿いでしたよね??」
村長がそう言った。
淳も外を眺めながら
「そうですね・・・」
すると、
「海沿いの住民はもう避難を始めています。上原さんの家からなら高台の研修センターが避難所になってるので、早めに行くといいでしょう!!」

避難するのかぁ・・・・。
でもそうだよね、あの家・・・結構海っぺりだしね・・・。

「分かりました、帰って直ぐに準備をします・・・・。」
村長は私の方を見て・・・・。
「今、大学生が大勢合宿で来ていますし、他観光の方も沢山いるので気を付けてね・・・・」


役場を出てまた淳は私を抱える様にして車に乗せてくれた。

凄い風だ・・・。
やっぱりさっきより全然強い・・・。


淳も運転席に乗って来て、
「沖縄と変わんねーな、大丈夫か???」
「平気だよ・・・・・ね・・・避難するの????」

私が聞くと淳はエンジンを掛け・・・。
「何かあってもヤバいだろ???・・・入籍早々、自宅でのんびり過ごしたかったのになー・・・仕方ねーな・・・・」

ちょっと怖いけど・・・ちょっとワクワクする。
そんなの不謹慎???

家の前に到着すると、また走って家の中へ・・・・。
その頃には雨が結構降ってきた・・・・。

「ね・・・、避難って・・・何持って行けばいい????」
私が聞くと、
「一晩だし???・・・・簡単に食えるものと、毛布と洗面用具ぐらいで良いんじゃない?多分向こうにもあると思うし・・・・。」

毛布か・・・。

急いで2階に行きクローゼットを開け薄いタオルケットを出し・・・毛布はー・・・・あー・・・毛布は買ってないかも・・・・・。

旅行バックに簡単な着替えと・・・お菓子、一応薬と・・・洗面用具。


荷物を玄関に置くと淳はリビングで電話中。
淳の横に立って腰に抱きつくと・・・淳は笑って私の頭を撫でながら・・・。


「あぁ、・・・じゃーお前もう行ってんのね???はーーい!!今から行くわー・・・」


あ・・・宏太君かな????
淳は電話を切って・・・・。
「宏太、店の子連れてもう避難所行ってるって!」
「まち子さんも来てるかなッ????」

私が言うと淳は笑って、
「宏太の後ろで~・・・、早く来なさいよッ!!!って声聞こえた!元気だったぜ!」

まち子さーーん!!!

「じゃ、早く行かなきゃね!」
そう言って淳から離れようとすると、淳は私の腕を掴みまたギュッと抱きしめた・・・・////////

はぁ・・・。
本当はこのまま2人で居たいな・・・・。
でも危ないよね・・・。

すると、
「お前ー・・・上原凛になったのかー???」
って笑いながら言って、ギューーって・・・//////////
「うん・・・なったよー・・・・」




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