恋文~first love

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石垣島 1


—夜


夕飯は涼の両親と龍も一緒に俺の家で皆で食卓を囲んだ。

「淳、明日の朝ー・・・久々稽古するか?」
涼の親父さんは酒を飲みながらそう言った。
「あ・・・そうですね・・・・朝-・・・6時前位に走りに行くので帰ってきたら・・・」
そう言うと涼の親父さんは笑って
「じゃ7時位に道場に居るなー・・・・・」

そう言ってまた酒を飲みながら三線を引いた・・・。


涼の親父さんは自営で観光タクシーと、自宅で総合格闘技の道場をやっている。
俺も涼も子供のころからそこで格闘技を習い、今は湊と龍もそこで稽古をしている。

親父さんは一体何者か謎なんだけど・・・・結構親父さんの生徒さんは多く、海外からも親父さんを訪ねて来る人も少なくない。

食後は龍と湊は庭で花火、俺はその2人を見ながら親父さんの三線を聞いてた。

昔、親父が生きていた頃・・・・涼と俺が今の湊達の様に庭で遊んで・・・親父と涼の親父さんが歌を歌って酒を飲んでた・・・。

懐かしい三線の音が少し心地良い。

すると、俺の携帯がまた・・・ブブっと鳴り、画面を確認すると

『今お食事会終わって部屋に戻るー!後で少し話せる?😊』
蓮見からだ・・・・。

『30分後くらいに電話していい?』
そう返信すると、
『待ってるね(*'▽')』


今日、蓮見の凄さを知った・・・俺。
その時、今の自分との違いに・・・一瞬戸惑った。

それでー・・・・俺はアイツにふさわしくない!!とかは思わない。
今は・・・確かにそうかもしれない。

でも、蓮見に釣り合える様に努力できれば・・・とか、思ったりした・・・。
昔の俺だったら・・・そうは思わなかったのかもしれないな。

ぼーっと横になっていると、
「淳ー・・・・・彼女、紹介してくれないのー???」
お袋が笑って俺の隣に座りお茶を置いた。
「だから彼女じゃねーって・・・・・」
そう言った。
お袋は少し笑って、空を見上げて・・・・・・。

「アンタもー・・まともに女の子とデートするようになったかー・・・・良かったー・・・・」
そう言て笑った。


お袋が台所に行った後、自分のスマホで以前撮った蓮見の写真を眺めた。

てか・・・アイツ、・・・・・グランヴィリオに泊まってるって言ってたよな????
俺は庭を眺め、

「俺ちょっと出かけてくるー・・・・・」
そう言って庭から家を出た。


俺の家は・・・海沿い。
庭から裏の雑木林を抜けると・・・・・もう海・・・・・。
一昨年迄はよくその海沿いで・・・星を眺めたり、涼とタバコ吸いながら夜遅くまで喋ったりしてたっけな・・・。

海辺に出て街とは反対側を見ると・・・・そこはもう・・・大きなホテル。
『グランヴィリオ』

そう、俺の実家とグランヴィリオは直ぐ近くで、この海岸沿いを歩くとホテル前まで行ける。
石垣に腰かけ煙草を吸ってさっき見ていた蓮見の写真を眺めた。


—凛side


部屋に戻って先にシャワーを浴びた。

時刻は20時過ぎ。

撮影スタッフの皆はホテル内のバーで飲んでいて・・・未成年の私はそういう場に行くのも問題になったりするからー・・・私は先に部屋に戻ってきた。

今日貰った・・・aquaの化粧品・・・・。
嬉しくて早速使ってみた!//////////

あー・・・凄く良いかも・・・・。
パチパチと化粧水を当て、乳液と美容液を付けた。

ハァァ・・・・。
なんかスッゴイ良い部屋で落ち着かないなー・・・・。
aquaの社長、あんなふうに言ってたけど・・・本当に上原君部屋に入れても良いのかな???

ソファーに横になって天井を眺めた。

ウーン・・・・。
部屋広いなぁ・・・・。

起き上がって外を眺めると・・・海はもう真っ暗・・・・でも少し波の音が聞こえる。

今日、上原君見に来てくれてて・・・ビックリしたけど嬉しかったな・・・・//////////


昼間にお土産屋さんで買ったマンゴージュースを開け飲みながら・・・以前由美さんがくれた石垣島の観光本を開いた・・・。
わ・・・/////////
この川平湾って・・・凄く綺麗だよなー・・・。ウミガメ見れるって上原君言ってた。
後、最北端の灯台も行ってみたいし・・・あ!!後、石垣牛も見てみたいなー・・・・。

あれ??石垣島から竹富島とか行けるの?
そう言えば、上原君が・・・離島に行けるって言ってたけどこの事???
船・・・酔うかな?

私はあの久米島から、船恐怖症!!
でも、酔い止めをちゃんと飲めば大丈夫かな?


すると、テーブルに置いてある携帯が・・・・ブーブーっと・・・鳴った。

手に取ると、そこには

『上原淳』

あ・・・・////////////

私は直ぐに電話を取って、

「もしもしー・・・・」
『あ・・・少し早かった?大丈夫?』
「ううん・・・待ってたー・・・」

なんかね、凄く・・・ドキドキした。
いつもは、私はあの家に居て・・・上原君も家に居て・・・・。
でも今日は違う。

部屋のテラスに出て波の音を聞きながら

「上原君ー・・・・今どこ?」
なんか外に居る????

『あー・・・・今ね、実家のすぐ裏のー・・・海!』
あ、やっぱり????
「なんか波の音っぽの聞こえたからー・・・そうかなって思った」

上原君もこの海見てるんだ・・・・///////なんか凄く嬉しい・・・・・。








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