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切り込み隊長の恋
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しおりを挟む夕方
今日は臨也が好きな唐揚げを作る。
臨也はリビングでアニメを鑑賞中。
すると、カウンターに置いてあった俺の携帯がブブッと鳴った。
俺は手を拭いて携帯を手に取り・・・・画面を確認すると、凄く珍しい人からラインが届いている・・・。
な・・・なんだろう。
俺何かしたっけ???
ラインを開くと、
『明日暇?』
と、一言・・・・・涼さんからのラインだった。
『明日は弟をイオンに連れて行かないといけないので、そこまで時間はないです💦』
と返信をすると、
『すぐ終わるから、翔太さんのカフェに来れない?』
エッ・・・・・。
なんか怖いんだけど!
涼さんにシバかれる???
この前1人で宮里の所行った事かな?
その日、親父も早く帰宅し・・・・・お土産にケーキを買ってきてくれた。
「達也いつもありがとうなー・・・・明日お前も好きなもの買って来なさい!」
親父はそう言って臨也の靴代と一緒に2万円くれた。
「こんなにいいのっ?」
俺がそう言うと親父は笑って、
「お前には感謝してるんだ・・・・すっかり主婦みたいな事させちゃってなー・・・・明後日は時間気にしないで遊んできていいからな!」
夕飯後に3人でケーキを食べ、親父と臨也は一緒に風呂へ・・・・・・。
俺は自分の部屋に行きバルコニーに出て・・・タバコを吸った。
俺は別に不良じゃない。
でも、毎日こうやって家の事をやって弟の世話を見て・・・・ずっと良い子でいるのも疲れる。
正直、親父は俺がこうやってタバコを吸っていることは・・・多分知ってる。
俺は特に真面目な訳でも、優しいわけでもない。
ただ、
家族は凄く大事な存在。
—翌日
俺は朝から掃除と洗濯!臨也を起こしに行き・・・朝食を準備してー・・・・。
「ほらー・・・早く食べろー・・・遊びに行く時間遅くなっちゃうぞ?」
そう言うと臨也は必死でパンと目玉焼きを食べた。
「今日イオン行く前にパン屋さん行こうか?」
パン屋=翔太さんカフェ!
臨也は笑って、
「涼君ー?????」
そう言った。
以前、臨也を連れて買い物をしている時・・・半次さんと涼さんと淳さんに偶然会った。
涼さんも淳さんも5歳下に弟がいるみたいで、直ぐに臨也と仲良くなった。
半次さんもスッゴイ慣れてて・・・・その日から臨也も涼さんや淳さん、半次さんが大好きだ。
「そうそう、涼さん達にちょっと会いたいんだー・・」
そう言うと、臨也は笑って頷いた。
家を出たのは10時・・・・。
俺はバイクの免許は取ったが・・・まだバイクは持っていない。
だから、移動手段は徒歩かバス!自転車はー・・・・あまり乗らないかな。
臨也は俺の手をぎゅっと握って、海を眺めながら
「明日ね、父ちゃんが会社の人たちとバーベキュー連れてってくれるって言ってた!」
あー・・・なんかそんな事言ってたっけな。
「良かったじゃん!いっぱい食って来いよ?」
俺がそう言うと、
「兄ちゃんは?行かないのー??」
「あー・・・俺はね!ちょっとゆっくり家で休むよ」
親父に一緒に行こうって言われたけど・・・・久々ゆっくりできるし、明日はゆっくり寝てようか・・・それか勇人とか誘ってゲームでもしようかなとか思ってた。
俺の家から歩いて15分くらいの所に翔太さんのカフェ&蓮見先輩の家。
チラッと蓮見先輩の家の方を覗くと・・・・
「ワンワンワン!!!」
って・・・テラスに居るウニ!
臨也は、
「あーー・・・ウニだー・・・・・」
そう言うと、蓮見先輩が出てきて・・・
「あ・・・臨也君ー・・・こんにちはー!!!達也君カフェ行くの???」
・・・・・・・・/////////////
蓮見先輩と話せるのは結構貴重。
いつも淳さんといるからー・・・あまり話しかけれない。
「はい、涼さんと会う約束してて・・・・」
そう言うと、蓮見先輩は
「んじゃ、私も行こうかなー・・・臨也君ウニと遊ぼっか!」
そう言ってウニを連れて一緒にカフェへ・・・・・。
カフェの前にはバイクが何台も止まってて、蓮見先輩はウニを入口に縛って・・・中に入って行った。
臨也はウニと少し遊んでいて、
「兄ちゃんちょっと中に行ってくるな・・・・待ってて!」
そう言うと臨也はウニを撫でながら笑って頷いた。
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