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村井先生
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しおりを挟む—昌也side
淳に脱臼させられた俺は・・・・かなりイラついていた。
あの後保健室で処置をされ・・・早退をして病院に行った。
しかも、さっき高校から連絡があって・・・・1週間の停学だとか。
俺が?
淳ではなく????
あの野郎・・・全校生徒の前で恥をかかせやがって。
担任の村井も全く使えない・・・・・。
村井を殴って少し発散し、自分のマンションに帰ると・・・・・俺の部屋の鍵が開いていた。
扉を開けると、玄関に置いてある女用の靴。
すると、中からパタパタと足音が聞こえ・・・・
「まーーちゃん?帰ったー?」
そう言って玄関まで来たのは・・・・
「お母さん・・・、どうしたの?」
俺の母さんだった。
「最近連絡全然くれないから―・・・しかも今日怪我したって高校から電話来たけど貴方大丈夫なの???ママ暫くここに居ようかしら??」
俺は黙って靴を脱いで中に入った。
すると、ダイニングには沢山の母さんの手料理・・・・・。
「わー・・・美味しそう」
俺がそう言うと母さんは嬉しそうに俺の肩を撫でて
「ほら、マーちゃんが大好きな唐揚げ!後、肉じゃがでしょ?後ー・・・わかめご飯・・・・」
確かに・・・俺が好きなご飯。
でも母さんは俺が好きなものと言ったら・・・・もう何年もこれしか作らない。
宮里昌也 17歳。
実家は那覇で父親は市議会議員をやっている。
大したことをやっていないくせに、支援者は多く・・・皆に先生と言われて調子に乗っている親父。
兄弟は、兄が2人いて・・・・長男は今父親と一緒に働いている。
次男は琉球大の医学生。
上2人は俺とは違い高身長で顔も整っていて、勉強もスポーツも万能。
長男は有名高校で野球をやってて甲子園にも出た。
なのに俺は・・・・・。
身長は160で昔から歯もガタガタ。
矯正をしていたが同級生にからかわれて・・・・イヤになって外した。
目も細く吊り上がってて・・・・いつか整形をしたい位だ。
身長のわりに顔がデカく・・・脚が短いのがコンプレックス。
いや、もう全てがコンプレックスだ・・・・・。
小学校までは、こんな不細工でも・・・ブサカワと称してそこまで嫌われていなかった。
だが、中学に入り・・・俺は皆にキモイと言われたんだ。
何もしてないのに・・・・・。
遠足や林間学校・・修学旅行も皆から仲間外れにされて、いつも1人。
1人ならまだいい・・・・3年に上がった時、壮絶ないじめが始まったんだ。
授業中でも後ろからシャーペンで刺されたり、休み時間に髪の毛を切られたり・・・トイレで水を掛けられ殴られた。
凄く嫌だったのは、女子も一緒になって俺を虐めてきたこと・・・。
教室で、皆に笑われる中・・・俺は裸になった。
女子はそれを見て笑って・・・写真を撮った。
その時、悔しいという思いが・・・憎しみに変わった。
このブスいつか・・・・やってやる。
そして、俺は高校は那覇ではなく北谷に行くことにしたんだ。
少し離れていれば俺を知っている奴はいない・・・・。
実家を出て北谷にマンションを借りて、最初は母親と一緒に・・・・でもそのうち母親も父の仕事が忙しくなり那覇に帰った。
そして一番最初に・・・・やったのは、中学の時に俺を虐めて写真を撮って笑っていた・・・同じクラスの女子。
その女の自宅の近くで待ち伏せし、西高の奴等と一緒に連れ去って・・・・公園で殴り倒し、最後に・・・中出ししまくってやった。
泣きながら俺に謝って・・・・裸で土下座させた。
でも不思議と、俺は全く心が痛まなかった。
何でかな????
その女子生徒の写真も撮って、絶対に誰にも言うなよと脅し・・・・何度も回した。
そんな風に俺はどんどん変わっていった・・・・・。
西高の奴等といるのも楽しかったし、刺激的だった。
なのに、俺の邪魔ばかりする・・・あのF組の奴等。
格好良いってだけでもう既に目立っているのに!!!いつも俺の邪魔ばかり・・・・・・・。
せっかく北谷まで来たのに!!
そう思った。
アイツ等は絶対・・・・俺の前で泣いて謝るまで・・・・追ってやる。
そう決めたんだ。
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