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最後のデート
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しおりを挟む家に帰ると、お袋が夕飯を片していた。
湊はテレビを見ながら俺の方を見てニヤニヤ笑って・・・・・。
「ねぇー・・・・兄貴の彼女ー・・・マジで蓮見凛だったんだ???」
中学生になった湊は・・・・急に身長が伸びて声変わりもして・・・・・妙に生意気。
「誰から聞いたんだよ・・・・・」
そう言って煙草を出すと、
「ね・・・やっぱー・・・凛ちゃん可愛い?」
はぁ・・・・・。
急に大人びたな。
コイツ・・・。
「お前ー・・・・学校で言うなよ?アイツに迷惑掛かるんだから・・・・・」
そう言うと、お茶を入れているお袋が・・・・。
「何言ってんのよ!・・・・もうこの辺の人みんな知ってるわよっ!」
お袋が笑いながら言った。
エッ?!
「何でっ?!」
するとお茶を飲みながら・・・湊が俺の顔を覗き込んで・・・・・。
「兄貴がー・・・・石垣に凛ちゃん連れてきた時からスッゲー噂だって!!知らないの兄貴だけだよ!」
ぇえええっ?!
するとお袋も笑って
「いや、私はー・・・全然知らなかったのよ・・・・そしたらー・・・皆祭りで見たってー・・・、アンタと凛ちゃんが手繋いで歩いてるのとかー・・・・なんかほら!イチャイチャしてるのーーー!噂だったみたいよ!アンタ気を付けなさいよ?!あの子・・・有名な子でしょー???」
やっべ・・・・・・・。
そうだったのっ?????
「でもー・・・お袋とー・・龍のおばちゃんがー・・・皆に言わないでねってお願いしたんだってー・・・彼女に迷惑掛かったら兄貴が振られるからって!!!」
はぁぁあっ?!//////////////////
「そうよぉ~・・・・!アンタとまともに付き合ってくれる子なんて中々いないんだから!!大事になさいよ!」
な・・・・//////////
なんなんだよ・・・・。
その日の夜、自分の部屋でタバコを吸ってると・・・・・
「お兄ちゃん・・・ちょっといい???」
お袋が扉を開けて言ってきた。
「あー・・・・・」
俺がそう言って煙草を消すと、お袋はニヤニヤ笑って部屋に入って来て・・・・。
「もぉー・・・これから少年院だって言うのにタバコ吸ってー・・・・ったくぅー・・・・」
そう言って俺の前に座る・・・。
「なんなんだよ・・・・・明日朝走るから―・・・もう寝るぞ・・・・」
そう言うと、
「明日ー・・・母さんの携帯持って行きなさい・・・・・それで、凛ちゃんに連絡先交換してって頼んで!アンタの近況報告するからさぁ~・・・・」
お袋はそう言って俺の方に自分のスマホを差し出してきた。
俺は体を起こしそのスマホを手に取ると・・・待ち受けは・・・・。
俺と湊の・・・変な写真!
「何だこれウケるなー・・・・・」
そう言って笑うと、お袋も
「これさ、お兄ちゃんがー小5で湊がまだ幼稚園でさ・・・2人して牛のウンチのとこに転んだ写真!」
って・・・・ゲタゲタ笑った・・・・。
なんでウンコまみれの息子達の写真なんだよ?!
そして、お袋は・・・・ポケットから封筒を出し、
「あのさー・・・・明日、お兄ちゃん泊ってきなよ!」
ってー・・・・その封筒を俺にぐいぐい渡してきたんだ。
「何これ??何言ってんの??」
俺が笑って言うと、お袋も笑って
「息子に・・・女の子と泊って来いって言うの変だけどさー・・・・暫く離れるじゃない?だからさー・・・・一緒に泊まってきなさい!お金はー・・・OH入ったら10倍にして返してよ!」
封筒の中には・・・・。
10万入ってる。
「こんなに要らねーよ・・・てか、金下ろせばあるからいいよ!」
そう言って返すと
「じゃー・・・これは凛ちゃんに渡して?・・・お金はあるだろうけどさ・・・・淳がいなくても遊びに来て・・・私とご飯食べようって・・・そう言っておいて??」
??????????
お袋は少し笑って・・・でも凄く恥ずかしそうに、
「私ー・・・女の子欲しかったの・・・・、なのにこんなにヤンチャなの2匹も生まれてさーー!!」
そう言って俺を見て笑った・・・・。
「なんだよ、2匹ってー・・・・・でも凛も喜ぶよ・・・・」
今日、凛と・・・・お袋の話になったんだ・・・・。
凛が警察署で会ったって・・・そう言っていた。
「凛ちゃん―・・・すっごく可愛いし都会っ子だからさ、うちなんてイヤかもだけど!1人で来るときはうちに泊まってって言っておいてね???」
って・・・・。
すっげぇ・・・気に入り様じゃない????
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