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悪徳芸能事務所 2
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しおりを挟む—淳side
フロントで事情を説明し・・・桜坂の部屋にフロントから電話をしてもらったが・・・・・出ず。
「事件性があるから扉を開けてください!!お願いっ・・・・・」
由美さんがそう言って・・・・結局フロントスタッフと俺と達也、糸井、由美さんと飯田社長で桜坂の客室に向かった。
部屋は最上階のジュニアスイート・・・・。
糸井は泣きながら
「僕が手を離したから・・・・僕のせいです・・・・・」
そう言ったんだ・・・・。
エレベーターを降り皆で走って行くと・・・・その部屋の中から・・・・・・奇妙な音・・・・・・・。
ボンッ・・・・ボンッ・・・と・・・・異様な音が・・・・。
フロントスタッフは扉を叩き、
「お客様っ?!お客様、何かございましたか!?」
そう言って何度も扉を叩くが返答はない・・・・・。
「早く開けてください!!!」
俺がスタッフにそう言って・・・スタッフが、
「お・・お客様!!!鍵を開けさせていただきます!!!!」
カチャッ・・・・・と、扉が開き・・・・すると扉に何かが引っかかっているのか・・・・扉が開かず・・・・・。
俺と達也が扉を押すと・・・。
ん???
「ちょっと待って・・・・・・」
俺は扉のすき間から手を入れて・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
これは・・・・。
自分の手を見ると、・・・・・・・血・・・・・・・・・。
「凛ッッ?!・・・・いやっ・・・・・凛っ・・・・・・・」
由美さんが悲鳴を上げ、俺はそのままゆっくり・・・扉を・・・・開けた・・・・・・。
すると、・・・・・・
言葉が出ない・・・・・・・。
扉にもたれ、頭から血を流し・・・目の上頬が真っ青に内出血し・・血だらけで、黒のドレスも引きちぎられ・・・・足に下着が引っかかっている凛の姿・・・・・。
胸が苦しくて・・・涙が出た。
直ぐに自分の上着を脱ぎ凛にかけ、
「大丈夫か・・・凛・・・ごめんな・・・・・ごめんな・・・・・・」
そう言って抱きしめると、
微かに俺のシャツをギュッと掴み・・・・・
「淳・・・・・・・・・・」
そう言ったんだ・・・・・。
ゆっくり顔を上げ、窓の方を見ると・・・・・そこに居たのは・・・・・一度凛のマンション近くで糸井と一緒に車に乗っていた趣味の悪い男と・・・・。
もう1人・・・・・。
・・・・・・・・・。
コイツ????
誰ッ??????
—達也side
衝撃的だった・・・・・・・。
凛さんが・・・・凄い怪我で由美さんが直ぐに凛さんを抱きしめ・・・・淳さんはゆっくり立ち上がった・・・・。
そして俺等の前に居た男2人。
てか・・・・コイツって・・・まさか、あの・・・一時超人気だった・・・・『桜坂健一』?????
当初、色白で長身・・・爽やか系で優しいイメージだった・・・あの桜坂????
車いすに腰かけていたその男は杖をついて立ち上がり・・・こっちを見て笑った。
眼鏡をかけ、髪の毛ももう大分薄くなり・・・・体重は150キロくらいありそうな・・・・超巨漢。
「お前が噂の・・・・凛の元恋人か?」
桜坂は淳さんを見てそう言った。
淳さんはゆっくり桜坂に近付き、
「残念ながら違う・・・・元ではなく、現在進行形だ・・・・・」
そう言うと、近くに居た変なジャケットを着た気持ち悪い男が・・・・・
「おいてめぇ・・・・勝手に入って来て何なんだ!」
そう言って淳さんに掴みかかったーーー・・・・。
が、その男・・・・秒殺で胸を押され・・・ベットに投げられた。
桜坂はその姿を見て、
「ふーーん・・・そういう事か??まぁでもー・・・もう凛も飽きたし・・・・俺はもっと若い子が好きなんだ・・・・だからお返しするよ」
そう言って笑った。
「面白いな・・・飽きたもなにも・・・・アンタなんて・・・・凛の頭の中で、・・・・迷惑でしかねーから・・・・やっと離れてくれて助かるわ・・・・」
そう言って・・・少しずつ桜坂に近付き・・・・・・ぎゅっとシャツを掴んだ・・・・・。
「でもな・・・・・お前は・・・・俺の大事な人に手を上げた・・・俺はお前を許さない・・・・」
淳さん・・・・殴っちゃダメだ・・・・・。
思わず淳さんの方に走って行き、淳さんの背中を抑え・・・・
「淳さん・・・抑えて・・・・殴ったら負けです・・・」
そう言うと、淳さんはグーっと・・・・・桜坂を持ち上げ・・・・・スッゴイ堪えてるんだってそう思った・・・・・。
「うっ・・・苦しいっ・・・放せ!放せぇぇえ」
凄い大きな男は・・・真っ赤な顔でそう言ったんだ・・・・・・・・。
淳さんはその男をじっと睨んで・・・・・
「凛も・・・何度も放してと・・・・言ったはずだ!!!!」
そう言った・・・・・・。
すると桜坂は、
「ウーーーーッ!!!はなせぇっ・・・・・・・・苦しいーー・・・・・」
その瞬間・・・・淳さんはその手を離し・・・桜坂はその場に凄い音を立てて落ちた・・・・・・。
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