恋文~first love

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退院そしてサヨウナラ




—由美side


達也君と私・・・・・。

あのー・・・旅行のあの日、翌日軽くドライブをしながら・・・・何もなかったように帰って来たけど、明らかに少し距離が出来た感じ。

言わなきゃよかった・・・・・。

好き・・・なんて。


マンションのエレベーターを降りエントランスを出てゆりかもめの駅に向かって歩こうとしたら・・・・・。

「由美・・・・待ってぇっ・・・・・・」
って・・・・・後ろから声がしたの。

振り返ると、走ってきたのは・・・・達也君・・・・。

達也君は私の腕を掴んで、
「送る・・・・ご飯一緒に食べない?」
そう言ってきた・・・・。

達也君・・・私・・・・・。

「あ・・・・あのさ、・・・・私ね・・・・」
私はやっぱりあなたが好き・・・。
だから、中途半端な関係は・・・出来ない・・・・。

すると、
「ちゃんと・・・・話す・・・・話したい・・・・」
そう言ってきた・・・。

達也君????
顔を上げて達也君の顔を見ると、達也君はまた
「ね・・・?話そう・・・・」
そう言ったの・・・・・。


—達也side

俺は・・・・あの時から、もうマジな恋はしないって・・・真面目に女の子と向き合う事を避けてきた気がする。

結城に関しては、昔からのファンだったし・・・後は結城の相手が涼さんだったのもあり、ちょっとムキになった・・・・そんな自分もいた。

でも由美は、正直言うと・・・・。

日和ちゃんと凄く被るんだ。

由美がというか・・・由美に対して・・・自分の想いが・・・・。

あの、日和ちゃんにしてしまった俺の最低な行為・・・・。
謝りたいけど、謝れない・・・・。

出来れば消して無くしたいあの出来事・・・。


思い出すと、未だに胸が苦しくなる・・・・。


由美は頷いて・・・俺と一緒にマンションの方に戻ってくれた。
車の扉を開け、由美を助手席に座らせ・・・・自分も運転席に座った。

「運転しながら話してもいいー????」
そう言うと、由美は・・・ゆっくり頷いて
「うん・・・・・」

そう言ってくれた。



車を走らせ・・・・何を話したらいいのか分からないけど・・・・・。

「俺ね・・・・最後に、彼女が居たのー・・・・高3の時だったんだー・・・・1年の夏あたりから付き合ってて、2年ちょいくらい付き合ってた・・・・」
すると由美さんは俺をじーっと見つめ頷いた・・・・。

「彼女は・・・凄く良い子で、落ち度はなかった・・・。俺が悪いんだー・・・・俺が勝手に誤解して、彼女を避けて、・・・・話そうって言ってくれた彼女とセックスだけして・・・・捨てた・・・・・」



—由美side


達也君が高校時代の彼女との話をしてくれた・・・・・。

最初はただの喧嘩別れ???と思ったが・・・どうやらそうでもなさそう。

達也君は、煙草を吸いながら・・・・・その子と離れてから・・・・偶然会った時の話や、卒業式の話をしてくれた・・・・・・。

少し・・・・衝撃的だった・・・・・。


正直なんて言ったらいいのか分からず、・・・・・私も煙草を出して外を眺めた。

「俺ね・・・・その子の事・・・・大好きだったんだー・・・・」
そう言って少し寂しい顔をするの・・・・・。

今私・・・達也君の事好きだけど、達也君が未だに忘れられないその昔の彼女との話を聞かされて・・・・正直悔しいとか・・・嫌な気持に・・・とかはならなかった。

なんだろ・・・・。

どっちも可哀そうって言うか・・・・・・。

多分大人だったらそうはならなかったんだと思う・・・高校生ゆえの・・・・不器用さというか・・・。

でも、彼女が達也君に内緒で中絶し・・・その翌日にネギ臭いって・・・そう言われた時、その彼女は・・・・中絶した事よりそっちの方が・・・傷付いたんだろうなって・・・・思ったらちょっと涙が出そうになったな・・・。

「由美・・・・???ごめんねー・・・・どうしようもない話ししちゃって・・・・」
そう言った・・・・・・。

私も煙草を吸って煙を吐き・・・・・・

「どうしようもないってー・・・・・全然どうしようもなくないし・・・・」
なんて言ったらいいのか・・・・でもね・・・・。
達也君が・・・その子への申し訳ないというそういう思いが・・・未だにあって・・・・恋人が・・・・作れないってそういう・・・不器用な感じ・・・・。

私は外を眺め、・・・・その会った事がない日和ちゃんという・・・達也君の彼女の事を・・・・思い浮かべたの・・・・。
きっと彼女・・・最後にちゃんと達也君と話したかったんだろうなって・・・。
だからLA行く前の日に、達也君の家行ったんだろうなって・・・・。

「達也君がー・・・・・納得するまで・・・・私待つよー・・・・」
私別に・・・その話を聞いて達也君への気持ちが変わるとも思わない。
だって・・・・それが事実だし、それを・・・話してくれた達也君が・・・・好きだし・・・・。

「由美・・・・・・・」
「わかんない!・・・私はさ、達也君のHが好きなのかな?って~・・思った時もあった!でもね、今その話を聞いて・・・・その子に対する罪の意識を未だに持ってて・・・恋人作れないって言ってる達也君が・・・・不器用で・・・・良いなって思うの・・・そういう所・・・・・」
何言ってんだろう私・・・・。

「別に私もさ、・・・人の事どうこう言える恋愛してきてないしね!・・・ただ、今ね・・・年甲斐もなく・・・5歳も下の貴方が好き!・・・それだけ!・・・・出来たら沖縄帰らないで、一緒に居たい!・・・でもね、達也君が気持ちが整理つくまで待つしー・・・ダメだったらその時またそう言ってくれればいい!」

だって・・・・好きなんだもん!!!!///////////
私変っ?!




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