この世界と引き換えに愛を乞う

seto

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教えて欲しい、とカロクは思う。最後の、最後まで。漏れ出ている凶暴な熱をぶつけて欲しい。奥の奥まで暴いて、誰も触れたことの無い最奥へと触れて欲しい。壊れるほどに求めて、その猛りを腹の奥へと打ちつけて欲しい。きっと自分はそれくらいでは壊れないから。

しかしそれを口にした所で、ギリギリの所でサイラスは躱してしまうのだろう。彼は自分が定めた一線は、きちんと引く。卒業までは、とサイラスは言った。ならば、きっと卒業まで体を繋げることは無い。その事実に、カロクは胸の奥を狭くした。だが今は。

カロクはキュッ、と唇を結ぶと、自身の熱に触れるサイラスの手に自らの手のひらを重ねた。控えめに指先を絡め、ツイとサイラスを見上げる。

「‥教えて。奥、まで‥。」
「‥‥っ!!」

カロクのその言葉に、ヒュっとサイラスは息を飲んだ。衝動的に暴きたくなる本能を、何とか理性で抑え込む。
食ってしまえ、と本能が囁く。奪って、暴いて、奥のその奥まで。甘やかして、ドロドロに溶かして。そして柔らかなその最奥に、自身の熱をぶつけたい。自分なしには生きられないように。

厄介な感情だな、とサイラスは笑う。
だが不思議と、それも悪くないと思える自分がいた。サイラスは、一度昂った気を落ち着けるために浅く息を吐き出した。そして妖しげに笑みを拡げて、カロクを見つめた。

「カロクの望むままに。」

そう言ってサイラスは、カロクのボトムに手をかけた。熱く張り詰めたそこが、窮屈そうに布を押し上げている。宥めるように指の背でゆるりと撫で下ろせば、小さくカロクが息を詰めた。

「‥‥ん‥」

サイラスの指先がパチン、とボトムのボタンを外す。たったそれだけの振動で、カロクはフルリと身悶えた。そのままボトムの前をくつろげれば、下着を押し上げるその頂きに、淫らなシミが滲んでいるのが目に入る。その様子にサイラスはフッと妖しく笑みを零すと、肌を辿るように指先を這わせながら下着の中へと侵入させた。

「‥ん、ぅ‥‥っ」

焦らすように下着に手をかけ、一気に下ろす。するとまだ無垢なそれが、フルンッと飛び出て天を向いた。

「意外と立派じゃないか。」

そう、サイラスに落とされて、カロクはカァッと頬を紅潮させた。

「ぁ‥‥っ、待っ‥‥んん!!」

制止の言葉は、キュッと自身を握りこまれたことで嬌声に変わる。そのまま上下に強く擦られれば、ビクンッとカロクの腰が跳ねた。

「んっ‥あ‥‥っ!! 強ぃッ‥‥ぅ!!」

カロクは逃げるように腰を引きながら、サイラスの腕に縋る。散々昂らされた中心に急に強い刺激を受けて、カロクはいやいやと頭を振った。

「教えて欲しい、と言っただろう‥?」

そう低く笑ってサイラスは、カロクの肩口へとその顔を埋める。そのまま真っ赤に染まったその耳を軽く唇で食むと、舌先を差し出し外耳を辿った。

「んぅ‥‥っ、は、ぁあ‥ッ!!」

ぷちゅん、と水音を立ててサイラスの舌が耳の穴へと侵入する。そのままわざと水音を立てるように狭い耳道に舌先を出し入れした。鼓膜のすぐ側で響く水音と、熱く擦れる粘膜。さらに何かを連想させるようなその舌の動きに、カロクは身も蓋もなく喘いだ。

「ぁッ‥!! や、っぁ‥!! ん、ぅぅ‥!!」

ゾクゾクと背筋が粟立つ。
舌の動きに合わせて自身も扱かれれば、ガクンと足の力が抜けそうになった。
先端からはダラダラとはしたなく蜜を零し、サイラスの指を淫らに濡らす。カロクの先走りを纏ってスベらかに上下する指先に、張り詰めた自身がヒクヒクと震えた。

「あっ‥!! アッ‥!! あぁ‥‥ッ!!」

堪えられない嬌声が、絶え間なくカロクの唇からこぼれ落ちる。耳を塞ぎたくなるようなその声も、耳孔を犯す舌先によってまるでどこか遠くで鳴っているかのようにカロクには聞こえた。

「ほら、イケよ。」

サイラスが笑う。
射精を促すような指の動きに、ビクンと一際大きく竿が震えた。
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