この世界と引き換えに愛を乞う

seto

文字の大きさ
78 / 82

78

しおりを挟む
「ふ‥、濃いな‥?」
「‥‥ッ」

サイラスはそう薄く笑うと、紅潮するカロクの目元に軽く唇を落とした。

「あまり抜いていない?」

そうサイラスが問うと、カロクはおずおずと頷く。

「したいと思わなくて‥」

そう続けるカロクに、サイラスの嗜虐心が煽られる。そのままスッ、と目尻を細めて笑うと、受け止めたカロクの白濁をヌルりと下腹に塗りつけた。

「‥‥んっ!!」
「お、っと‥」

カクンッと膝の力が抜け、崩れ落ちそうになるカロクの腰をサイラスが支える。そのままカロクの体を片腕で抱きかかえると、サイラスはもう片方の手で自身の外套の留め具を外した。

「マントが‥」

そのまま埃まみれの床に広げるのを見て、思わずカロクが言う。

「気にするな。お前の方が大事だ。」
「‥‥ッ」

当たり前のようにそう言われて、カロクは頬を紅潮させた。そんなカロクの様子に、サイラスはふっと笑みを零すと、カロクを外套の上へとおろした。
そのまま器用に靴を脱がせ、足首にかかるだけとなっているボトムを引き抜く。

「‥‥っ」

カロクは思わず両膝を閉じた。
欲を吐き出し、力を失った自身がサイラスの眼前に晒され、今更ながら羞恥心が湧いてきたのだ。そのまま軽く顔を背け、視線を落とす。
そんなカロクの様子に、ククッとサイラスは喉の奥で笑う。

「‥奥まで、と言ったが、お前はこの先どうするのか知っているのか?」

サイラスが問う。
もちろん知っている。前世の、知識だが。
カロクは下げていた視線をおずおずとあげる。熱に潤んだ瑠璃色は、妖しく雄を誘った。

「‥‥入れる穴は、1つ‥だけ、だと‥。」

羞恥に顔を背けたまま、視線だけでサイラスを仰ぎみながら、カロクは自身の腹を汚す白濁を下腹部にヌルりと塗りつけた。
そんなカロクの痴態に、サイラスはゴクリと息を飲み込む。
あぁ、このまま猛る自身を突き入れ、めちゃくちゃに鳴かす事が出来たなら‥。

そんな衝動を抑えつつ、サイラスはカロクの膝頭に手をかける。ヌルりとカロクの欲が肌の上で滑り、サイラスは浅く、凶暴な息を吐いた。
サイラスはそのまま、ゆっくりと焦らすようにカロクの膝を割り開く。抵抗はなく、むしろ自分から開くような動きを見せるそれに、サイラスの欲が煽られた。
眼前に晒される白い肌が艶かしい。中心は既に期待から緩く芯を持ち始めていた。
サイラスはそのままカロクの片足を持ち上げると、自らの肩へとその足をかけた。そしてその身を伏せ、しなやかな内腿へと唇を寄せる。

「‥‥誰に聞いたかは、また後で問い詰めることにしよう。」

そう言ってサイラスはニィ、と凶悪な笑みを拡げると、その白い内腿に噛み付いた。

「‥‥ん‥ッ」

ビクン、とカロクの背が跳ねる。
痛くは無い。だが、柔らかな皮膚に押し当てられる硬質な感覚が、敏感な肌を甘く疼かせる。

「‥‥っ」

フルリと微かに身を震わせ、カロクは押し当てられるサイラスの歯牙の感触を追う。そんなカロクの様子に、サイラスはまるで肉の感触を確かめるかのようにあぐあぐ、とその柔肌を甘噛みをした。

「ぁ‥‥っ」

そのままヌルりと分厚い舌を這わせれば、カロクの唇から甘さを含んだ声が上がる。目元は再度甘く潤み、ジンッ、と痺れるような快感が中心へと駆け上がる。
素直にその刺激を享受するカロクに、サイラスはまるで見せつけるように舌先を差し出すと、ゆっくりと焦らすように内腿から足の付け根へ向かって舌を這わせた。

「ん、ぅぅ‥‥」

ジワジワと追い詰められるように這い上がってくる熱に、カロクは思わず視線を下げた。しかしその視線すら逃す気のない強い光を宿すサイラスの灰青とかち合い、逸らせなくなってしまう。
サイラスはそのまま、まるで見ていろと言わんばかりに唇を寄せキツく吸い上げた。チリ、と強い刺激を感じて視線を落とすと、その白い肌に鮮明な赤が散っていた。明確な所有印に、カロクは目眩がするような多幸感を覚える。
サイラスも自身に執着してくれている。
その事実に、カロクは嬉しそうに目尻を細めた。

「僕、も‥‥」

そう言ってカロクは、スルりとサイラスの頬を挟むように両手を添える。
そのまま軽く顔を上げさせ、上体を起こすように促しながら、カロク自身もサイラスの首筋目掛けて身を寄せる。

「やり方は分かるか?」

自らの首筋に埋まるカロクの頭を軽く撫でながら、サイラスが問う。

「ん‥‥」

カロクは短く答えると、チュッ、とサイラスの首筋に吸い付いた。そのまま戯れに2、3度チュッ、チュッと吸い付くと、サイラスを真似るようにペロリと舌を這わせる。丁寧に慣らすようなカロクの仕草に、ククッとサイラスは笑った。

「‥‥」

不意にジュッ、とカロクがきつくサイラスの肌を吸い上げた。
はっ、と短く息を吐きながら唇を話せば、サイラスが付けたよりも薄く淡い跡が残った。偶然かわざとか、わざわざ見える位置につけられたそれに、サイラスは嬉しそうに笑みを拡げた。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました

タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。 クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。 死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。 「ここは天国ではなく魔界です」 天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。 「至上様、私に接吻を」 「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」 何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?

穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜

春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、 癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!? トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。 彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!? 
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて―― 運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない! 恋愛感情もまだわからない! 
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。 個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!? 
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする 愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ! 月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新) 基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件

白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。 最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。 いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!

ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。 「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」 なんだか義兄の様子がおかしいのですが…? このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ! ファンタジーラブコメBLです。 平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。   ※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました! えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。   ※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです! ※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡ 【登場人物】 攻→ヴィルヘルム 完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが… 受→レイナード 和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。

[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった

ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン モデル事務所で メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才 中学時代の初恋相手 高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が 突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。 昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき… 夏にピッタリな青春ラブストーリー💕

処理中です...