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marimo

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第Ⅱ章 俺のタイプの女の子

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俺は、幣 陵駕。普通の中学一年生。今日もいつもどおり夢見学園での生活を送っている。中学塔で授業を受け、昼休みになった。
「はぁ食った食ったww」
昼食を食べ、校舎を散歩していた。すると、廊下である、ツインテールの女の子とボブの女の子が話していた。僕はボブの女の子にひかれてしまった。そうして、しばらく立ち止まってると、背後に怪しい気配を感じた。俺は、驚き飛び上がった。一方、相手も飛び上がった。俺らは挙動不審になった。それから、少し黙った。そして、笑いあった。そして、僕らは仲良くなった。そいつは、新井 正良(あらい まさよし)と、いう名でクラスメイトであった。

次の日の昼。二人でご飯を食べることにした。そこで、昨日の話をしだした。
「君はなんであそこにいたの?新井くん。」
「陵駕こそ!」
「プイ!」
そう、俺が妄想に浸っていると、食堂のおばちゃんが
「恋ばなかい?」
と、おばちゃんが話に割り込んできた。
「へー、正良にも好きな人がぁww」
と、いうと
「お前こそ!」
と、顔を真っ赤にして照れていた。
これをおきに恋する男軍を組むことにした。そして、俺たちは正直に好きな人を言うことにした。まずは、正良から切り出した。
「仲間だから言うよ。善光真美(ぜんこう しんみ)さんが好きだぁ!」
と、言った。俺は、てっきり正良も同じ人に恋をしているのだと勘違いし、
「そんな名前なんだぁ。あのボブの女の子・・・」
と、言ってしまった。その瞬間、正良はからかうようにして
「へ~~、立石 尼子(りっしゃく にこ)のことか~~wwwww」
言ってきた。
俺は、仕返しとして
「ってことは、あのツインテールのwww」と、言い返してやった。その日、僕たちが口を利くことはなかった。

次の日の昼休み。正良は俺をからかうようにして
「君の好きな尼子ちゃんのクラスは1-B!」
と、叫んできた。俺は、慌てて
「やめろぉ!!!」
と、大声で言ってしまった。
俺らは1-Bの前の柱の影に隠れた。ちょうどその時、背丈が130㎝あるかないかの尼子ちゃんが教室から出てきた。俺は、顔が真っ赤になってしまった。すると、その時、同じく1-Bの性格がうざいくるくるツインテールの女が現れ、
「何やってるの貴方。変な人オホホホホ」
と、言って去っていった。俺は、ショックで石化した。俺は、泣きそうになった。正良はそんな俺を慰めてくれていた。しかし、正良も石化した。その理由は正良の好きな善光さんが女の子と話していたのだ。そんなとき、尼子は善光さんの後ろから声をかけていたが、気づいてもらえず困っている様子だった。正良はそれに気がつき、凌駕をつきだした。凌駕は見事転んでしまった。当然女子たちは皆、振り返った。俺は、顔を真っ赤にして教室へ逃げ帰った。

その日の夜。俺は、ベッドで泣いた。俺は、もうふられてしまったと確信した。そんなとき、同じルームメイトの海君が手にしていたのは、懐かしのGAMEBOY ADVANCEだった。この学園ではゲーム機も売っているらしい。それを、聞いた俺は、泣くのをやめ、寮を飛び出した。

夢見通りは沢山のお店が並んでいた。俺は、おもちゃ屋でゲーム機を購入し、優雅に歩いていると、善光と尼子ちゃんが話していた。俺は、気づくなと、願いながらそーっと歩いた。しかし、気がつかれてしまった。その瞬間、俺は、オワッタ。と、思った。善光は俺をみて、
「さっき変な所から出てきて転んだやつだぁ。」と、言ってきた。
尼子ちゃんは
「ふーん。」
と、笑顔で俺の方をみてきた。
俺は、絶対ふられた。と思い、心が凍りついた。別に表情にだしたつもりはないのだが、善光は俺の心を読み取ったかのように
「貴方。何か隠してるわね?」
と、言ってきた。俺は、慌てて違うと言った。しかし、善光の話は止まらず、
「この柱から見てたってことはあの私が話してた子?」と、言ってきた。俺は、
知らん顔した。すると、善光は
「顔がいまいちね、なら私!?」と、ナルシストてきな発言をしてきたので、俺は、
「そんなんでいーやーww」と、言ってやった。善光は
「違うのね。」と、ふてくされながら、言った。その後、
「絶対 尼子はないから~~1-Aの子とか?Aの子ねwあの子可愛いもんねぇ。絶対そうだぁ。決定ね!」と、話を勝手に進めて帰っていった。尼子ちゃんも俺にウインクをして、その場を去っていった。
俺は、謎に襲われた。
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