別れ

さようなら

君と付き合ってから2年。もう僕には飽きちゃったの？

定位置だった隣からどんどん遠くに離れて行く君は、とても楽しそうで。
引き止められなくて。

もうほとんど話すことはないし目も会うこともないね。

お別れの時間がやってきたのかな。

悲しいなぁ。

今までだってそんなに愛を伝えてくれなかったけど、でも愛されてるっていう自覚はあったよ。
もう今じゃ感じられないけど。

僕は愛してるのに君は愛してくれないんだ。

こんな悲しくて苦しいことはないよ。

最近君が仲良く女の子と歩いてるところをよく見るよ。
かわいいねその子。僕より可愛いよ本当に。

悔しいなぁ。

やっぱり女の子のことが好きなんだ。

皆僕のこと見て笑ってるよ。

「お前に本気になるわけない」
「これが現実だ。さっさと別れろよ」

なんて言って水なんかかけてきたりするんだよ。
そんなのずっとやられてたら僕だって現実みなくちゃって思うよね。

「別れようか。」

僕から話したんだよね。

だってもう僕の心が限界だったから。

周りの目は冷たくて、君は僕に冷たくて、もう僕の心はいっぱいいっぱいだった。

このまままじゃダメだって思って、何回も悩んだし泣いたけどやっぱり別れるしかないんだって思ったんだ。

僕が壊れる前に君から離れることにしたよ。

「うん。」

そう君は言ったね。

やっぱり僕より可愛いあの子のことが好きなんだね。
悲しいなぁ。

もう君はあの子に想いを向けてるんだから、そんなの僕じゃどうしようもできないよ。

最後に僕の君への想いを言って終わりにすることにするね。


「今までありがとう。」


たくさんの愛をくれてありがとう。

たくさんの楽しい時間をくれてありがとう。

辛い時も悲しい時も一緒にいてくれてありがとう。

色々な思いはあるけど、僕から伝える言葉はこの言葉だけ。

重たかったかな？けどもうこれしか言えないんだ。

多分この先別れたことを何回も泣いて後悔するだろうけど、いいんだ。


本当に好きだったよ。ありがとう。