マキノのカフェで、ヒトヤスミ ~Café Le Repos~

Repos

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45.たまには、星を見たり

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春樹さんの希望でわざわざ仕事を休み、ゆったりと起きた日曜日。

朝は、洗濯やお掃除などの家事を2人で分担した。
「デートしよう。」と春樹さんが言うので、久しぶりに2人でドライブ。
言い出したものの、特に目的があるわけではないようだった。
体のこと気にしてくれてるのなら、もう大丈夫なのに。

「久しぶりだからなぁ。日常を忘れるところに行こうよ。カフェは?ランチの研究とか。」
「それ、日常だよ・・あのね、行きたかったところがあるの。プラネタリウム。」
「ああ・・うん。いいね。そうだ、その前に買い物も行こう。」
「何買うの?」
「マキノの物。」
「どんな?」
「この前、女子力低いって嘆いてたじゃないか?」
「え~・・私の女子力のこと春樹さんが言うの~?」
「いや、そうじゃなくて。プレゼントしたくなったから。上から下までね。」
「・・・へえ。選ぶの大変だ。」
「ふふっ。」


向かった先は、まずはショッピングモール。いろんなショップを覗いては物色する。
自分の好みに近い店を見つけたので「ここでちょっと見てくる!」とマキノは店の奥へと入って行った。
「オレもちょっと見たいものがあるから。」と春樹さんと一旦離れた。

いつもだと、店員さんがついてくるのはわずらわしいのだが、今回女子力を高くというイメージ目標があるので、専門家のご意見も参考にしてみたい。
「普段にも着られて、友達とのちょっとした食事会でも着られそうな、可愛い感じのがいいんですけど・・。」と店員に助言を求める。クリスマス会という単語も頭の片隅に残っていた。
「今年は、こんな感じのが流行で・・。」
いや、流行は関係ないんだよ・・と思いながら次々と店員さんの出してくるものを見るが、どうも受け入れられない。自分の好みで、白・紺・グレー・ベージュ・・落ち着いた色合いの物ばかりに目が行ってしまう。
どうも可愛くない気がする。
ジーンズに合わせることばかり考える貧困なボキャブラリーだ。
半年前にもこんな感じで、春樹と初デートの時に可愛い服を買おうと思ってこの同じショッピングモールまで来たのに、結局ごく普通の白いセーターしか買えなかったことを思いだした。


春樹さんと出会って、1年と少し。
初めてデートしたのは3月。・・・プロポーズは4月。
えっ・・一か月で結婚決めちゃったのわたし?籍を入れて一緒に暮らし始めたのが6月。
・・・客観的に見ると、早すぎるよね?
まだ自分の知らない春樹さんがいっぱいあるはずだ。
2人の歴史なんてほん短い。
結婚してからもう半年経ったけれど、今日だって車の運転しているところを見るだけでドキドキするぐらいに。

結婚は、あまり深く考えなかった。・・わたしの作るごはん食べてくれたらいいなと思った。
この人のそばに、ずっといたい・・って。
顔を上げて、さっき春樹が歩いていった方向を目で追った。
とっくに見えないと分かっているのに、意味もなく人ごみの中に春樹さんの姿を探す。

つい半年前まで平気で一人で生きてきたのに、まるでそれが嘘だったみたいに、今は春樹さんがいないとダメになりそうな気がした。
いつのまにか、わたしは、春樹さんの事をこんなに好きになっている。
何故か、少し泣けて来た。また・・。
こんなところで・・。バカだな、こんなに幸せなのに。


ぼんやりと考えていると、ショートブーツを並べている店員さんが目に入った。
黒に近いグレーのスエードでサイドがレースアップになっている。かかとは少しあるけど高すぎもせず上品な大人の雰囲気でいい感じ。これに合わせて決めていこうかな。この靴ならジーンズでも合わせらせそうだし。

スツールに座って、いつもより少し大きめのサイズのブーツを試着してみる。
足のサイズは23.5cmだが、甲が高いから運動靴以外はそのサイズでは入らない。
「うん・・大丈夫。」
店の中を歩いてみる。まあ・・いいかな。違和感もない。歩きやすい。

「これに合うスカートは・・・。」
売る気満々の店員さんはあまりアテにならなくて、結局自分で捜し歩く。
・・これからの季節を考えて厚手の黒のタイツをキープして脇にはさんで、次にツイードのななめチェック柄のフレアスカートを自分の腰に合わせてみる。少し長めの丈が、気に入った。
シンプルで可愛いかも。足元からだんだん決まってきた。
そうなるとトップスはやっぱり白いセーターかなぁ・・これしか思いつかないのかって笑われそう。
でも前の時はオフタートルのゆったりしたのだけど、今度はモヘアのハイネックで,体にフィットしたシルエットにした。そしてアウターは濃いめのグレーのダッフルコート。これいいな。
そしてバッグは・・と迷っている時に、春樹さんが戻ってきた。

「オレもう終わったよ。何か気に入ったのあった?着てごらんよ。」
そう言われて試着室へと入って、選んだものを全部合わせていく。
サイズもいいし、着心地もまずまず。合わせた色も。モノトーンばかりだから・・合うでしょう。
カーテンの中から春樹を呼んだ。
「どうかな~。」
「いい。いいよ。」
店員さんもついてきて、うんうんとうなずいている。
「そのまま着とけば?」
「・・・うん。」
期待できないと思った店員さんが、さっきまで来ていた服を入れるための袋をくれた。
マキノが新しい服に総取替をして、カーテンから出てくる頃には、春樹はその分の会計を済ませていた。
「行こうか。」
「うん。」

マキノはバッグを選んでいたことを忘れて、春樹さんのあとを追いかけた。
お昼は、ショッピングモール内のハンバーガーショップにした。その場でオーダーを聞いて作ってくれるスタイルが都会っぽい。マキノはエビとアボカドのハーフ。春樹はローストビーフを増し増しにした。

駐車場に戻る時、買い物に時間がかかったからか、春樹さんは少しだけ歩き方が早い。
置いていかれるとも思わなかったけれど、その手をつかんだ。
そこから、春樹さんの歩調が少しゆっくりになった。
途中で気づいて、マキノが持っている荷物も全部持ってくれた。
エレベーターの中で、つないでいた手を一度離し春樹さんはにっと笑って、マキノの頭をわしわしとした。
「それは、かわいいっていう表現?なんかこう、もっと気の効いた褒め言葉とかさ・・」
自分の物を買ってもらいながら理不尽かなとは思ったけれども、真新しい服を着ていることも照れくさくて、春樹さんが乱した頭を直しながら抗議していると、「似合ってるよ。」と言ってキスされてしまった。

次の瞬間に、エレベーターの扉が開いた。
扉の外に人が立っていて、見られてはいないと思うけれど顔が熱くなるのは止まらなかった。



― ― ― ― ―


マキノにはなるべく無理をしてもらいたくないのだが、すぐに仕事に戻ると言う。
医者の言うとおり、体は大丈夫だろうけれど、自分はマキノの心の状態のほうが気になっていた。

マキノは弱くはない。元気だし笑顔もしっかりしてる。
でも、見えている物だけが全部ではない。
日曜日はお店も少し忙しい。このまま日常に戻ってもいいのかもしれない。
でも、なんとなく。
あと一日、オレと一緒に休もうや。


結婚してすぐに、家計はマキノにしてもらおうと思って通帳とカードを渡した。印鑑の場所だって伝えてあるのに、一向に使った形跡がない。
食べること以外に考えてることはないのか?と言いたくなるほど、買い物の時は食材の事しか考えていないし、流行にもファッション関係にも興味を示さない。
今日はそういう方面で頭を使ってもらおうか、と思いついた。先月マキノの誕生日だったのに何もできなかったから、それをプレゼントにしよう。


マキノは、ショッピングモールのショップの一つで気に入りそうなものが見つかったらしく、スタスタと奥へ入って行ってしまったので、その隙に自分ももう一つのプレゼントを買いに別の店へと急いだ。

マキノの誕生石は、11月トパーズ。彼女は宝石類にはあまり興味がなさそうで、送る甲斐があるのかどうかわからないが、今日はネックレスを買いたいと思っている。
トパーズは、黄色い石だと認識していたが様々な色があるんだな。ブルートパーズもピンクのもきれいだとは思うが・・・。オレンジ色の一粒石がペンダントトップになったものを選んだ。 

プレゼントに包んでもらう間に、メンズのショップで自分の買い物もして、マキノのいる店に戻った。
随分迷ったようで、何枚かの服を腕に掛けたまま、まだウロウロしていた。
試着を促すと、いつか見たようなセーターだ。おかしかったが「いいよ。」と褒めた。今日自分が買ったネックレスにも合いそうだ。


会計をすると、全部合計してもさっきのネックレスに届かなかった。
安上がりですな。マキノちゃん。


次の目的地が少し遠いので,昼食は簡単にバーガーショップですませ、さっさと歩きかけると、マキノが自分の手をつかまえに来た。それが思いがけなくて、胸の奥が一緒きゅんとした。
せっかくマキノからくっついてきたのに、からかって意識させるのはもったいなくて、どんな顔をしているのかじっくり見たいのを我慢して平静を装った。
マキノの手は身長のわりに少し小さい。自分のデカい手の中で、理由もなくいじらしい。

エレベーターの中で二人になったときにようやく向き合った。愛しくてたまらなくなって、頭をぐしゃぐしゃとしてみたくなった。マキノはそれに何か抗議してきたけれど、キスでそれを遮った。

こいつ・・わかってないんだろうなぁ。
自分がどれほど大切に思っているか。どれほど可愛いと思っているか・・。


車に乗り込んで、プラネタリウムへと向かう。約1時間かかる。
本当は、2時間走れば、夜には本物の星座が見られる天文台があるが、明日から仕事をすると言うので無理は禁物だ。普段のマキノならそちらを選ぶだろうが。

「・・今の季節、あと3日ぐらいでふたご座流星群が見られたかもしれないよ。」
「えっ!?そうなの?流れ星?」
「うん。ちょうど今ぐらい。」
「見てみたい・・。」
「家の近くの暗い所でなら見られるかもね。意外と街頭とか明るくて適当な場所がないんだ。」
「そっかぁ。」
プラネタリウムに着いてチケットを買った。ここはたまに遠足で何度か来たことがあって勝手がわかっている。
座席について背もたれを倒し、手をつないで天井を見上げる。
夕暮れの様子から徐々に光度が押さえられていき、一つ、また一つと、順番に星が輝きはじめ、ゆっくりしたナレーションが流れる。天井いっぱいにちりばめられた星のかたちが徐々に動いていく。
実は、大人向けの上映プログラムは初めてだった。30分も星ばかり眺めていれば退屈かなと思ったけれども、そうでもなかった。宇宙と星の神秘でその気にさせられているところへ、きれいな映像と音楽に癒され、あまりに快適で、ちょっと寝てしまったかも・・。マキノは満足していたようだからいいか。


夕食の時間には少し早かったが、帰りにお箸でいただけるフレンチのお店に寄った。 
コース料理を注文したあとに、ジャケットのポケットに隠してあったプレゼントを出した。
マキノはキョトンとしている。
「なあに?」
「開けてみて。」

リボンをほどいて、ケースを開ける。
「わあ・・きれいな石・・これはなんていうの?それに今日はどうして・・」
「先月、結婚式やらいろいろで誕生日のお祝いをする余裕がなかったろ。それ黄色くないけどトパーズなんだって。」
「あ・・・ありがと・・う・・」
「気に入った?」
「わたし、春樹さんのお誕生日しなかったのに・・。」
「いや・・・オレの誕生日の前後忙しかったし。でも、いろいろもらったろ。デート誘ってOKもらったし、プロポーズにもOKもらって・・飯も食わせてもらった。」
「それは・・・。」
「そもそも・・・。」
マキノをもらったんだから・・と言おうとして、やめた。

「それ、つけてあげようか?そのセーターに合いそうだろ?」
「・・うん。」
立ちあがってマキノの後ろに回る。初めて会った頃より髪が伸びて、ほっそりした首が女らしい。
フックをゆったりめにとめて、前に回って吟味する。
今日のマキノは少しだけ化粧している。マキノの口紅は、いつもオレンジ系なんだ。
うん。似合う。
自分の顔がゆるんだと思う。
白いセーターの上に、透き通ったオレンジ色の石がちいさく光る。
自分が言うのもアレだけど、なかなかいい感じだ。
ちいさく「似合うよ。」と言って席に戻った。
マキノが嬉しそうに頬を染めた。

自己満足に浸っていると一つづつ料理が運ばれてきた。
ちょっとしたコースだけど、盛り付けが工夫されてて楽しい。
日本人はやっぱりお箸だな。
「私、気のつかない奥さんだね。」
・・・何を気にしてるんだよ喜ばせたいと思ってるのに,落ち込んでどうする。
「可愛い奥さんに尽くしてるんだよ。健気だろ。」
「ありがとう・・。これから、もっと頑張る。」
マキノは、しばらく考えてからニコリと笑った。
「マキノは、いつも頑張ってるじゃないか。」

料理は、おしゃれでそこそこうまかった。
マキノ本人が喜んでるから、何も言わないけど、オレ本当は、マキノと家で食べる飯のほうがいいな・・。
と思っていた。

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