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95.海を見ながら
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マキノはテーブルに肘をついて顎をのせた。
「ねえねえ。海だね・・。」
「うん・・。」
高速道路が山手に作られているせいか、サービスエリアから海までは距離があるようだった。場所が高いところにある分、レストランからの眺望が広く、遠くまで見えた。
春樹さんは、海の方を見ながら木製のイスに座った。そしてテーブルに片腕をのせて、インディゴブルーのジーンズの足を組んだ。淡いブルーのダンガリーのシャツの袖を二つほど折って、下に黒のTシャツの袖が覗いている。
やっぱり長時間の運転でつかれたのか、背もたれにぐったりと体重をかけている。
「いつも運転お疲れさんだね。春樹さん。」
「一日分の最長運転記録は、・・遊の実家だなぁ。」
「あれは、遠かったよねぇ・・。春樹さん気の毒だった。」
「何言ってるんだよ。寝ちゃった張本人のくせに。」
「だって。私はちゃんと遊に頼んどいたもの。」
「・・・マキノあのさ。」
「なあに?」
「・・・・寂しくない?」
「遊のこと?」
「うん。」
「・・んーとね、超絶ものすごく、さみしいよ。」
マキノは笑って応えた。
「なあに?心配してくれてるの?」
「いや・・・。」
ココアが来たので、マキノは一旦話を変えた。
「たまに甘いのもおいしいね。」
「そうだね。」
「コーヒーはいつもブラックなのにね。」
「ミルクと合うのかな。カフェオレ飲む時も、ちょっとだけ砂糖入れたくなるね。」
「私、カフェオレは、遊の淹れたのが好きだった。」
「淹れ方はマキノが教えたんだろ?」
「そうだよ。・・でもあれはね、遊が上手なのは、やっぱりカフェオレが好きだからだろうな。」
「ふうん・・。」
またすぐ遊の話に戻ってきちゃった。
「んーとね。・・・。あのね。」
「なに?」
「遊はね、また戻ってくるよ。って言ったの。」
「・・そう。」
「でも、それについては私、あんまり信用はしてないんだ。だって、いろいろ勉強したら、それを活かした仕事をやるべきだと思うもの。うちの店に帰ってくるなんて、あまりにも世界が狭いでしょ?」
「本人がやりたいことを見つけるのが、一番だと思うね。」
「遊にとっては、こっちの方が・・居場所になっちゃってたのかな・・。それで、帰ってくるって言うのかな。」
「そうなんじゃないか?マキノが保護者になって面倒見てたんだから。」
「私なんか、なんにもしてないよ。安月給でこき使っただけだもの。」
「大事にしてたじゃないか。オレがむっとするぐらい。」
「そっかな・・・。ぷぷっ。そうなの?むっとしてたの?」
春樹が片方の眉を上げた。
「いいや。全然。」
そしてわざとらしくそっぽを向いて、それから笑った。
「遊だけじゃないんだよ。今までも、何回かあったんだ。・・たまに、すごく気になる子がいて、必要以上に同調しちゃって・・。」
「リョウちゃんのことだろ?」
「うん。・・・リョウもそう。リョウは、迷子になった時、保護したのよね・・。普通はそれで終わりだと思うんだけど、何故かすごく気になったんだ。・・・気になるというか、世話を焼きたくなるというのか。私なんて、何もできないくせに・・・とにかく一緒にいてあげたくなる。それをお節介と言うのかもしれないけどね。」
「リョウちゃんには、赤の他人って言われながら、仲良くしてたな。」
「うん。今どうしてるのかなぁ・・。なんだろうね。大学の時にもあったんだよ。気になる子を自分のうちに招いて、ごはん食べてって言っちゃう。その頃はまだお料理のレパートリーも少なかったのに。」
「飯食いに来いって言われたのがオレだけじゃないってのは、とても不本意だな。」
「あら・・・ごめんなさい。でもそれは女の子だよ?」
ぷぷ・・と笑いながら謝った。
「マキノには・・・、そういう人間を抱え込みたくなる資質があった?」
「そうかもしんない。」
「じゃあ、誰と結婚してもおかしくなかったわけだ。」
「・・あ。そんなことないよ。だって恋に発展したことなんてないもの。」
「そうか?」
「だって・・・春樹さんは、私がごはん食べてって言う前から・・・。」
そこで言葉が止まった。
春樹はそこを指摘する。
「言う前から?」
「う・・・。」
「言う前から?」
「ぅ・・・。」
「それ、最後まで言ってよ。」
「知らない。」
今度はマキノがそっぽを向いて、それから、笑った。
確かに、春樹さんにも、うちにごはん食べに来てって、言ったけれど。
今はもう、立場が逆になってる。
春樹が伝票を持って立ち上がった。
「やっぱり、オレが運転するわ。」
「えー・・・。わたし、そんなに信用ない?」
「そういうわけじゃないよ。オレがそうしたいだけ。」
「ふうん。」
マキノが助手席に座ると、今度は春樹から「いる?」と、左手をひらひらとさせた。
「うん。いる。」
ベタベタしすぎかな。めったにないから、いいかな。
「宿はどんなところ予約したの?」
「ホテルだよ。」
「ふうん。ペンションじゃないんだ。」
「マキノなら絶対ペンションか民宿って言うだろうとは思ったんだけどさ。たまにはいいかと思って。」
海岸の近くの道を走っているのだが、道の両側に大きなホテルが立ち並んでいた。
S4は目的のホテルに到着し、春樹はエントランスのそばの駐車場に車を停めた。
「大きなホテルだね。」
「マキノがその気になるのを待ってるといつまでも新婚旅行に行けそうにないから、今回ささやかな贅沢をしようと思ったんだよ。」
「あれま、ちとジーンズではまずかったかな?」
「いいんだよ。そういうのは。」
春樹さんは、それほど大きくない旅行バッグを車から降ろして、エントランスへと歩いた。
フロントで受付を済ませると、部屋へと案内された。
「わーすてき・・。」
部屋は上層階。
遠くにまぶしい水平線が広がっていて、眼下に浜辺の公園が見えた。
「いいな~やっぱり。解放感あるな~。」
「うん。」
大きな窓の手前に、応接セットが置いてあって、ベッドは二つ。
右側の一角は和室になっていて障子で仕切れるようになっている。
「畳の上でゴロンもいいね。広いお部屋だ。2人だけなのにもったいないね。」
「もったいなくないさ。」
窓から、ホテルのすぐ足元を覗き込んで、さっきの公園の位置を確認した。
「あそこ、海のそばに行ってみたい。」
「そうだな。夕食まで時間もあるし、行こうか。」
「うん。」
エレベーターに乗ると、レストランの名前がいくつか並び、夕食の案内がかけられてあった。
「夕食、何にする?どのレストランがいい?」と春樹がたずねた。
「春樹さんの好きなものは?何が食べたい?」
「オレは・・なんでもいいんだよな。」
「もぅ・・いつもそれなんだから。」
「マキノが決めればいいんだよ。」
「フレンチと・・ステーキレストラン、中華、和食、バイキングもあるね。あーん悩んじゃう。あ、これがいい。懐石フレンチ。」
「よし、そこで行こう。」
出かける前に、フロントに寄ってレストランの食事の予約をした。
「食事は楽しみだけど・・。ジーンズでもいいのかなぁ。」
「気にしなくていいさ。恰好で対応が替わるようなホテルはダメだって。大丈夫さ。予約の時も親切だったよ。」
「あーでも、私自身がちょっと残念・・。よそ行きの格好でよそ行きの食事したかったな。」
「じゃあ今から買いに行く?」
「いいよ。もったいない。」
「マキノは・・もったいないばっか言ってるな。ちょっと待ってて。」
春樹は回れ右をしてもう一度フロントに戻った。
マキノが春樹を待っているとニコニコして戻ってきた。
「車で5分ぐらいのところにブティックがあるって。見るだけ見に行こう。」
「見るだけだよ。これって言うのが無かったら、買わないからね。」
「その時はジーンズでいいさ。」
「うん・・。」
そう春樹に押されて、結局マキノは、今来ているセーターに合わせて、丈の長いニットのジャンパースカートと、それに合う靴を春樹さんに買ってもらった。
マキノは買ったばかりの服をそのまま着て、二人は夕食の時間まで人気の少ない海辺の公園で過ごした。
セーターは同じなのに、春樹は『ぐっと女らしい』と言った。
遊歩道を手をつないで歩き、石のベンチに腰かけた。
ぴったりと寄り添って、肩を抱いてもらって、夕陽を眺めた。
「ねえねえ。海だね・・。」
「うん・・。」
高速道路が山手に作られているせいか、サービスエリアから海までは距離があるようだった。場所が高いところにある分、レストランからの眺望が広く、遠くまで見えた。
春樹さんは、海の方を見ながら木製のイスに座った。そしてテーブルに片腕をのせて、インディゴブルーのジーンズの足を組んだ。淡いブルーのダンガリーのシャツの袖を二つほど折って、下に黒のTシャツの袖が覗いている。
やっぱり長時間の運転でつかれたのか、背もたれにぐったりと体重をかけている。
「いつも運転お疲れさんだね。春樹さん。」
「一日分の最長運転記録は、・・遊の実家だなぁ。」
「あれは、遠かったよねぇ・・。春樹さん気の毒だった。」
「何言ってるんだよ。寝ちゃった張本人のくせに。」
「だって。私はちゃんと遊に頼んどいたもの。」
「・・・マキノあのさ。」
「なあに?」
「・・・・寂しくない?」
「遊のこと?」
「うん。」
「・・んーとね、超絶ものすごく、さみしいよ。」
マキノは笑って応えた。
「なあに?心配してくれてるの?」
「いや・・・。」
ココアが来たので、マキノは一旦話を変えた。
「たまに甘いのもおいしいね。」
「そうだね。」
「コーヒーはいつもブラックなのにね。」
「ミルクと合うのかな。カフェオレ飲む時も、ちょっとだけ砂糖入れたくなるね。」
「私、カフェオレは、遊の淹れたのが好きだった。」
「淹れ方はマキノが教えたんだろ?」
「そうだよ。・・でもあれはね、遊が上手なのは、やっぱりカフェオレが好きだからだろうな。」
「ふうん・・。」
またすぐ遊の話に戻ってきちゃった。
「んーとね。・・・。あのね。」
「なに?」
「遊はね、また戻ってくるよ。って言ったの。」
「・・そう。」
「でも、それについては私、あんまり信用はしてないんだ。だって、いろいろ勉強したら、それを活かした仕事をやるべきだと思うもの。うちの店に帰ってくるなんて、あまりにも世界が狭いでしょ?」
「本人がやりたいことを見つけるのが、一番だと思うね。」
「遊にとっては、こっちの方が・・居場所になっちゃってたのかな・・。それで、帰ってくるって言うのかな。」
「そうなんじゃないか?マキノが保護者になって面倒見てたんだから。」
「私なんか、なんにもしてないよ。安月給でこき使っただけだもの。」
「大事にしてたじゃないか。オレがむっとするぐらい。」
「そっかな・・・。ぷぷっ。そうなの?むっとしてたの?」
春樹が片方の眉を上げた。
「いいや。全然。」
そしてわざとらしくそっぽを向いて、それから笑った。
「遊だけじゃないんだよ。今までも、何回かあったんだ。・・たまに、すごく気になる子がいて、必要以上に同調しちゃって・・。」
「リョウちゃんのことだろ?」
「うん。・・・リョウもそう。リョウは、迷子になった時、保護したのよね・・。普通はそれで終わりだと思うんだけど、何故かすごく気になったんだ。・・・気になるというか、世話を焼きたくなるというのか。私なんて、何もできないくせに・・・とにかく一緒にいてあげたくなる。それをお節介と言うのかもしれないけどね。」
「リョウちゃんには、赤の他人って言われながら、仲良くしてたな。」
「うん。今どうしてるのかなぁ・・。なんだろうね。大学の時にもあったんだよ。気になる子を自分のうちに招いて、ごはん食べてって言っちゃう。その頃はまだお料理のレパートリーも少なかったのに。」
「飯食いに来いって言われたのがオレだけじゃないってのは、とても不本意だな。」
「あら・・・ごめんなさい。でもそれは女の子だよ?」
ぷぷ・・と笑いながら謝った。
「マキノには・・・、そういう人間を抱え込みたくなる資質があった?」
「そうかもしんない。」
「じゃあ、誰と結婚してもおかしくなかったわけだ。」
「・・あ。そんなことないよ。だって恋に発展したことなんてないもの。」
「そうか?」
「だって・・・春樹さんは、私がごはん食べてって言う前から・・・。」
そこで言葉が止まった。
春樹はそこを指摘する。
「言う前から?」
「う・・・。」
「言う前から?」
「ぅ・・・。」
「それ、最後まで言ってよ。」
「知らない。」
今度はマキノがそっぽを向いて、それから、笑った。
確かに、春樹さんにも、うちにごはん食べに来てって、言ったけれど。
今はもう、立場が逆になってる。
春樹が伝票を持って立ち上がった。
「やっぱり、オレが運転するわ。」
「えー・・・。わたし、そんなに信用ない?」
「そういうわけじゃないよ。オレがそうしたいだけ。」
「ふうん。」
マキノが助手席に座ると、今度は春樹から「いる?」と、左手をひらひらとさせた。
「うん。いる。」
ベタベタしすぎかな。めったにないから、いいかな。
「宿はどんなところ予約したの?」
「ホテルだよ。」
「ふうん。ペンションじゃないんだ。」
「マキノなら絶対ペンションか民宿って言うだろうとは思ったんだけどさ。たまにはいいかと思って。」
海岸の近くの道を走っているのだが、道の両側に大きなホテルが立ち並んでいた。
S4は目的のホテルに到着し、春樹はエントランスのそばの駐車場に車を停めた。
「大きなホテルだね。」
「マキノがその気になるのを待ってるといつまでも新婚旅行に行けそうにないから、今回ささやかな贅沢をしようと思ったんだよ。」
「あれま、ちとジーンズではまずかったかな?」
「いいんだよ。そういうのは。」
春樹さんは、それほど大きくない旅行バッグを車から降ろして、エントランスへと歩いた。
フロントで受付を済ませると、部屋へと案内された。
「わーすてき・・。」
部屋は上層階。
遠くにまぶしい水平線が広がっていて、眼下に浜辺の公園が見えた。
「いいな~やっぱり。解放感あるな~。」
「うん。」
大きな窓の手前に、応接セットが置いてあって、ベッドは二つ。
右側の一角は和室になっていて障子で仕切れるようになっている。
「畳の上でゴロンもいいね。広いお部屋だ。2人だけなのにもったいないね。」
「もったいなくないさ。」
窓から、ホテルのすぐ足元を覗き込んで、さっきの公園の位置を確認した。
「あそこ、海のそばに行ってみたい。」
「そうだな。夕食まで時間もあるし、行こうか。」
「うん。」
エレベーターに乗ると、レストランの名前がいくつか並び、夕食の案内がかけられてあった。
「夕食、何にする?どのレストランがいい?」と春樹がたずねた。
「春樹さんの好きなものは?何が食べたい?」
「オレは・・なんでもいいんだよな。」
「もぅ・・いつもそれなんだから。」
「マキノが決めればいいんだよ。」
「フレンチと・・ステーキレストラン、中華、和食、バイキングもあるね。あーん悩んじゃう。あ、これがいい。懐石フレンチ。」
「よし、そこで行こう。」
出かける前に、フロントに寄ってレストランの食事の予約をした。
「食事は楽しみだけど・・。ジーンズでもいいのかなぁ。」
「気にしなくていいさ。恰好で対応が替わるようなホテルはダメだって。大丈夫さ。予約の時も親切だったよ。」
「あーでも、私自身がちょっと残念・・。よそ行きの格好でよそ行きの食事したかったな。」
「じゃあ今から買いに行く?」
「いいよ。もったいない。」
「マキノは・・もったいないばっか言ってるな。ちょっと待ってて。」
春樹は回れ右をしてもう一度フロントに戻った。
マキノが春樹を待っているとニコニコして戻ってきた。
「車で5分ぐらいのところにブティックがあるって。見るだけ見に行こう。」
「見るだけだよ。これって言うのが無かったら、買わないからね。」
「その時はジーンズでいいさ。」
「うん・・。」
そう春樹に押されて、結局マキノは、今来ているセーターに合わせて、丈の長いニットのジャンパースカートと、それに合う靴を春樹さんに買ってもらった。
マキノは買ったばかりの服をそのまま着て、二人は夕食の時間まで人気の少ない海辺の公園で過ごした。
セーターは同じなのに、春樹は『ぐっと女らしい』と言った。
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