66 / 150
仮面を被った私達
第12話
しおりを挟む
「え、そうなんですか?」
「そうなんです。勿論折角の大手企業の雑誌。夢に近づくチャンスだったので引き受けていたんです」
なんという事でしょう。まさかこの仕事の前に依頼を受けていたなんて。なのに何故このモデルを引き受けたのか。
その経緯をどうしても聞きたくなったので私は聞いてみた。するとこれまた奇跡で
「その半日後くらいだったですかね?普段マネージャーはネットサーフィンが趣味で、その中でいい仕事があったら僕に提案してくれるんです、んでその時も偶々”面白い仕事が紹介されてるよ”って見せられて、それがこれだったんですけど、その時は既に雑誌仕事を引き受けた後でしたから、軽い気持ちで見てたんですけど、なんか心にビビッと来たというか、結婚式って人生の憧れでもあるし、そのモデルって中々貴重だし、年齢的に今しかない感じがしたので”これにする”って決めて」
「え?じゃー大手雑誌の方は?」
私がそう聞くと
「撮影日が丁度今日だったので、丁重にお断りしました(笑)」
そう笑顔で言った。
「「えーーー‼」」
私と一緒に新高さんがシャッターを押しながらそう答えた。
「驚いたでしょ?実はここに来るまで色々とあってたんです(笑)。正直現場に来るまでちょっと後悔していたんですけど、おかげで上原さんと出会えたので、この選択は間違ってなかったって今は思ってますし、ていうか正解でしたこれが」
「運命じゃんやっぱり!」
新高さんはそう言った。
「はい。だから案外”運命”っていうのはあながち間違ってないんですよ」
そう私の目を見て言った。私はこの時の運命という言葉に対して、ゲーム大会の帰りに西君に送ったSNSの言葉『そうですね、この次会ったらもう運命かも知れませんね(笑)』を思い出していた。
「そうなんです。勿論折角の大手企業の雑誌。夢に近づくチャンスだったので引き受けていたんです」
なんという事でしょう。まさかこの仕事の前に依頼を受けていたなんて。なのに何故このモデルを引き受けたのか。
その経緯をどうしても聞きたくなったので私は聞いてみた。するとこれまた奇跡で
「その半日後くらいだったですかね?普段マネージャーはネットサーフィンが趣味で、その中でいい仕事があったら僕に提案してくれるんです、んでその時も偶々”面白い仕事が紹介されてるよ”って見せられて、それがこれだったんですけど、その時は既に雑誌仕事を引き受けた後でしたから、軽い気持ちで見てたんですけど、なんか心にビビッと来たというか、結婚式って人生の憧れでもあるし、そのモデルって中々貴重だし、年齢的に今しかない感じがしたので”これにする”って決めて」
「え?じゃー大手雑誌の方は?」
私がそう聞くと
「撮影日が丁度今日だったので、丁重にお断りしました(笑)」
そう笑顔で言った。
「「えーーー‼」」
私と一緒に新高さんがシャッターを押しながらそう答えた。
「驚いたでしょ?実はここに来るまで色々とあってたんです(笑)。正直現場に来るまでちょっと後悔していたんですけど、おかげで上原さんと出会えたので、この選択は間違ってなかったって今は思ってますし、ていうか正解でしたこれが」
「運命じゃんやっぱり!」
新高さんはそう言った。
「はい。だから案外”運命”っていうのはあながち間違ってないんですよ」
そう私の目を見て言った。私はこの時の運命という言葉に対して、ゲーム大会の帰りに西君に送ったSNSの言葉『そうですね、この次会ったらもう運命かも知れませんね(笑)』を思い出していた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
7
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる