83 / 230
起[転]承乱結Λ
39話 背中。
しおりを挟む
「――て来ます」
そう告げるロベニカの背後には、小型艦艇に乗艦するタラップがある。
既にタラップに足を掛けていたテルミナが、早くしろよ、といった表情で振り返った。
旗艦の格納庫は、移乗して来た白兵部隊、そして出艦作業スタッフの声で騒がしい。
ロベニカの声が良く聞こえなかったので、トールは半歩近付いた。
「なんですか?」
「あ、あの、い、行って来ます」
唐突にトールが距離を詰めて来たせいか、ロベニカの口調が滑る。
そもそも、大した話では無かったのだ。
重要な打ち合わせは全て終わっている。
「はい、行ってらっしゃい」
だが、トールは律儀に答えた。
ロベニカ、テルミナ――またロスチスラフ等《ら》も、パトリック艦隊の艦艇に移乗するのである。
叛乱軍を討ち掃ったため、フェリクスポータルから太陽系に戻れるのだ。
ロスチスラフは、さらに火星ポータルを抜け、自領であるオソロセアへ向かう。
出撃体勢を整えたオソロセア艦隊を引き連れてくる手筈であった。
カドガン領邦軍に抗するには、オソロセアの力が必要である。
だが、ベネディクトゥス星系へ艦隊を出すには、ベルニク領を通過するほかない。
ロベニカは領邦へ戻り、特例措置を取る段取りをつけるのだ。
また、他領邦の艦隊を通すにあたり、領民の不安も解消すべきだろう。
パトリック艦隊とトール艦隊の一部は、木星ポータル前にて築城し、オソロセア艦隊の合流を待つ。
「トール様もお気をつけて――本当に――本当に――」
「心配しなくて大丈夫ですよ」
などと、呑気に言うが、トールと多数の白兵部隊を乗せた旗艦である重弩級艦は、このままフェリクス宇宙港への揚陸を強行する。
カドガン領邦軍の目論見が何であれ、ウルリヒ捕縛を邪魔させる訳にはいかなかった。
「カドガン領邦より早くロスチスラフ侯が来てくれれば良いだけです。それが無理でも、ゲートを閉じれば時間を稼げますから」
トールは、管制センターが、万年続く太古の灯台になった事実を知らなかった。
「そうですけど――あの――」
「おら、行くぞッ!待たせてんだろうが」
焦れたテルミナが、ロベニカの腕を引いた。
ロベニカは、彼の主人が選んだ道を知っており、その危険性も把握しているのだ。
部下に任せて欲しい――という言葉を、彼女は飲み込んでいる。
それゆえに、ロベニカは人材登用強化の決意を新たにした。
今は役割を確実に果たすことね――と考え、彼女はタラップを登っていく。
――閣下!
二人の背中を笑顔で見送ったトールに、ケヴィン准将からEPR通信が入った。
――フェリクス宇宙港、敵増援部隊が確認されました。
話の途中で、弾かれたように、トールが駆ける。
――それと――燃えています――管制センターが。
困ったな、とは思ったが、それより優先すべきものが彼にはあった。
「ケヴィン准将。小型艦艇の発艦と同時、強制揚陸を開始して下さい」
ゲートが空いているならば、壁面砲の放つ荷電粒子砲に耐え揚陸は出来る。
みゆうと乗員にとって、些か荒々しい船旅とはなるだろうが――。
「後、白兵部隊の降下準備をお願いします」
――承知しました。では、手近な耐衝撃シートのご案内を――ええと――。
強制揚陸では慣性制御が乱れるため、耐衝撃シートへの着席が必要だった。
格納庫からブリッジでは、遠すぎると考えたのだろう。
「不要です」
――は、はい?
「ボクも、行きますから」
――え、そのう、何処へ?
「下です」
◇
「ほう、メイドも残るか」
テルミナの忘れ物を届け、通路を戻るマリに声を掛けたのは、実に意外な人物であった。
「――陛下」
シモンを引き連れた女帝ウルドである。
本来ならば出会わず、恐らくは出会ってはいけない二人だろう。
これが、宮中であったなら、ウルドが頸を刎ねるか、マリの肉切り包丁による政変となったかもしれない。
だが、幸いにして、トール・ベルニクの旗艦である。
「ええ、役目がある」
マリが頷き応える。
ウルリヒ・ベルツを殺す――というだけでなく、トールが気にしたのは、ベルツを伴わねば入れぬ場所という件であった。
ウルリヒが、そこに逃亡した場合を想定し、民間人を連れ立つという苦渋の決断に至っている。
とはいえ、マリとしては本望であっただろう。
「余とて、役目があるのでな」
張り合っているのか否か不明であるが、女帝ウルドは一介のメイドにそう告げた。
実際には、トールからは移乗を薦められている。
ロスチスラフと共に、大艦隊を率いて来てくれ――と。
――断る。余は残る。
――え、何でですか?
言下に拒否された事に驚いたトールを見て、少しばかりウルドの溜飲が下がる。
こちらが驚かされてばかりでは不公平であろう、と考えていた。
――理由など無い。が、敢えて申すなら、余がそう思うたからである。
危ないんですけどねぇ、と言いながら頭を掻く男に、ウルドは言葉を重ねた。
――守れ。臣下の務めであろう。
そう言われたトールの表情は、なぜかウルドの脳裏に残った。
「で、お前の役目とやらは――」
「静かに」
ウルドの話を遮り、マリは口元に人差し指を当てた。
ベルニクには不敬不遜な輩が多い、と傍に居たシモンは心中で慄く。
とはいえ、戦時におけるマリの行動は、あながち間違いという訳でもなかった。
艦内アラートが鳴動したのである。
――緊急。百二十秒後、強制揚陸開始。耐衝撃シートに着席せよ。繰り返す――。
通路壁面に備えられた耐衝撃シートが、機械音を放ち一斉に倒れた。
マリは傍にあるシートに腰かけ、手早く八点式シートベルト装着する。
手順自体は、乗艦後に乗組員から説明を受けていたのだ。
「早く」
未だ通路に立つ二人に、マリが声を掛けた。
「手順は教える」
その物言いに、ウルドは瞳を閉じ、三度《みたび》ほど静かな呼吸を繰り返した。
シモンは、その背中を怯えた眼差しで見詰める。
数舜後、彼女は黙って腰かけて告げた。
「頼む」
◇
ジャンヌ・バルバストルは絶体絶命の危地にある。
下衆熊は斬り捨てたが、その刹那の背中は、あまりに無防備であった。
迫る槌頭《づちあたま》と穂先に装甲が耐えたとしても、立ってはいられない。
数的不利にある乱戦で、地に臥せば終わりである。
だが、今――彼女は臥せた。地に臥せてしまった。
数多の槌頭で打たれ、数多の穂先で突かれ、ジャンヌは地に倒れている。
「隊長」
「猛れッ」
「駆けろ!」
ホワイトローズの部隊は、皆――駆け、跳ね、剣を振るい、殴打し、彼らの戦乙女を救うため血路を進む。
だが、乙女に至る道は遠く、往路には路傍の大石がある。
「うわああああッ!!」
「いけええええ」
路傍の大石――ジャンヌを囲む敵兵が雄叫び、装甲を砕こうと再び得物を振り上げた。
その時――、
天より下った一本の矢があった。
自由落下にほぼ等しい落下エネルギーの衝撃で、モルゲンステルンを振り上げた督戦隊の脳天を装甲ごと貫き、その身を文字通り真っ二つに斬り裂いた。
破裂音と共に、血と臓腑が辺りに飛散する。
「うわぁ」
光景の凄惨さと比するなら、不謹慎なほどに呑気な声音であった。
パワードスーツに、朱色の縦縞が出来ている。
――エアボーンシステムって、難しいなぁ……。
とてつもない速度で降下してしまった、トール・ベルニクである。
あわや自身が激突死するところであったが、パワードスーツの耐衝撃性能の限界値を確かめられた、と前向きに考える事にした。
――クッションのお陰かもしれないけど。
砕けた頭骨を踏んでいる事に気付き、そろりと脇によける。
「え、援軍だッ!!」
トールに続く矢が、続々と飛来する。
こちらは、適性な速度で降下してきたのであろう。
斬り裂く事はなかったが、ジャンヌの周囲にあった兵達を、上空から次々に打ち据えていく。
その数――二百余名。
叛乱軍艦隊との戦闘で、敵艦揚陸に備えていた部隊である。
数的不利は大いに改善された。
なおかつ、督戦隊を率いる男は既に絶命している。
「少佐ッ」
ジャンヌの傍で蠢いていた敵兵は、上空からの襲撃に怯え引いたところを、背後のホワイトローズ部隊に襲われていた。
戦闘の形勢は、完全にベルニクに傾いている。
「ご苦労様でした」
その声に――、
「――閣下」
ジャンヌは立ち上がり、再びツヴァイヘンダーを強く握る。
頭部装甲と背面装甲の一部が破損している。
脚部の対数フィードバック機能も低下していた。
再び槌頭で打たれれば、己の脳漿も散っていただろう、とジャンヌには分かる。
だが、生きていた――。
立ち上がったジャンヌを確認したトールは、すでに敵中で聖剣を振るっている。
その背中を見て、ようやく彼女は理解した。
己が、飢え、焦がれ、欲したものが何であったのかを――。
ゆえに、ジャンヌ・バルバストルは淑女と思えぬ咆哮を放った。
血と肉に彩られた、歓喜の剣舞が始まる。
そう告げるロベニカの背後には、小型艦艇に乗艦するタラップがある。
既にタラップに足を掛けていたテルミナが、早くしろよ、といった表情で振り返った。
旗艦の格納庫は、移乗して来た白兵部隊、そして出艦作業スタッフの声で騒がしい。
ロベニカの声が良く聞こえなかったので、トールは半歩近付いた。
「なんですか?」
「あ、あの、い、行って来ます」
唐突にトールが距離を詰めて来たせいか、ロベニカの口調が滑る。
そもそも、大した話では無かったのだ。
重要な打ち合わせは全て終わっている。
「はい、行ってらっしゃい」
だが、トールは律儀に答えた。
ロベニカ、テルミナ――またロスチスラフ等《ら》も、パトリック艦隊の艦艇に移乗するのである。
叛乱軍を討ち掃ったため、フェリクスポータルから太陽系に戻れるのだ。
ロスチスラフは、さらに火星ポータルを抜け、自領であるオソロセアへ向かう。
出撃体勢を整えたオソロセア艦隊を引き連れてくる手筈であった。
カドガン領邦軍に抗するには、オソロセアの力が必要である。
だが、ベネディクトゥス星系へ艦隊を出すには、ベルニク領を通過するほかない。
ロベニカは領邦へ戻り、特例措置を取る段取りをつけるのだ。
また、他領邦の艦隊を通すにあたり、領民の不安も解消すべきだろう。
パトリック艦隊とトール艦隊の一部は、木星ポータル前にて築城し、オソロセア艦隊の合流を待つ。
「トール様もお気をつけて――本当に――本当に――」
「心配しなくて大丈夫ですよ」
などと、呑気に言うが、トールと多数の白兵部隊を乗せた旗艦である重弩級艦は、このままフェリクス宇宙港への揚陸を強行する。
カドガン領邦軍の目論見が何であれ、ウルリヒ捕縛を邪魔させる訳にはいかなかった。
「カドガン領邦より早くロスチスラフ侯が来てくれれば良いだけです。それが無理でも、ゲートを閉じれば時間を稼げますから」
トールは、管制センターが、万年続く太古の灯台になった事実を知らなかった。
「そうですけど――あの――」
「おら、行くぞッ!待たせてんだろうが」
焦れたテルミナが、ロベニカの腕を引いた。
ロベニカは、彼の主人が選んだ道を知っており、その危険性も把握しているのだ。
部下に任せて欲しい――という言葉を、彼女は飲み込んでいる。
それゆえに、ロベニカは人材登用強化の決意を新たにした。
今は役割を確実に果たすことね――と考え、彼女はタラップを登っていく。
――閣下!
二人の背中を笑顔で見送ったトールに、ケヴィン准将からEPR通信が入った。
――フェリクス宇宙港、敵増援部隊が確認されました。
話の途中で、弾かれたように、トールが駆ける。
――それと――燃えています――管制センターが。
困ったな、とは思ったが、それより優先すべきものが彼にはあった。
「ケヴィン准将。小型艦艇の発艦と同時、強制揚陸を開始して下さい」
ゲートが空いているならば、壁面砲の放つ荷電粒子砲に耐え揚陸は出来る。
みゆうと乗員にとって、些か荒々しい船旅とはなるだろうが――。
「後、白兵部隊の降下準備をお願いします」
――承知しました。では、手近な耐衝撃シートのご案内を――ええと――。
強制揚陸では慣性制御が乱れるため、耐衝撃シートへの着席が必要だった。
格納庫からブリッジでは、遠すぎると考えたのだろう。
「不要です」
――は、はい?
「ボクも、行きますから」
――え、そのう、何処へ?
「下です」
◇
「ほう、メイドも残るか」
テルミナの忘れ物を届け、通路を戻るマリに声を掛けたのは、実に意外な人物であった。
「――陛下」
シモンを引き連れた女帝ウルドである。
本来ならば出会わず、恐らくは出会ってはいけない二人だろう。
これが、宮中であったなら、ウルドが頸を刎ねるか、マリの肉切り包丁による政変となったかもしれない。
だが、幸いにして、トール・ベルニクの旗艦である。
「ええ、役目がある」
マリが頷き応える。
ウルリヒ・ベルツを殺す――というだけでなく、トールが気にしたのは、ベルツを伴わねば入れぬ場所という件であった。
ウルリヒが、そこに逃亡した場合を想定し、民間人を連れ立つという苦渋の決断に至っている。
とはいえ、マリとしては本望であっただろう。
「余とて、役目があるのでな」
張り合っているのか否か不明であるが、女帝ウルドは一介のメイドにそう告げた。
実際には、トールからは移乗を薦められている。
ロスチスラフと共に、大艦隊を率いて来てくれ――と。
――断る。余は残る。
――え、何でですか?
言下に拒否された事に驚いたトールを見て、少しばかりウルドの溜飲が下がる。
こちらが驚かされてばかりでは不公平であろう、と考えていた。
――理由など無い。が、敢えて申すなら、余がそう思うたからである。
危ないんですけどねぇ、と言いながら頭を掻く男に、ウルドは言葉を重ねた。
――守れ。臣下の務めであろう。
そう言われたトールの表情は、なぜかウルドの脳裏に残った。
「で、お前の役目とやらは――」
「静かに」
ウルドの話を遮り、マリは口元に人差し指を当てた。
ベルニクには不敬不遜な輩が多い、と傍に居たシモンは心中で慄く。
とはいえ、戦時におけるマリの行動は、あながち間違いという訳でもなかった。
艦内アラートが鳴動したのである。
――緊急。百二十秒後、強制揚陸開始。耐衝撃シートに着席せよ。繰り返す――。
通路壁面に備えられた耐衝撃シートが、機械音を放ち一斉に倒れた。
マリは傍にあるシートに腰かけ、手早く八点式シートベルト装着する。
手順自体は、乗艦後に乗組員から説明を受けていたのだ。
「早く」
未だ通路に立つ二人に、マリが声を掛けた。
「手順は教える」
その物言いに、ウルドは瞳を閉じ、三度《みたび》ほど静かな呼吸を繰り返した。
シモンは、その背中を怯えた眼差しで見詰める。
数舜後、彼女は黙って腰かけて告げた。
「頼む」
◇
ジャンヌ・バルバストルは絶体絶命の危地にある。
下衆熊は斬り捨てたが、その刹那の背中は、あまりに無防備であった。
迫る槌頭《づちあたま》と穂先に装甲が耐えたとしても、立ってはいられない。
数的不利にある乱戦で、地に臥せば終わりである。
だが、今――彼女は臥せた。地に臥せてしまった。
数多の槌頭で打たれ、数多の穂先で突かれ、ジャンヌは地に倒れている。
「隊長」
「猛れッ」
「駆けろ!」
ホワイトローズの部隊は、皆――駆け、跳ね、剣を振るい、殴打し、彼らの戦乙女を救うため血路を進む。
だが、乙女に至る道は遠く、往路には路傍の大石がある。
「うわああああッ!!」
「いけええええ」
路傍の大石――ジャンヌを囲む敵兵が雄叫び、装甲を砕こうと再び得物を振り上げた。
その時――、
天より下った一本の矢があった。
自由落下にほぼ等しい落下エネルギーの衝撃で、モルゲンステルンを振り上げた督戦隊の脳天を装甲ごと貫き、その身を文字通り真っ二つに斬り裂いた。
破裂音と共に、血と臓腑が辺りに飛散する。
「うわぁ」
光景の凄惨さと比するなら、不謹慎なほどに呑気な声音であった。
パワードスーツに、朱色の縦縞が出来ている。
――エアボーンシステムって、難しいなぁ……。
とてつもない速度で降下してしまった、トール・ベルニクである。
あわや自身が激突死するところであったが、パワードスーツの耐衝撃性能の限界値を確かめられた、と前向きに考える事にした。
――クッションのお陰かもしれないけど。
砕けた頭骨を踏んでいる事に気付き、そろりと脇によける。
「え、援軍だッ!!」
トールに続く矢が、続々と飛来する。
こちらは、適性な速度で降下してきたのであろう。
斬り裂く事はなかったが、ジャンヌの周囲にあった兵達を、上空から次々に打ち据えていく。
その数――二百余名。
叛乱軍艦隊との戦闘で、敵艦揚陸に備えていた部隊である。
数的不利は大いに改善された。
なおかつ、督戦隊を率いる男は既に絶命している。
「少佐ッ」
ジャンヌの傍で蠢いていた敵兵は、上空からの襲撃に怯え引いたところを、背後のホワイトローズ部隊に襲われていた。
戦闘の形勢は、完全にベルニクに傾いている。
「ご苦労様でした」
その声に――、
「――閣下」
ジャンヌは立ち上がり、再びツヴァイヘンダーを強く握る。
頭部装甲と背面装甲の一部が破損している。
脚部の対数フィードバック機能も低下していた。
再び槌頭で打たれれば、己の脳漿も散っていただろう、とジャンヌには分かる。
だが、生きていた――。
立ち上がったジャンヌを確認したトールは、すでに敵中で聖剣を振るっている。
その背中を見て、ようやく彼女は理解した。
己が、飢え、焦がれ、欲したものが何であったのかを――。
ゆえに、ジャンヌ・バルバストルは淑女と思えぬ咆哮を放った。
血と肉に彩られた、歓喜の剣舞が始まる。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
大東亜戦争を有利に
ゆみすけ
歴史・時代
日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる